ゲームレビュー

LA-MULANA EX(ラ・ムラーナ EX) レビューbyみなと

2017/08/01

LA-MULANA EX(ラ・ムラーナ EX)

今回のレビューは、『LA-MULANA(ラ・ムラーナ) EX』。
元々は、2006年に出たWindows用のフリーゲーム。
その後、2011年にリメイク版がWiiウェアで発売。
VITA 版の今作は、そのさらにリメイクとなる。
今作のグラフィックは ドット絵 に徹底されており、スーパーファミコンのゲームのような雰囲気がある。

主人公は、考古学者のルエミーザ=コスギ博士(以下、博士)。忍者の末裔らしい。
知恵と身体能力とパソコンを駆使して、古代遺跡「ラ・ムラーナ」に挑む。

遺跡の前には村があり、そこの長老に話を聞くところからスタートする。

博士のパソコンには、村や遺跡内で手に入れたソフトをインストールすることができ、探索の助けになる。
装備品や、博士自身の体力も探索で強化される。

スポンサーリンク

記事下広告1

概要

発売日 2014年12月17日
発売元 ピグミースタジオ
開発元 ピグミースタジオ・NIGORO
ハード PS VITA
ジャンル 遺跡探検考古学アクション
CERO B(12才以上対象)
公式サイト LA-MULANA EX
画像の出典 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの
PSストアのページ LA-MULANA EX(PS VITA)

 

良い点

聖杯ワープとコンティニュー

遺跡内の各エリアには、一つずつ「聖杯石碑」という物が設置してあり、「聖杯」を手に入れてから調べることで「聖杯ワープ」が可能になる。
この「聖杯ワープ」は、ボス戦を除き、いつでも「聖杯石碑」の所へ戻ってこれるスグレモノ。

また、ゲームオーバー時や、メニューからタイトルに戻った際、「コンティニュー」を選択することで、「最後に触れた聖杯石碑」から再開する。
セーブを忘れていても、無駄になる時間が抑えられることもある。

これらのワープや再開の際、また全ての移動やイベントでも、ロード時間は一切ない。

 

マニアックなモチーフ

遺跡内の様々な壁画。
出現するモンスターやボス。
使用アイテムや装備アイテムの数々。
これらの多くは、古代文明や神話、UMAやオーパーツ等をモチーフにしている。

  • 黄金シャトル
  • 魔女による悪魔召喚
  • 生命の樹
  • スカイフィッシュ
  • 水晶ドクロ
  • アヌビスと死者の書
  • 牛頭と馬頭
  • マハーバーラタ
  • 鼻行類

等、これだけの要素が一同に会するゲームは、なかなかない。

LA-MULANA EX(ラ・ムラーナ EX)

倒した敵は図鑑登録される。1つ1つ絵と説明がある。

 

不満点

難しすぎる謎解き

これを不満点として挙げるのは情けない気がするが、今作の謎解きは、とにかく難しい。
普段、謎解きゲームは攻略情報を禁止してクリアしているが、今作は中盤で解禁してしまった。

  • 一部の壁や天井は、攻撃を続けると壊すことができる
  • 石碑だけではなく、壁画も調べなければフラグが立たない
  • 背景のように見えるが、実は梯子

このあたりが詰まった要因。
謎解きのヒントも、全く違うエリアの石碑に書かれている場合が多い。
作動させたスイッチも、近辺ではなく遠く離れた仕掛けを解くためのものだったりする。

トロフィー のレア度で言うと、最初に獲得できるであろうトロフィー「ようこそLa-Mulanaへ」が37.8%。
これは、起動してからプレイしてないプレーヤーも分母に含まれるため、実際のプレーヤー数がこの37.8%としよう。
で、ゲームクリアトロフィーである「最強の考古学者よ」の獲得率は1.2%。
つまり、攻略開始したプレーヤーが100人いた場合、約96人はクリアできていないことになる。
ちなみに、プラチナトロフィー の獲得率は0.2%。

LA-MULANA EX(ラ・ムラーナ EX)

この謎解きのヒントは、別エリア

 

自由なようで、実は不自由

比較的序盤から、様々なエリアに足を運ぶことが可能。
一見、自由度が高くみえる。
が、実際のところは違う。

例えば「Aのエリア」を攻略するためには、「Bの鍵」が必要。
「Bの鍵」は「Cのエリア」にいる中ボスが守っている。
その中ボスを倒すには「Dのアイテム」が必要。
「Dのアイテム」を得るためには、「Eのエリア」で仕掛けを作動させなければならない。
その仕掛けがある部屋は、壁を壊さなければ入れない。
こんな具合に、何も知らずに「Aのエリア」の探索を開始したとしても、何もできない。
「Eのエリア」の壊せる壁を見つけなければ、いつまでも進まない。
しかもその壊せる壁は、一見ただの壁。殴らないとわからない。

 

操作性にも難あり

今作は謎解きがメインではあるが、アクションの技術も求められる。
ボスの攻撃は苛烈だし、武器の挙動も把握せねばならない。
が、その操作性は、決して良いものではない。
フワッとした独特なジャンプは、軌道修正が困難で慣性もつく。
ダメージを受けた際のノックバックは激しく、着地するまで操作さえ不能となる。

 

理不尽なトラップ

  • 前触れもなく抜ける床。
  • 攻撃禁止のオブジェクト。
  • 突如床がせりあがり潰される。

等、理不尽なトラップが多い。
酷い時には、中ボスを苦労して倒した直後、天井が落ちて即死。
その際、トロフィー 「君もLa-Mulanaプレーヤー3」を獲得。
詳細は「La-Mulana名物を食らって思わず笑ってしまった。」
知らんわ!笑えるか!

・・・死んで覚えるにしても、そのポイントまで戻るのが大変。

 

悪乗りが過ぎる

インディーズ ゲームだし、自分たちの作りたいように作っているのはよくわかる。
それが悪いとは言わないし、実際こだわって作っている部分は多い。
しかし、身内にしか受けないようなネタや、コアなファンにしか伝わらないようなネタを混ぜるべきではない。

特に長老。
古代遺跡の入口を守護する長老だが、堅苦しくなく、ゲームが趣味で、助言やメールもたくさんくれる。
最初は斬新な設定でおもしろいキャラだと思ったが、
虚言メールで博士を呼び戻したり、キーアイテムを「汚ねー 器」と罵ったり、「このゲームのボスはわしじゃ。嘘じゃ」といったメタ発言まで出たりする。
これは流石に悪乗りが過ぎるでしょ。

LA-MULANA EX(ラ・ムラーナ EX)

長老自作のメールソフト

 

プレイ状況

ソフトウェア ダウンロード
プレイ時間 25時間
トロフィー 状況 52%
トロコン 難易度 果てしなく難しい

 

総評

高難度の謎解きアクションゲームがしたい方は、良いでしょう。
非常に獲得率の低い プラチナトロフィー をねらっている方も、うってつけです。
そうでない方は、やめておきましょう。
意地でクリアはしたが、人を選びまくり。

確かにおもしろいところは多々ある。
楽しいセリフも多く、可愛いキャラもいる。
ドット絵 も凝っているし、音楽も今作にマッチしている。
コアなファンが付くのも分かる。

PSストアのページはこちら
→ LA-MULANA EX(PS VITA)

全体評価   ★★☆☆☆

シナリオ   ★★★☆☆
操 作 性  ★☆☆☆☆
システム   ★★☆☆☆
キャラクター ★★☆☆☆
ビジュアル  ★★★☆☆
音   楽  ★★★★☆


↑当ブログの人気・イチオシ記事はこちら!

twitter

★下記のフォローボタンでフォローすると、「ゲーマー夫婦 みなとも」の最新の投稿がTwitterでわかります。

この記事を読んだ人は、こちらの記事も読んでいます

この記事を読んだ人は、こちらの記事も読んでいます


-ゲームレビュー
-, , ,