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3DS「バッジとれ~るセンター」でゲットしたバッジを使った、私の勝手な映画のイメージ画像です。
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概要
初公開年 | 2013年 |
ジャンル | ドラマ |
監督 | 是枝裕和 |
主なキャスト | 福山雅治、尾野真千子、リリー・フランキー、真木よう子 |
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あらすじ
野々宮良多(福山雅治)と妻である、みどり(尾野真千子)。
そして6歳の息子、慶多(二宮慶多)の3人家族は、良多は仕事人間ではあるが、家族は裕福で、幸せな日々を過ごしていた。
ある日、慶多を出産した病院から、連絡があり、直接伝えたいことがあるという。
病院へ赴くと、子どもの取り違えが起き、慶多は実の子どもではないと言われる。
実の息子は、小さな電気店を営み、3人の子持ちの斎木雄大(リリー・フランキー)、妻ゆかり(真木よう子)の子、琉晴(黄升炫)として暮らしていた。
今まで私が観た、是枝裕和監督の監督作品
- 『空気人形』(2009年)
- 『海街diary』(2015年)
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感想
「わが子が実は取り違えだったら、私はどうするか」と考えずにはいられませんでした。
また、取り違えられた子どもも含め、両家族全員の立場になって考えると、誰も幸せになっておらず、ただただ、切なく、最後まで、ハラハラしながら観ていました。
家族とは、親子とは、を考えさせられる映画でした。
映画のタイトル
映画のタイトルですが、実は、映画の撮影が終わった後でも、タイトルだけは決まっておらず、スタッフから様々なアイディアをもらって、ようやく決まったという話を聞きました。
それだけ、この映画は重く、切なく、魂を揺さぶられます。
人格形成
人間は3歳までに人格が形成されると言われています。
「三つ子の魂、百まで」。
つまり、例え、血が繋がっていようが、繋がっていまいが、3歳までに育った人格はそうそう変えることができないということです。
この映画での子供の年齢は6歳。
躾(しつけ)や環境で、人格はほとんど決まっています。
母親なのに
作中に「母親なのに、なぜ(自分の子ではないと)分からなかったのか」という言葉がありました。
その言葉で、あることを思い出しました。
娘を産んで、まだ2、3日後のことです。
私はまだ産後で入院中。
娘を看護師に預け、用事を済ませ帰ってきた時、ナースステーションに数人いる赤ちゃんの中から、自分の娘を見つけようと思いついたのです。
「自分の子だもの、わかるはず」と。
スヤスヤ寝ている赤ん坊を見て、「この子」と自信満々に思い、看護師に赤ちゃんを連れ戻しに来たことを伝えると、その赤ちゃんをスルー。
「え?ここにいるよ」と、看護師さんを疑ったのですが、ガラスから見えない奥から連れてこられたのが、娘でした。
見える範囲に娘はいなかったとしても、まさか間違うとは思いもしませんでした。
しかし冷静に考えると、当然のように思えます。
10カ月以上もお腹の中で、繋がっていたとしても、実際に対面したのは、数日。
髪の量やホクロの有無など、ある程度の特徴がない限り、わかるのは難しいと思うのです。
だから、取り違えが起こった場合、母親を責めるのは、お門違いです。
まとめと評価
慶多役・二宮慶多君、琉晴役・黄升炫君がいい演技をしています。
その2人にも注目です。
余談ですが、慶多役の二宮慶多くんと、良多役の福山雅治さんは、今作が初共演ではありません。
実は公開約2年前の福山雅治さんの曲『家族になろうよ』のミュージックビデオにて共演しているのです。
是枝監督が、このMVを見て、キャストを決めたのでしょうか。
総合★★★★☆
脚本★★★★☆
演出★★★★☆
映像★★★★☆
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