『DARK SOULS Ⅲ(ダークソウル3)』に2つの DLC を収録し、様々な特典をプラスした、オールインワンバージョン。
『DARK SOULSⅢ~THE FIRE FADES EDITION~』のレビューをいたします。
オリジナル版自体は昨年発売した作品ですし、今作の発売日も4月。
大変遅ればせながらのレビューとなりますが、おつきあいください。
当ブログでは、毎週「プレイ状況」をお伝えしてきました。
クリア後には「冒険の軌跡」として、今作をどのように進めたかもまとめています。
遊ぼうと思えばいくらでも遊べる作品ですが、このレビューで今作との付き合いに区切りをつけようと思います。
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目次
概要
発売日 | 2017年4月20日(オリジナル版は2016年3月24日) |
発売元 | フロム・ソフトウェア |
開発元 | フロム・ソフトウェア |
ハード | プレイステーション4 |
ジャンル | アクションRPG |
CERO | D(17才以上対象) |
公式サイト | DARK SOULSⅢ 公式サイト |
画像の出典 | 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの |
良い点
理不尽ではない、計算された「高難度」
「高難度アクションRPG」の代表ともされる『ダークソウル』シリーズ。
今作もその代名詞としての風格を持ち合わせていた。
- 敵の動きを観察し、防御や回避をキチンと使う
- やたらと武器を振り回さず、当てるべきタイミングを見極める
- 有効な手段は必ずあり、それを見つけ出す
- 道中も気を抜かず、罠や不意打ちは覚える
- 覚えた戦略・戦術は、必ず役に立つ
- 「完璧で最強な装備品」など存在せず、プレイヤーしだいでどんな装備品も光る
- 最も頼れるのは、己の経験
実際、同じ場所・同じ相手を攻略する時は、回を重ねるごとに自分の上達が感じられる。
何度もトライすれば、いつか必ず突破口が見つかる。
そんな興奮が、他では得られない達成感が、今作にはある。
冒険のしがいのあるダンジョン構成も、非常に良い。
探索の楽しみこそ、今作の醍醐味だ。
「ロールプレイ」を、とことん楽しめる
「ロールプレイ」とは、「役割を演じる」という意味。
本来「ロールプレイングゲーム」とは、プレイヤーが主人公になりきったり、その世界でどういう生き方をするかを選択するゲームであるかと思う。
そういう意味では、今作はまさに「ロールプレイ」ができる作り。
- 自分の姿を決める「キャラクターメイク」
- 装備品やプレイスタイルも自分次第
- オンラインプレイでの自分のスタンスを決められる「誓約」
プレイヤーの分身である主人公が、どのような考えで、どのような姿で、どんな戦い方で進めるか。
それらは全て、自分で決めていい。
ちなみに俺は、誓約「暗月の剣」として、どこかのだれかを侵入者から守る仕事をしていた。
NPCとの濃密なイベント
今作は、正直言って「ストーリー」は薄い。
メインとなる「薪の王」の打倒も、別に大したドラマがあるわけではない。
そもそも『ソウル』シリーズ自体が、そんなに「ストーリー」が重要なシリーズではないと思う。
しかし、NPC とのイベントは、どれも濃いものだった。
ある者は、過去に交わした友との約束のために戦う。
ある者は、使命から逃げて心折れるも、再び奮い立ち、竜を目指す。
ある者は、真の王を迎えるため、手段を選ばない。
ある者は、ただ顔料を求める。
それらに関わるも関わらないも、プレイヤーの自由。
何一つ見なくても、クリアは可能。
でも、今作を最大限に楽しむためには、彼らと積極的に関わっていったほうが良い。
豪華な特典・DLC
完全版である『DARK SOULSⅢ~THE FIRE FADES EDITION~』には、様々な特典が付いている。
DLC として配信されたエピソードは、どれも大量のアイテムや敵、新鮮な冒険を与えてくれた。
CDも非常に贅沢。
ガイドブックやポスターも、見応え十分。
不満点
似たシチュエーションが多い
敵もダンジョンも、個性があり、飽きさせない作りではある。
けど、所々「これ、前にも見たな」という部分が出てくる。
ロケーション的には、「城」っぽいところが、かなり多い。
暗くジメジメした場所も、けっこうある。
シチュエーションも、『デモンズソウル』や『ダークソウル1』で見たシーンが、かなりある。
「セルフオマージュ」であり、「ファンサービス」とも取れるが、多すぎではないか?
「竜がファイアブレスで進行の邪魔をする」なんて3、4箇所もある。
もっとこう、「幻想的」な場所もあった方が良かったな。
光る鍾乳洞とか、月明かりに照らされる湖とか。
あ、DLC の「雪原」や「灰に埋もれた街」は、けっこう好き。
隠されすぎ要素
俺の観察力の問題かもしれないが、今作には「普通にプレイしていても気づかない要素」が多い。
NPC とのイベントも、完遂しようと思ったら攻略サイトに頼らざるを得なかった。
とあるダンジョンなんて、「特定の場所で特定のジェスチャー」をしないと行けない。
中には、その周回では取り返しのつかない要素も多々あり、そのイベントを見るためだけに2周目をプレイすることになったりした。
まぁ、俺の場合「撮り逃した写真撮影のため」の周回プレイでもあったが・・・。
心臓に悪い「ビックリ要素」
突然巨大化して襲ってくる寄生生物や、頭上から降ってくるモンスターなど、ビックリ要素はけっこうある。
一番勘弁してほしかったのは、「イルシールの地下牢」の、アイテムを持つ遺体。
その中のいくつかは、アイテムを取った瞬間。
「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
かなりの大音量で悲鳴をあげる。
やめてよね。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 155時間 |
所持しているサウンドトラック | DARK SOULSⅢオリジナルサウンドトラック(THE FIRE FADES EDITION 限定版付属) |
シリーズのプレイ状況(みなと) | Demon's Souls(PS3) DARK SOULS(PS3) |
トロフィー 状況 | 85% |
トロコン 難易度 | 非常に難しい |
総評
今作は、非常に難度が高いです。
ですが、俺もそこまで立ち回りが上手いわけではありません。
対人を気にしなければレベルはいくらでも上げることができますし、誰かに協力してもらえばボスにも勝てます。
すごく人を選ぶように見えますが、実は時間をかければクリアは難しくないのです。
まぁ、ホラー耐性は必要ですけど。
妻は断念しましたし・・・。
やりごたえは十分です!
冒険の楽しみ、「ロールプレイ」の楽しみも詰まっています。
オススメです!
最後に、『ダークソウル3』のゲーム内で撮った写真から、とっておきの一枚を紹介しますね。
かなり珍しい状況です。
「古竜の頂」を攻略中に「暗月の剣」として、別のプレイヤーの世界に召喚されました。
そこは「大書庫」で、そこにある「蝋のプール」に頭を突っ込むと、プレイヤーの頭を蝋で固められます。
その状態で自分の世界に戻ると、蝋の頭状態で「古竜の頂」に戻れるのです。
「大書庫」は暗めの室内ですので、こんな明るい場所で蝋の頭を見る機会は少ないかと。
偶然ですし、攻略的に意味は全然ないですが、ちょっとおもしろい出来事でした。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |