コラム

コラム「初音ミク」 byみなと

2016/12/14

初音ミクを全く知らない人でも、紅白歌合戦で和楽器バンドや、小林幸子さんが歌った『千本桜』は知っているのではないだろうか?
『千本桜』は初音ミクの曲である。
が、決してこれが最高傑作だとは思わないでほしい。

今回のコラムは、「初音ミク」および「ボーカロイド」について。
彼女は一体、どういった存在なのか。
我々夫婦が、なぜ彼女に惹かれたのか。
俺なりに紹介しようと思う。

ファンにとっては常識の情報ばかりだと思う。
初音ミクに興味がない人にこそ、読んでほしい。

また、今回のコラムには、YouTubeの動画を要所に貼ってみた。
参考になればよいのだが。
なお、動画・画像は全て、各公式動画・画像を引用。

 

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彼女のことは、妻が教えてくれた

「初音ミク」の姿と名前は知っていた。
アニメキャラか、ラノベキャラかなんかだと思っていた。
「知った」のは、妻がきっかけ。

テレビの情報番組で「初音ミク」が紹介されたのだ。もう8年も前の話。
そこで興味を持った妻が、俺に教えてくれた。
それはそれは丁寧な、オススメ曲等を添えながらのプレゼン。
俺も一気に興味がわいた。

 

彼女は何者なのか

初音ミクは、北海道の札幌市の企業「クリプトン・フューチャー・メディア」から発売されているボーカル音源ソフトである。
ヤマハの開発した音声合成システム「VOCALOID(ボーカロイド)」を使用した、パソコン上で作曲する「デスクトップミュージック」用の音源であり、作成した音に、サンプリングした人の声を割り当てることで、歌詞を歌ってくれる。

クリプトン社は、音声ソフトに「キャラクター」を設定することで、声のリアリティが増すと考え、バーチャルアイドルを考案。
初音ミクは、そのコンセプトに沿い、「キャラクター・ボーカル・シリーズ(CVシリーズ)」の第1弾として2007年8月31日に発売された。
声をあてているのは、声優の藤田咲さん。

つまり、歌手であり、楽器であり、キャラクターなのだ。
「電子の歌姫」と呼ばれることもあるが、言い得て妙だな。

クリプトン社から出ている他のボーカロイドは、以下の通り。( [ ]内は音声提供者)
MEIKO [拝郷メイコ(シンガーソングライター)]
KAITO [風雅なおと(スタジオミュージシャン)]
鏡音リン・レン [下田麻美(声優)]
巡音ルカ [浅川悠(声優)]

クリプトン社以外の人気ボーカロイドは、
神威がくぽ(インターネット社)[GACKT(シンガーソングライター)]
GUMI(インターネット社)[中島愛(声優・歌手)]
Lily(インターネット社)[yuri(歌手)]
IA(1st PLACE社)[Lia(歌手)]
等、まだまだ沢山。

また、女優の柴咲コウさん、演歌歌手の小林幸子さん、ガチャピンが音声を提供しているボーカロイドまで存在する。

 

このように様々なボーカロイドが出ているが、ボーカロイド関連曲や動画も、圧倒的に初音ミクの曲が多い。
一番人気ってのは勿論あるが、他のボーカロイドよりも声の調子(減衰の仕方等)が素直で、非常に歌わせやすい。
という理由もあるようだ。

 

彼女の仕事は幅広い

上で述べたように、初音ミクを含む「ボーカロイド」の本来の機能は、歌うこと。
しかし、そのキャッチーな容姿と、音楽とを絡め、様々な展開をしている。

 

代表的なのは「ニコニコ動画」

ボーカロイドを使用した曲は毎日のようにアップされ、初音ミクがヒットする大きな要因となった。
素人でも投稿でき、そこからメジャーデビューをした作曲者もいる。
映像技術を駆使した動画や、ミクを使ったダンス、「歌ってみた」や「踊ってみた」等、ボーカロイドをきっかけに広がった映像作品も多い。
ただ、本当に膨大な量の動画があり、中にはクダらないものも。
正直、見る価値があるものは1割程度だ。

 

ゲームへの進出

当ブログにとっては、この話がメインであろう。
初音ミクが発売された年から、ゲームに初音ミクの曲が使われることはあった。
最初にキャラクターとしての初音ミクが登場したのは、2008年発売のニンテンドーDSソフト『13歳のハローワークDS』。
まぁ、これは未プレイだから触れないが。

その後、セガと協力し、一大シリーズが展開。
ボーカロイドの楽曲を使用した、リズムゲームで、PS系とアーケードは、『初音ミク -Project DIVA-』シリーズ。
3DSでは、『初音ミク Project mirai 』シリーズが登場。
これらのゲームがきっかけで知った曲も多数ある。(公式サイトはhttp://miku.sega.jp/

ゲーマーにとっても、無視できない存在であろう。

他のボーカロイドのゲーム化も。
GUMIは、PSP『Megpoid the Music♯』。(公式サイトはhttp://www.asgard-japan.com/paraphray/meg/
IAは、PS VITA『IA/VT -COLORFUL-』。(公式サイトはhttp://ia-vt.marv.jp/
と、それぞれ主演ゲームを持つ。
両方プレイしたことはないが、どうなんだろ。

なお、初音ミクのゲームレビューはこのカテゴリーからどうぞ。『ボーカロイド

 

現実のライブ

電子の歌姫・初音ミクは、現実のライブも行っている。
どういうことかと言うと、舞台に設置したスクリーンに、キャラクターCGを投影するのだ。
これはかなり良く出来ており、透過スクリーンに立体的なCGで、実際にそこに居るような感覚を覚える。
バンドの演奏は生であり、キャラクターの歌・ダンスは収録。
これをライブで違和感なく合わせており、非常に完成度は高い。
一度、ライブイベント「ミクパ」を観に行ったことがあるが、とても盛り上がった。

 

その他の展開

上で述べた以外にも、様々なジャンルで活躍している。

初音ミクの出身地である、札幌市の「さっぽろ雪まつり」では、毎年「雪ミク」というキャラクターを出しており、市電やお土産などで人気。
札幌市の隣、千歳市にある新千歳空港内には初音ミク専門のショップがある。

故富田勲氏の交響曲イーハトーヴ交響曲では、初音ミクをソリストとして起用。
これの凄いところは、オーケストラの演奏はもちろん、初音ミクの歌声、ダンスも全て、収録ではなくリアルタイムで演奏している点。

 

「Google Chrome」のCMで、初音ミクと、「Tell Your World」(作/livetune)を起用。
これは、ファンなら泣ける。

初音ミクや、ボーカロイドの楽曲がきっかけで作成された、アニメ、小説、フィギュア、絵本などもある。

 

彼女は嫌われもの

ボーカロイドを受け入れられない人も、たくさん居るかと思う。
「嫌い」という人も、少なからず居るだろう。
機械の音声が嫌い。
高音が耳につく。
聞き取れない。
生身のアーティストの仕事を食う。
アニメ絵が恥ずかしい。
そもそもオタクっぽくて気持ち悪い。
等、理由は様々だ。

そもそも、ファンである俺ですら、上記のいずれかの理由で気に入らない楽曲も多数ある。人気曲でも。

無理に「好きになれ」とは言わないが、ろくに知りもしないコンテンツを蔑むべきではない。

 

彼女がもたらす可能性と未来

初音ミクが、デスクトップミュージックに革命を起こしたといっても過言ではない。

素人でも、作曲能力と調声技術があれば、歌手に恵まれなくてもメジャーデビューができる。
ボーカロイドの存在は、今まで埋もれてきた才能を掘り出すことが出来た。
当然CDも多数発売されており、CDショップに行けばボーカロイド系で棚が一つ以上埋まっている。

曲だけではなく、絵に関してもそう。
クリプトン社は、非営利であればキャラクターの使用にとても寛容であり、様々な二次創作が作られた。

ダンスも。
3DCGキャラクターを踊らせるソフト『MikuMikuDance(ミクミクダンス)』というものがあり、これを使用した動画も数多くある。

ニコニコ動画とともに、今は下火になったと言われてはいるが、初音ミクたちボーカロイドは、まだまだ未来に影響を及ぼしそうだ。

 

まとめ

と、ここまで書いてきたが、興味は湧いただろうか?
ちなみに、ひたすら初音ミクについて述べたが、俺が好きなのは巡音ルカ。

©SEGA / © Crypton Future Media, INC.

©SEGA / © Crypton Future Media, INC.

余談だが、我が家のゲームハード購入動機について。
PSPを買った要因は『ペルソナ3ポータブル』と『初音ミク -Project DIVA- 2nd』。
PS VITAを買った要因は『ペルソナ4ザ・ゴールデン』と『初音ミク -Project DIVA- f 』。
PS4を買った要因は『ペルソナ5』と『初音ミク Project DIVA Future Tone』。
どんだけペルソナと初音ミクに振り回されてるんだか。

 

妻からもちょっと言わせてもらいます

休日に、偶然見た、地方限定のテレビ番組の中で、特集されていた「初音ミク」。
「他に見るものがないし」と思い、ダラダラと見ていた。
そして、誤解をしていた「初音ミク」が、どんどん魅力的に見えてきて、初めて聞く彼女の歌「ミラクルペイント(OSTER project)」で、一気に心は奪われてしまった。
番組を見ていなかった夫に、それはそれは丁寧に話した記憶があります。

知人に「ボカロの歌声は機械声で嫌いだけれど、曲は好きだから、専ら『歌ってみた』しか聞いていない。」という方がいた。
確かにそういう聞き方もいいだろう。
でも、そういう人にこそ「Mitchie M」さんの曲を聴いてほしいと思う。
調教がとてもうまく、機械声には聞こえない。

「コラムを読んで、動画を見て、初音ミクを好きになってほしい」とは思っていない。
そりゃ、好きになってもらえたら、嬉しいけれど・・・。
偏見を捨て、初音ミクを見てほしい。
ただ、それだけです。

余談ですが、「ODDS&ENDS/ryo(supercell) feat.初音ミク」を当時2歳の娘が、曲を聞いて泣いていました。(動画ではなく、音楽だけ)
感極まって、ボロボロ泣いていました。
子どもでも、良さがわかるのだなと知った出来事でした。

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