映画好きの私が、気づいたこと、みんなに伝えたいことをコラムとしてまとめています。
今回は「ミュージカル」を考察していきます。
ミュージカルを知ってもらうために、私なりの考えで、簡単に書いていきます。
コラムは続きものですので、まだ読んでいない方は、まずはこちらを。
→ 映画コラム 第1章「疑問に縛られて」 byとも
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ミュージカルが嫌い
ミュージカルが嫌いな方ってけっこういます。
まぁ、気持ちはわからなくもないです。
私が「1つの表現形式」だと気づいて鑑賞ができるようになったのは、10年ほど前ですからね。
ミュージカルとは
そもそも、ミュージカルとはなんでしょう。
Wikipediaで調べてみました。
ミュージカルは、音楽、歌、台詞およびダンスを結合させた演劇形式。
ユーモア、ペーソス、愛、怒りといったさまざまな感情的要素と物語を組み合わせ、全体として言葉、音楽、動き、その他エンターテイメントの各種技術を統合したものである。
wikipedia「ミュージカル」より引用
つまり、ミュージカルは「セリフ、感情、ストーリーを、歌や身体、音楽で表現する」ということ。
ミュージカルに出演するキャストは、演技はもちろんのこと、歌やダンスもこなさなければならず、かなりの技術を要します。
ミュージカルのルール
ミュージカルには、
「セリフ、感情、ストーリーを、歌や身体、音楽で表現する『場面(シーン)』が入らなくてはならない」
という「ルール」があると思ってください。
サッカーで例えるなら・・・
例えば、サッカーを知らない人がサッカー観戦に来て、
「なんで足で蹴ってボールを運ぶの?手を使えばいいじゃない」
と発言したら、なんと思いますか?
「ルールも知らないで、なんで観戦に来てるんだ」と思いませんか?
そして「そういうルールなんだよ」と教えてあげませんか?
ミュージカルも同じです。
そういう「ルール」なんです。
ミュージカルに対する評価
先ほどの、サッカーを知らない人がサッカーについて、こう発言します。
「手を使えばいい場面でも手を使わず、わざわざ、足で蹴ってボールを運ぶ。このサッカーってのはおかしいと思う」
と発言したら、どう思いますか?
サッカーファンのみならず、サッカーを知っている人からも大ブーイングです。
では、ミュージカルを知らない人がミュージカルについて、こう発言します。
「セリフを言えばいい場面でも、わざわざ、歌ってセリフを言う。このミュージカルってのはおかしいと思う」
と発言したら、どう思いますか?
ミュージカルファンは大ブーイングですが、ミュージカルを知らない人からは、賛同を得てしまう。
サッカーの「ルール」を知らない人よりも、ミュージカルの「ルール」を知らない人の方が多いので、こういうことになってしまう。
サッカーの件と発言する意味は同じなのに。
「ルール」が嫌いなのだから
ミュージカル映画のレビューを「映画自体の評価」ではなく、「ミュージカルのルールの評価」で、映画を低評価をしている人をたまに見かけます。
「ミュージカルのルール」が嫌いなのだから、どんなミュージカル映画を見ても評価は変わらないのに、ミュージカル映画を見ては低評価。
ストレスを抱えてまで観る必要ないのに。
まとめ
ミュージカルを好きになってほしい、とは思っていません。
ルールを知っていても、苦手な人はいますから。
ただ、「ルール」だということも知らずに、ミュージカルを攻撃するのは、違うと思うのです。
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