ゲームレビュー

毛糸のカービィ レビューbyみなと

2017/07/31

毛糸のカービィ

優しさ溢れる、可愛らしい”新たな”カービィ。
Wii『毛糸のカービィ』をレビューします。

今作は『星のカービィ』シリーズではあるが、それまでとは全く毛色の異なるゲームである。
元々、グッド・フィールは『毛糸のフラッフ』というゲームを開発していたが、開発が行き詰まり、企画自体危うくなってきたところに、任天堂から「カービィで作ってみないか」と提案があって今作が生まれた。
「フラッフ」はストーリーに登場し、2Pキャラとして操作可能。

外伝、というか派生作品として見た方が良い。
『カービィボウル』や『あつめて!カービィ』みたいなもの。

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概要

発売日 2010年10月14日
発売元 任天堂
開発元 HAL研究所、グッド・フィール
ハード Wii
ジャンル アクション
CERO A(全年齢対象)
公式サイト 毛糸のカービィ
画像の出典 画像は全て上記サイトより引用
権利表記 © 2010 Nintendo / Good-Feel © 2010 HAL Laboratory, Inc. / Nintendo

 

ゲーム内容

毛糸の世界をバラバラにした「アミーボ・アモーレ」という悪者に、毛糸の世界に連れられてしまった、カービィ。
そこで出会った毛糸の国の王子「フラッフ」と共に、バラバラになった世界を元に戻す旅に出る。

毛糸の世界では、キャラクターは全て毛糸で構成されている。
カービィの体も毛糸になってしまい、毛糸ならではのアクションをすることになる。

毛糸のカービィ

 

今回のアクション

カービィと言えば「すいこみ」「コピー」「ホバリング」だが、今作にはない。

体を構成する毛糸を敵に「ひっかけ」、敵をほどく。
もしくは、敵を巻き取り「毛糸玉」にする。
毛糸玉は敵に投げつけたりできる。

ダッシュすると車に変身。
空中で下を押すとオモリに変身。攻撃できる。
空中でジャンプボタンを押すとパラシュートに変身。
水中では潜水艦に変身する。

ステージによっては「メタモルリング」というものがあり、取るとそのエリアに合った姿へ変身する。
イルカや、巨大ロボットになったりする。

毛糸のカービィ

 

ステージ構成

ステージは選択制。
基本的には、左から右へと進む2Dアクション。
途中の仕掛けを解き、敵を倒し、収集物(家具やCDなど)を集めながら、ゴールを目指す。

 

キルトのまち

拠点となる「キルトのまち」では、様々なお楽しみ要素がある。

  • 自室の模様替え
  • 音楽鑑賞
  • ミッションの受注
  • 買い物
  • 家具の柄を変える

などなど、息抜きできる。

毛糸のカービィ

 

良い点

優しく柔らかな毛糸の質感

カービィをはじめとする、今作の登場キャラクターは、毛糸で表現されている。
収集物はビーズだし、ステージも布や糸などで作られている。
ステージ ギミック も、そんな布や糸、綿などの特性を活かした作りでおもしろい。
手芸屋さんに行けば揃うような素材でできていて、親しさや温かみ、優しさや柔らかさを感じられるグラフィックだ。

リアル志向とは一線を画する、Wiiの表現力で提供できる一つの「答え」だと感じた。

 

誰でもクリアできる

今作には、ゲームオーバーがない。
なんと、ダメージすらない。
穴に落ちても、死んだりしない。
時間制限もない。ボス戦でも同様。
つまり誰でも「ゲームクリア」は可能なのだ。
じゃあ、つまらないのか?
いや、そんなことはない。
敵の攻撃に当たったり、穴に落ちたりすると、集めた「ビーズ」をばらまいてしまうのだ。
この「ビーズ」をステージ中どれだけ集められたかで、得られるコレクションが変わるし、「ビーズ」自体もお金のように使える。
また、ステージには「生地」や「CD」なども隠されており、それらを集める楽しみもある。

毛糸のカービィ

 

高難易度の「ミッション」

カービィの自室があるマンションの他の住民から「ミッション」が受けられる。
この「ミッション」は、本編の簡単さに反し、やり応えのある高難易度なもの。

本編で物足りない人でも、満足できる難易度だと思う。
やたらシビアな操作が求められる「ミッション」も多いので、人によってはツライかも。

毛糸のカービィ

 

可愛くて美しいBGM

カービィらしさを残しつつも、今作にふさわしい優しさ溢れるBGMの数々。
基本的にはピアノがメインの楽曲が多く、とても可愛く美しい。
販売されてないのが惜しいところ。

 

不満点

ゲームとしての「カービィらしさ」が薄い

キャラクターやBGMは『星のカービィ』シリーズの要素を取り入れているが、アクションゲームとしての「カービィ」らしさは薄い。
上でも述べたように、「すいこみ」がない。「コピー」できない。「ホバリング」がない。

俺自身、そのあたりは「ある」と思って買っていたので、拍子抜けした。
それ以外の部分で作り込みはされているので、だんだん気にならなくはなるが。

 

プレイ状況

ソフトウェア パッケージ版
プレイ時間 不明
シリーズのプレイ状況(みなと 星のカービィ(GB)
星のカービィ 夢の泉の物語(FC)
カービィのピンボール(GB)
カービィボウル(SFC
星のカービィ スーパーデラックス(SFC
星のカービィ64(N64)
星のカービィ 鏡の大迷宮(GBA)
星のカービィ 参上! ドロッチェ団(DS)
星のカービィ ウルトラスーパーデラックス(DS)
あつめて!カービィ(DS)
星のカービィ Wii(Wii)
星のカービィ トリプルデラックス(3DS)
みんなで!カービィハンターズZ(3DS)

 

総評

Wiiは、同世代の他のゲーム機(PS3やXbox360)と比べて、グラフィックの精細さに欠くと言われている。
実際、見劣りする部分は多い。
しかし今作では、布の質感や糸の柔らかさ、ビーズのキラキラ感などが、見事に表現されている。
「こんな表現の路線があったのか!」と感動した。

ゲームとしてはとても簡単で、特に子どもやアクション初心者にオススメ。
「カービィファン」には不評かもしれないが、俺は気に入っている。 

全体評価   ★★★★☆

シナリオ   ★★★☆☆
操 作 性  ★★★★☆
システム   ★★★☆☆
キャラクター ★★★★☆
ビジュアル  ★★★★★
音   楽  ★★★★★  

妻からもちょっと言わせてもらいます

たくさん発売されている、カービィシリーズ。
しかし、わたくし、今作がカービィシリーズ初プレイでした。
嫌いだったとかではなく、ただ、プレイしてこなかっただけ。

プレイしてみると、カービィの可愛さがよくわかったし、毛糸やボタンなどで構成された、ステージのあまりの可愛さに、夢中になってプレイしました。
また ギミック がおもしろく、「手芸の材料で、こういうギミックを思いついたのってスゴイ!」と思いながらプレイしていました。
手芸が好きならば、今作も気にいると思うし、手芸が苦手でも可愛さやギミックのおもしろさに、ハマるはず。

ただ、残念なのは、今作のサントラCDが発売されていないこと。
どうして発売しなかったのか。
大人の事情でしょうか。

ギミックの例。左にある赤いボタンを引っ張って・・・、

毛糸のカービィ

毛糸のカービィ

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