ゲームレビュー

デビルサバイバー2 ブレイクレコード レビューbyみなと

2017/06/15

概要 

【発売日】2015年1月29日
【発売元】アトラス
【開発元】アトラス
【ハード】ニンテンドー3DSシリーズ
【ジャンル】シミュレーションRPG
CERO】B(12才以上対象)
【公式サイト】http://ds2br.atlusnet.jp/
画像は全て上記サイトより引用

デビルサバイバー2 ブレイクレコード

© ATLUS © SEGA All rights reserved.

アトラスが2011年にニンテンドーDSソフトとして発売した、シミュレーションRPG『デビルサバイバー2』。
『女神異聞録デビルサバイバー』の続編である。
今作は、その『デビサバ2』のバージョンアップ版。
略称は『デビサバ2BR』。

続編ではあるが、物語的な繋がりは一切なく、一部の設定やシステムが共通しているのみ。
そのため、今作から始めても問題は無い。

『メガテン』シリーズの流れをくんだシミュレーションRPGであり、人間1人と最大2体の悪魔で1ユニットとし、マス目で区切られたフィールドを順番に移動し、敵ユニットに攻撃を仕掛ける。
敵ユニットは、全員人間であったり、3体とも悪魔だったりもする。

「悪魔会話」は無く、「デビオク」という悪魔オークションで落札することで仲間(仲魔)にできる。
「悪魔合体」や「悪魔全書」は実装されている。

システムの多くは前作と同じなので、前作『デビサバOC』のレビューを見ていただくと理解しやすいかと。
また「戦闘画面」のいい画像が公式サイトになかったため、その点も前作のレビューを参考にしていただきたい。

→ デビルサバイバー オーバークロック レビューbyみなと

新要素は、「縁(えにし)システム」。
これは『ペルソナ』シリーズの「コミュ」や「コープ」のようなシステム。
特定の仲間との「縁」を育むと、その仲間が役立つ能力を会得したり、新たな悪魔が合体解禁されたりする。
この縁のステージをどれだけ成長させたかが、エンディング分岐に大きく影響する。

 

リメイク前のは未プレイなので詳しいことは書けないが、

  • 新シナリオ「トリアングルム」編の追加
  • 難易度の追加
  • 一部イベントにグラフィックが追加(身体検査)
  • すれちがい通信 」「いつのまに通信」に対応
  • フルボイス化

などが、追加要素となっている。
他にも、前作のリメイク同様、グラフィックが綺麗になったり、セーブスロットが増えたりしているようだ。

 

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良い点

意欲的なコラボレーション

今作のキャラクターデザインは、前作に引き続き、ヤスダスズヒト氏。
『夜桜四重奏 〜ヨザクラカルテット〜』や『デュラララ!!』、『デジモンストーリー サイバースルゥース』の人。

「セプテントリオン」をはじめとする、今作のボスキャラのデザインは、漫画家の鬼頭莫宏氏。
『ぼくらの』や『なにかもちがってますか』などを執筆。
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』に登場する「第3使徒」のデザインもこの方。

そして今作の音楽は、伊藤賢治氏が担当している。
『サガ』シリーズや、『聖剣伝説』シリーズの作曲でお馴染み。
『パズドラ』の作曲もこの方。

このように、豪華なクリエイター達を起用している。

特に「セプテントリオン」は、「意思の疎通が不可能な存在・絶対的な侵略者」。
そんなイメージを強く印象付ける、とてもおもしろいデザインだ。
奇妙でウイルスめいているが、実際に対峙すると、意外にシステマティックなデザインだとわかる。

デビルサバイバー2 ブレイクレコード

© ATLUS © SEGA All rights reserved.

 

大ボリューム

DS版『デビルサバイバー2』の全編(「セプテントリオン編」)をプレイ可能なのはもちろん、今作では追加シナリオ「トリアングルム編」もまるまるプレイできる。
この追加シナリオだけでも、DS版の7割くらいのボリュームを誇り、合わせるとかなりの大ボリュームに。

既にDS版をプレイ済みの人のために、最初から「トリアングルム編」を開始できる親切設計。

また、「セプテントリオン編」、「トリアングルム編」どちらをクリアしても、クリア後引き継ぎ要素「サバイバーズアワード」は開催される。
引き継ぐ要素・特典を選択した上で、好きなシナリオを開始できるので「セプテントリオン編」→「トリアングルム編」と続けても良いし、「セプテントリオン編」→「セプテントリオン編」と2周目をしても良い。

 

「縁システム」による特殊効果

仲間との「縁」が一定の段階に到達すると、そのステージに応じた特典が得られる。
その中の1つ、「スキルクラック共有」がとても良い。

通常「スキルクラック」は、バトル開始時にねらいを付けたユニットが、ターゲットを撃破しなければ成功しない。
が、この「スキルクラック共有」が有効であれば、主人公とその仲間のどちらが撃破しても成功することになる。
このおかげで「スキルクラック」の成功率は飛躍的に上昇する。

 

攻略に役立つ「いつのまに通信」と「ダウンロードコンテンツ」

3DSをネットに繋げる環境は必要だが、繋げることで受ける恩恵は大きい。

「いつのまに通信」では、多数の追加悪魔が解禁される。
現在でも毎週木曜に配信され、「マザーハーロット」などの追加悪魔の合体が可能になる。

デビルサバイバー2 ブレイクレコード

© ATLUS © SEGA All rights reserved.

DLC は有料のものも、無料のものもあるが、無料の「はぐれ悪魔を助けて」は非常に有用。
はぐれ悪魔が別の悪魔達に襲われているところを助けるミニミッションで、襲われている悪魔に話しかけてから敵を全滅させると、その悪魔が 仲魔 になる。
が、評価点はそこではない。
襲っている側の悪魔は、現在の主人公のレベルより、ワンランク上の悪魔なのだ。
つまり、経験値が多く得られ、強力なスキルをクラックできる。
主人公のレベルが上がると(10レベル毎に)敵悪魔も強力になり、リターンも大きくなる。
しかも、このミッションは何度でも、時間消費無しで受けられて、サバイバーズアワード「フリーバトル0」にも影響しない。

デビルサバイバー2 ブレイクレコード

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不満点

大きくなりすぎたシナリオのスケール

シナリオのスケールは、前作よりも飛躍し、かなりトンデモないものに。
スケールだけでいうと、「アトラス」のゲーム全体でもトップクラスだと思う。
ただ、そのスケールに見合った話を展開できているかと言うと、やや疑問。
全体的に説明不足であったり、都合良すぎであったり・・・。

また、今作のプロモーションの段階では「全国5大都市(東京・大阪・名古屋・札幌・福岡)を舞台にしたサバイバル」って印象をもったのだが、実際のエリアは東京・大阪・名古屋の3都市。
札幌と福岡にも少しだけ訪れるのだが、ホントに少しだけ。

デビルサバイバー2 ブレイクレコード

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シナリオのスケールに反比例するキャラクターの魅力

キャラクターもシナリオのスケールに見合っているとは言い難く、極限状況にも関わらず身勝手な人物ばかり。
個性的でおもしろいキャラクターもいるのだが、考えが「子どもっぽい」者が多い。

「トリアングルム編」では、シナリオのスケールがさらに大きくなる。
キャラクターに関しては「セプテントリオン編」より成長していてマシになっている。

 

モブキャラクターのデザインが前作と一緒

貧相なチンピラやサラリーマンはまだいいとして、悪そうな警官は流石に描き直すべきでしょ。
状況に合ってなさすぎ。

 

総評

2011年7月に今作のDS版が発売されたのだが、そのわずか約1ヵ月後に、前作のバージョンアップ版『デビルサバイバー オーバークロック』が発売された。
そのため、今作も「待てばバージョンアップ版が発売されるだろう」と睨んだ人も多いだろう。
俺もその1人だ。

しかし、このバージョンアップ版はなかなか出なかった。
アトラスファンには記憶に残っているであろう「インデックスのアレ」が原因・・・とは公式には言ってないが、実際その時期に合わせて延期が重なったのだ。
「もしや出ないのではないか」と一時期不安になったものだ。

なにはともあれ、きちんと発売され、遅れはしたがちゃんとプレイすることができた。
バトル面、システム面は前作の良いところを引き継ぎつつ、とても遊びやすく改善された。
戦略的なシミュレーションRPGが十分堪能できる。
ただ、シナリオ面は前作よりは劣るな。

【ソフトウェア】パッケージ版
【プレイ時間】135時間(各編2回ずつクリア。最強の隠しボスも撃破済)
【所持しているサウンドトラック】
 デビルサバイバー2 ブレイクレコード 特典サウンドトラック
 デビルサバイバー2 オリジナル・サウンドトラック

【シリーズのプレイ状況】
 デビルサバイバー オーバークロック(3DS)

全体評価   ★★★★☆

シナリオ   ★★★☆☆
操 作 性  ★★★★☆
システム   ★★★★★
キャラクター ★★☆☆☆
ビジュアル  ★★★☆☆
音   楽  ★★★★☆  

妻からもちょっと言わせてもらいます

バトルがとっても楽しくて、プレイしていましたが、ストーリーがイマイチ・・・。
キャラクターのデザインは好きだが、性格に魅力を感じず、正直言って「セプテントリオン編」でお腹いっぱいで、「トリアングルム編」は未プレイのまま。
だから、このゲームは評価ができない。
が、私と同じく「セプテントリオン編」のみで終了という人、または、「セプテントリオン編」をクリアした後、期間をおいて「トリアングルム編」をプレイしたという人は、意外と多いのではないかと思う。
「セプテントリオン編」を30時間以上もかけクリアし、「さぁ次の編へ」と、軽々と進めるものではないからだ。
「セプテントリオン編」が長く感じるからなのか、ストーリーやキャラの魅力のなさが行く手を阻んでいるからなのか・・・。

バトルシステムはとってもいいので、それを引き継いだ、新たな世界観、新たなキャラでプレイしたいです。

「デュラララ!!」のキャラクター配信について

余談ですが、発売当初、「デュラララ!!」のキャラクターが期間限定配信されたようです。
しかし、第1弾から第3弾までの各配信期間が6日間とかなり短く、再配信も2度されましたが、もちろん今は未配信。
そのことについて叩いているレビューを見ましたが、ゲーム内容そっちのけで、低評価するのは、おかしいと思います。

ちなみに私たち夫婦は「デュラララ!!」を良く知りません。
しかし、仮に「デュラララ!!」の大ファンだったとしても、そのことだけでは評価しません。
また、本当に欲しいキャラクターだったのならば、発売日に買えばよかったのです。
手に入らなかった悔しさをゲーム評価にぶつけないでいただきたい。・・・と思うのですが。

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