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映画レビュー

映画「インセプション」 レビューbyとも

2017年9月11日

イメージ画像

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3DS「バッジとれ~るセンター」でゲットしたバッジを使った、私の勝手な映画のイメージ画像です。
画像のキャラクターと映画は一切関係ありません。
3DS「バッジとれ~るセンター」のレビューはこちら
→ HOMEメニューにかざれる バッジとれ~るセンター レビューbyとも

概要

原題 Inception
初公開年 2010年
ジャンル SFアクション
監督 クリストファー・ノーラン
主なキャスト レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール、エレン・ペイジ、トム・ハーディ、キリアン・マーフィー
Amazonビデオのページ インセプション (字幕版) 
インセプション (吹替版) 

 

あらすじ

人が夢を見ている間、夢の中では無防備になる。
そこを突き、夢の潜在意識の奥深くにもぐり込み、アイディアを盗むことを生業としているコブ(レオナルド・ディカプリオ)とアーサー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)。
コボル社からの依頼により、サイトー(渡辺謙)を標的としたが、1つのミスを犯してしまう。

 

今まで私が観た、クリストファー・ノーラン監督の監督作品

メメント』(2000年)
バットマン ビギンズ』(2005年)
プレステージ』(2006年)
ダークナイト』(2008年)
ダークナイト ライジング』(2012年)
『インターステラー』(2014年)

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余談

出会い

2005年に『バットマン ビギンズ』を夫婦ともに映画館で鑑賞。
感銘を受け、2008年に『ダークナイト』を同じく夫婦ともに映画館で鑑賞。
クリストファー・ノーラン監督が大好きになった私たちは、『メメント』をDVDで鑑賞し、ノーラン監督の虜となった。

2010年に『インセプション』が公開されるということで、期待しながら夫婦ともに映画館へ。
衝撃を受け、興奮冷めやらぬ私たちは、後日再び映画館へ行き、2回目の『インセプション』を鑑賞したのでした。

 

キャスト

ロバート・フィッシャー役のキリアン・マーフィー、マイルス教授役マイケル・ケインは、ノーラン監督の『バットマン』シリーズ全てに出演。
イームス役のトム・ハーディ、アーサー役のジョゼフ・ゴードン=レヴィット、モル役マリオン・コティヤールは『ダークナイト ライジング』に出演。

上記の俳優以外にも、大好きな俳優さんが勢ぞろいしている『インセプション』と『ダークナイト ライジング』は私にとって、最強の映画なのです。

ちなみに『インセプション』を観て、ジョゼフ・ゴードン=レヴィットのファンになりました。

 

感想

この映画は難解で、1度目は内容を理解するだけで終わってしまう可能性がある。
ただ、「理解した上で、最初からもう一度見たい」という衝動に駆られる。

私はこの映画が大好きなので、10回くらいは既に鑑賞済みだが、それでも見るたびに新しい発見があったりして、飽きない。
また、「あのシーンをもう一度見たい」という気持ちになり、何度も見てしまう。

私にとって『インセプション』は中毒性のある映画です。

 

映画館で鑑賞後の感想

以下の文章は2010年に、映画館で鑑賞後、レビューサイトに載せたもの。
今回のレビュー記事のために改変しようかと思ったのですが、そのまま載せることにしました。

期待以上の出来上がり!
配役良し、映像良し、音楽良し、そしてなにより脚本がいい!

私達って、現実世界でも「これが夢だったらいいのに」とか、「夢なら覚めないで」とか「残念。夢だったかぁ」とか思うことがあるじゃないですか。
現実と夢の区別がついているから思うことだと思うんです。
でもモル(マリオン・コティヤール)はそれがわからなくなる。
これが現実なのか夢なのか。

 

この物語はスパイ映画や映画『マトリックス』を想像させます。
しかし、それ以上の出来です。
モルをキーマンとして、知的な攻防が繰り広げられるのは圧巻です。

残念ながら、評価を低く書いている方のレビューを見ると「理解不能」や「英語わかってる人が高評価つけてるんだ」との文字がありました。
恐らく、映画冒頭の疑問を「疑問」としてずっと引っ張り続け、更なる疑問が出て来た時には、もう頭の中は「疑問」だらけになると思うのです。

その「疑問」を解決するのは、映画後半、もしくは終了後で充分です。
まずは夢のルールを知り、人物の役割を知り、集中しながらも、娯楽映画と気楽に観ましょ。
きっと楽しめるはず。

最後に、私はハッピーエンドだと思います。
でも意見が分かれて良い場面だと思う。
あなたの目で判断を。

 

ラストの演出

ラストの演出で、私は必ず泣いてしまいます。
映画館で観た時から泣いています。
にくい演出をするのはノーラン監督の特徴かな。

 

モルはメンヘラ

映画を観ていて、怖いのがモル(マリオン・コティヤール)。
迫真の演技も然ることながら、そのメンヘラっぷりが怖い。

しかし、メンヘラになってしまったモルが今作のキーマン。
モルがどんなふうにメンヘラっぷりを発揮するかは必見です。

 

デジタル技術とアナログ技術

鏡のシーンが出てきますが、映るはずのものが映りません。
それはカメラ。
俳優たちを撮っているはずのカメラやスタッフが一切移りません。
すごい技術だと映画館で感心したことを今でも覚えています。

また、ノーラン監督はCGが好きではないため、アナログな方法を使うことで知られています。
とある回転するシーンは、巨大な回転するセットを作って、タイミングに合わせて俳優さんが動いています。
かなり練習したと思われるシーンで、いつもマジマジと見てしまいます。
ちなみに、無重力のシーンはどうやって撮影したかはわかりませんが、きっとアナログな方法。

 

夢のル-ルと解説

映画を観進めれば、1度目の鑑賞でも「夢のルール」はわかってくるのですが、観る前でも観た後でも「夢のルール」を理解していると、より楽しめるかなと思い、以下にまとめました。
これらは、ネタバレなしです。

  • 個人でも企業でも「アイディア」というものは絶大なる力を持っている。
    そのアイディアしだいで莫大な金が動くことがあるから。
    そのアイディアを夢の中で盗んでいるのがコブ達。
    なぜ夢の中でなのかというと、夢の中では誰もが無防備になる。
    そこを突く。
  • 「痛い」という感覚は現実のものとなって伝わるため、夢の中でも痛いものは痛い。
  • 夢の中の人物=潜在意識。
    夢の中に異変が起きれば、その潜在意識が異物である人物を特定し、注目、攻撃してくる。
  • 夢から目覚める条件は、薬が切れること。キック(バランスを崩す)を与えること。そして死ぬこと。
    だが・・・(ネタバレ解説に続く)
  • 夢には1階層、2階層、3階層と、どんどん下の階層へ行くことができ、最終場所は「虚無」。
    「虚無」は、潜在意識のみの世界。
    下の階層へ行くにつれ、時間の流れが遅い。
    現実の5分が、夢の1階層では約1時間と、約20倍になる。
  • 誰かの夢の中に全員が入る。
    その夢の持ち主が目覚めると、その夢は崩れていく。
    また、夢を共有するため、夢の持ち主ではない、別の人物の潜在意識の影響を受けてしまう。
  • パラドックス=構造のトリック
  • 現実そっくりの夢を設計し、夢とは気づかせないように、自然にそこに入り込むようにする。
  • 街全体の記憶の再現はダメ。
    なぜなら、ここが現実なのか、夢なのか区別がつかなくなり、混乱するため。
  • トーテムとは、現実か夢かを判断させる道具。
    小さくて重みが合って、携帯できるもの。
    コブはコマをトーテムとして使っており、夢の中ならコマは永遠に回り続ける。

 

▼役割表

役割 役名(俳優) 役割の内容
設計師 アリアドネ
(エレン・ペイジ)
夢の構造を設計する
偽造師 イームス
(トム・ハーディ)
偽造する人物の特徴やクセを観察し、身に着け、夢の中でその人物になりすます
調合師 ユスフ
(ディリープ・ラオ)
ポータブル自動ソムナシン静脈投与(PASIV)装置に使う、眠りにつくための薬を調合する

 

 

まとめとネタバレと評価

上記、下記に書いた解説は、私自身がそう感じて書いたものや映画の中で彼らが発していた言葉を紡いだものです。
ですので、間違いは多少あるかもしれませんが、ご了承ください。

なお「これってどういうこと?」などの映画に対する質問がある場合は、コメント欄で質問してください。
答えられるものにはお答えします。

以下ネタバレのため、評価を先に。

総合 ★★★★★
脚本 ★★★★★
演出 ★★★★★
映像 ★★★★★

Amazonビデオのページはこちら
 インセプション (字幕版) 
→ インセプション (吹替版) 

以下かなりのネタバレが含まれています。見ても大丈夫な方のみスクロールしてください。

 

 

 

 

 

 

ネタバレ解説

上記でも解説をしましたが、ここからはネタバレになる解説をします。

  • サイトーを標的にした時は、夢の中でアイディアを盗むのが目的だったが、潜在意識を武装化する訓練をサイトーがしていたため、また設計士のミスにより、失敗してしまった。
    ロバートを標的にした時は、アイディアを植えつけ(インセプション)し、企業をつぶさせるのが目的だった。
  • コブは指名手配犯。
    妻・モルを殺した罪に問われ、子ども達がいる自分の家があるアメリカの土を踏むことができない。
    もしアメリカに着いたら、即逮捕。
    ただし、サイトーはその罪を帳消しにする権力がある。
  • コブが夢を設計できない理由。
    それは妻・モルに、作った迷路の構造が筒抜けになり、追い出すこともできず、邪魔されるから。
  • 下の階層へ行くにつれ、時間の流れが遅い。
    現実の5分が、1階層の夢では約1時間と20倍になる。
    標的がロバートの時は、時間をかけて実行するため、現実の10時間を使って、1階層では約1週間、2階層では約6ヶ月、3階層では約10年の、時間がある計画だった。
  • 標的がロバートの時は、3階層まで深く潜るため、強力な薬と鎮静剤を使った。
    そのため、通常ならば死ぬと目覚めるが、この時ばかりは、夢の中で死ぬと「虚無」に落ちてしまう。
  • 金庫の番号はロバート自身の潜在意識が思った番号。
    ロバート自身がこの番号を無意識のうちに利用したため、「ホテルの部屋番号」や「病院内の金庫の番号」になった。

▼モルが自殺した理由

モルが自殺した理由。
それは「ここは現実じゃない」という考えを「虚無」にて、コブが植えつけてしまったから。

モルは「虚無」で長年暮らすうち、「この『虚無』にいたい」「現実に帰りたくない」と思うようになってしまい、この場所が夢の中である真実を消そうとした。
このことを知ったコブは、「ここ(虚無)は現実じゃない」と思わせるため、モルの秘密の場所に置いてあったトーテムのコマを回して「ここは現実じゃない」という考え(アイディア)を植えつけた。

しかし結果は、現実世界に戻っても常に「ここは現実じゃない」という考えに縛られて、「現実に戻るには死ぬしかない」と考えるようになった。
なぜならモルの潜在意識の中のトーテムが回り続けているから。

というわけで、自殺してしまった。

 

▼夢の中のモル

ちょくちょく仕事の邪魔をするコブの妻・モル。
あのモルは、コブが作りだした虚像。

「自分に会いたくて、どんな手を使っても、自分と一緒にいようとする困ったちゃん」としてコブの潜在意識が作ってしまったため、邪魔をしにくる。

 

▼夢の中のピーター・ブラウニング

モーリス・フィッシャー(ピート・ポスルスウェイト)の右腕であったピーター・ブラウニング(トム・ベレンジャー)。
イームスがピーターに化けたり、ロバートの潜在意識のピーターが出てきたりとちょっと混乱します。
整理してみます。

 

まず夢の1階層でイームスがピーターに化け、金庫の番号を言うように仕向けたり、父親であるモーリスとの関係を聞いたり、遺言は2つあってロバートが知らない遺言には<会社をつぶせ>と書かれてあったとウソをつきます。

次に2階層でロバートの潜在意識のピーターが出現します。
チャールズ(コブ)の発言によって、ロバートがピーターを疑ったことにより、黒幕として登場しました。
ロバートの潜在意識は、2つ目の遺言の<会社をつぶせ>は父からの挑戦状であり、ピーターは「そんなことさせない」と思うに違いないと思ったから。
そしてコブは、「ピーターの夢の中に入って、ピーターが隠している情報を引き出そう」とロバートにウソをつき、あたかも父の真意が金庫に隠されているかのような演出がされたのです。

そして3階層。
現実の父が発した「失望した」は、「父を越えられなくて失望した」ではなく、「父のマネばかりするから失望した」という意味に置き換えて考えたのは、ロバートの潜在意識。
これまでの作戦の過程で、ロバートの潜在意識が「こうであってほしい」と考えたのです。

 

というわけで「父のマネではなく、自分の道を行け。」というアイディアを植えつけることに成功したのです。

 

▼ミッションごとの、夢の階層表

わかりやすいように、表を作ってみました。

標的 サイトー(渡辺謙) ロバート・フィッシャー(キリアン・マーフィー)
現実の場所 新幹線 飛行機
夢の1階層の場所 サイトーの生家 ビル街と倉庫
夢の2階層の場所 屋敷 ホテル
夢の3階層の場所 --- 雪山の中の病院
夢の最終場所「虚無」 --- コブとモルが作った理想郷/サイトーの潜在意識が作った屋敷

 

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