ゲームレビュー

GRAVITY DAZE 2(グラビティ デイズ 2) レビューbyみなと

2017/06/15

概要 

【発売日】2017年1月19日
【発売元】ソニー・インタラクティブ・エンターテインメント
【開発元】SCEジャパンスタジオ
【ハード】プレイステーション4
【ジャンル】アクションアドベンチャー
CERO】 C (15才以上対象)
【公式サイト】
 http://www.jp.playstation.com/scej/title/gravitydaze/2/
画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの

『GRAVITY DAZE 2(グラビティ デイズ 2)重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』をクリアしたので、レビューします。
主人公は、重力を操る重力姫「グラビティ・キトゥン」。
空中都市などのオープンワールドマップを立体的に動き回る、アクションアドベンチャー。

こちらも合わせて読んでいただけると、分かりやすいかと思います。
今作のファーストレビューはこちら
→ GRAVITY DAZE 2 ファーストインプレッション レビューbyとも

関連記事はこちら
→ GRAVITY DAZE レビューbyみなと

→ GRAVITY DAZE 2 体験版 レビューbyみなと

 

キトゥンの重力操作の基本をおさらいします。
まず、R1ボタンで自分と周囲を無重力状態にする。
その後、カメラを回転させ、一点を指定すると、その方向に「落ちる」。
落ちた先に壁やパイプがあれば、そこに立てる。
キトゥンにとってその一点が「下」に定義される。

 

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良い点

広大なオープンワールド

第二章で行けるようになる空中都市「ジルガ・パラ・ラオ」。
前作の舞台「ヘキサヴィル」と比べると、浮いている小島が大小無数にあり、縦に非常に広い。
最も高い場所にある「不思議なマンホール」から、最も低い場所にある「不思議なマンホール」まで「1197y」(ヤードかな?)。
縦割りの四層構造になっており、貧富の差もほぼそのままの構図である。
全体的に開けており、空は青く、商業地は賑やかで明るい。

グラビティデイズ2 空中都市

第三章では前作の舞台「ヘキサヴィル」に戻る。
前作そのままの広さなため、合計するとかなりの広さを誇る。
「ヘキサヴィル」は大きく4つの街が横に広がっていて(端から端まで約「1000y」)、一つ一つの街は比較的入り組んでいる。

グラビティデイズ2

参考までに このくらいの距離が「134y」

キトゥンの能力で広大なオープンワールドをギュンギュン落ちるのはとても爽快。
広いからといって移動が大変というわけではなく、発見した「不思議なマンホール」同士は繋がっていて、ワープが可能。

グラビティデイズ2 マップ

 

大量の新要素

▼ファーストレビューで述べた要素にまず補足を

  • 「ジェスチャー」は、20種類。「リラックス」のジェスチャーは、コスチュームによって2種類のポーズがある。
  • 「コスチューム」はストーリー・サイドミッションで8種。「ダスティトークン」で2種。前作プレイで3種。さらに、初回特典の「ホワイトキトゥン」。ダウンロードコンテンツの「PSO2・クレイジーキトゥン」の、全15種。

グラビティデイズ2 制服

制服カワイイ

グラビティデイズ2 コラボコスチューム

2月2日に配信された、『PSO2』コラボセット

 

▼チューン

ストーリーを進めると、新たな力「ルーナチューン」と「ユピトールチューン」を得る。
「ルーナチューン」は軽くなる力。
月面を歩いているようなフワフワとした挙動で、ジャンプ力が高くなる。
「ユピトールチューン」は重くなる力。
移動は遅くなるが重力は強くなり、攻撃力が高くなる。
それぞれの「チューン」では、重力グラブや重力スライド、重力キック等、様々な能力が通常の状態(アンチューン)とは異なる。
入手時のダンジョンをクリアすれば、タッチパッドのフリックで各チューンを切り替えられる。
慣れるまで扱いが難しい「チューン」だが、ゲーム性を大きく変える新要素。

さらに、ゲーム終盤では「必殺技」とも言える強力な能力を得る。

グラビティデイズ2 ルーナチューン

ルーナチューン

グラビティデイズ2 ユピトールチューン

ユピトールチューン

 

▼ネットワーク

妻のファーストレビューでも触れていたが、ネットワーク要素はとてもおもしろい。
特に「トレジャーハンティング」は、ストーリーを忘れるほど熱中できる。
良い構図で写真を撮れるとうれしい。

 

▼部屋の模様替え

第三章では自宅の模様替えができるようになる。
家具の入手はサイドミッション等で。
「模様替え」といっても、家具の位置までは指定できない。

グラビティデイズ2 模様替え

 

クロウとの共闘

キトゥンの仲間、「グラビティ・クロウ」。
実現できるシーンは限られるが、彼女と共闘できる。
2人で重力キックを放ったり、素早く見張りを倒したり、トドメも2人で刺したり・・・。
カッコいい「クロウ」との息の合ったコンビネーションを堪能できる。

クロウが主人公のダウンロードコンテンツは、3月に配信予定。
また、本編中にも少しだけだが、クロウを操作できる場面がある。

グラビティデイズ2 クロウと

 

やっぱり可愛いキトゥン

とても素直で、正義感があって、共感したり応援したくなる、魅力的なキトゥン。
今作でもその愛らしさは健在で、仕草1つ1つも実にカワイイ。
作中での扱いの悪さも相変わらず。
なぜみんなキトゥンの魅力に気付かないのだ!

グラビティデイズ2 歌姫

 

バリエーション豊かなサイドミッション

「○○を何体倒せ」や「○○を持ってこい」といったお使いはほぼなく、どのサイドミッションも個性的。
写真を撮る、レースをする、ビラを配る、スタントをする、聞き込みをする、特定のポーズをとる、といったミッションがある。
比較的多いのは、尾行をするミッションかな。

グラビティデイズ2 聞き込み

 

カッコいい音楽

初回特典でサウンドトラック9曲のダウンロードコードが付属していたが、もう何度も聞くくらいお気に入り。
どれもカッコよく、今作の雰囲気を壊さない、良曲揃い。

 

クセになる「グラビティ語」

今作の言語は「グラビティ語」というオリジナル言語。
おそらく何か法則性を持って作成・翻訳されているのだろうが、結構クセになる、耳に残る言語である。

「アノシロ?(疑問系のセリフによく聞く)」
「ドゥーガー!(扉を開けよ)」

 

不満点

荒ぶるカメラ

足を踏み外したり、移動中や戦闘中など、ちょっとした操作でグワングワンカメラが動く。
そもそもカメラがキトゥンに近いこともあり、どこにいるのか、どちらを向いているのか、すぐに分からなくなる。

これは、酔う。
人にもよるし、俺はそこまで酔わなかったが、妻にはクリティカルヒットしてしまった。
特に「ルーナチューン」発動時のフワリとした感覚が、三半規管を攻撃する。

対策としては、設定画面でカメラの感度・スピードを調整する。
Rスティックを押しこむ(R3ボタン)とカメラリセットするので、それを細かく行い水平を保つ。
そのくらいか。
カメラの近さはどうにもならないが。

グラビティデイズ2 システムメニュー

 

唐突で、かっ飛ばしぎみのシナリオ

「完結編」というだけあり、前作で未解決だった多くの部分が判明し、物語をキチンと終わらせている。
が、そこに至るまでの、話の持って行き方が強引で唐突。
1つ1つの話は良いことを言っているし、考えさせられるものだが、繋げ方が無理矢理。
ちゃんと掘り下げをせずに話を進めてしまうので、置いて行かれがち。

同梱されていたアニメを観ないと、意味が判らない描写も多い。

「アイツはどうなった?」「結局アレは何だったの?」「あの話はこれで終わり?」
これらは続編で回収するほどの問題でもないので、ただただ消化不良になるだけの部分である。

ネタバレになるので詳しくは書かないが、ラスボスもポッと出感がある。
ラストバトルの演出はかなり好きだが、ボスとの因縁と、それを示唆する描写が薄いため、微妙に感情移入できなかった。
もったいないなぁ。

ちなみに今作は、「スタッフロール」が2回ある。
1回目の「スタッフロール」が終わった後、ストーリーミッションを進めるためには、街を見て回り「・・・」のマークを消化する必要がある。

グラビティデイズ2 バンドデシネ

 

やたら難しい一部ミッション

各種「チューン」の取得ダンジョンは、慣れていないところに高度なテクニックを要求されるため、難度が高い。
特に「ユピトールチューン」取得時の重力スライドの場面は、「ノーダメージ」がクリア条件のため、非常に難しかった。
ストーリー上必ずやらなければならないため、飛ばすこともできない。

サイドミッションでも理不尽難度のものがある。
「酔っぱらいを入店拒否するミッション」がその最たるものかと。
どの店に入るかわからない「酔っぱらい」に先回りして入店拒否するのだが、これが凄いスピードかつフェイントも使う。
さらに、別の酔っぱらいに絡まられると、一定時間操作不能になる。
本当にキツかった。

システムメニューの「難易度設定」は、おそらく戦闘の難易度のことであろうし、この辺りの難しさは変わらないと思われる。

 

サーバーメンテナンス

1月27日から30日までの約4日間、サーバーメンテナンスのためネットワーク機能が使えなくなっていた。
その後アップデートされたが、おそらく何かしらの不具合があり、ひたすら修正をしていたのであろうが、貴重な休日のプレイでネットワークが使えないのは痛かった。

お詫びかどうか分からないが、オンラインプレイで入手できる「ダスティトークン」の入手量が期間限定でアップしている。
期間は2月7日(火)まで。

グラビティデイズ2 エラー

 

総評

和製のオープンワールドゲームとしては、かなりの完成度を誇る今作。
魅力的なキャラクターと、楽しいオンライン要素で、十分満足がいく。

ただ、展開を急ぐあまり丁寧さを欠くシナリオ。
近い上に暴走するカメラ。
これらは納得いかないし、勿体ない部分であった。

こんなこと言うと元も子もないが、ストーリー的には「ジルガ・パラ・ラオ」編は丸ごと要らなかったんじゃないかなぁ・・・。
そりゃ、明るくて楽しくて、ゲームとしては好きなマップだが。

ストーリーとサイドミッションをクリアはしたが、宝箱は残っているし、チャレンジミッションも残っている。
もうちょっと トロフィー も取りたいし、まだまだ遊べる!

[17年3月23日追記]
クロウ編のレビューはこちら
→ GRAVITY DAZE 2 Alternative Side :時の箱舟 - クロウの帰結 レビューbyみなと

【ソフトウェア】パッケージ版
【プレイ時間】54時間
【所持しているサウンドトラック】
 特典サウンドトラック「ディレクターズチョイス」

【シリーズのプレイ状況】GRAVITY DAZE (VITA)
トロフィー 状況】40%
トロコン 難易度】かなり難しい

全体評価   ★★★★☆

シナリオ   ★★★☆☆
操 作 性  ★★★☆☆
システム   ★★★★☆
キャラクター ★★★★★
ビジュアル  ★★★★☆
音   楽  ★★★★★

妻からもちょっと言わせてもらいます

今作のファーストレビューにて、3D酔いについて書きましたが、その後のプレイでも治まらず、ルーナチューンができるようになったら、さらにひどくなり、プレイを断念せざるをえませんでした。

かなりショックだし、悲しいです。

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