ゲームレビュー

二ノ国 漆黒の魔導士 レビューbyとも

2017/05/05

概要

【発売日】2010年12月9日
【発売元】レベルファイブ
【開発元】デジタルワークスエンターテインメント
【ハード】ニンテンドーDSシリーズ
【ジャンル】ファンタジーRPG
CERO】A(全年齢対象)
【公式サイト】http://www.ninokuni.jp/ds/
画像は全て上記サイトより引用

二ノ国 漆黒の魔導士

主人公の少年オリバーと、もう一つの世界「二ノ国」からやってきた妖精シズク、そして二ノ国で出会った仲間と共に、闇の魔導士ジャボーを倒そうと奮闘するRPGゲームである。

今作のアニメーション作画は、アニメーション製作のスタジオジブリが担当しており、音楽を久石譲さんが担当している。

また、このゲームは、魔法使いの指南書「マジックマスター」(B6サイズ、352ページ、約500g)が同梱しており、その本に書かれている「ルーン」と呼ばれる紋章を、 タッチペン で書くことで、ゲーム内で魔法が使える。
よって、マジックマスターを参照しないと、ストーリーの進行が不可能である為、常にマジックマスターを携帯しなければならない。

 

今回のレビューは、ゲーム本編のレビューと、魔法使いの指南書「マジックマスター」のレビューをそれぞれ書いていきます。

 

スポンサーリンク

記事下広告1

プレイ状況

【ソフトウェア】パッケージ
【プレイ時間】不明。少なくとも40時間はプレイしている
【所持しているサウンドトラック】
 二ノ国 漆黒の魔導士 オリジナルサウンドトラック
【シリーズのプレイ状況】
 二ノ国 白き聖灰の女王 オールインワン・エディション(PS3)

 

ゲーム本編 良い点

スタジオジブリ

スタジオジブリがアニメーションを担当していて、購入の決め手の一つになりました。
やっぱりいい。

二ノ国 漆黒の魔導士

©2010 LEVEL-5 lnc.

久石譲

音楽の担当が久石譲さん。
スタジオジブリのアニメーションを見て、久石譲さんの曲を聞いてと、本当に贅沢でした。
曲を聞いているだけで、やっぱり泣けてきます。

 

イマージェン

愛らしい敵、イマージェン。
ゲームを進めるとそのイマージェンを仲間にすることが可能。
そのイマージェンがかわいいし、かっこいいし、個性的。
進化もできます。

 

合体レシピ

ストーリーを進めるとできるようになります。
素材を集め、「ごうせいなべ」に入れると様々なものが作れます。
なかなかおもしろく、マジックマスター片手によく作っていました。

二ノ国 漆黒の魔導士

©2010 LEVEL-5 lnc.

トレビン

トレビンレーダーを使って、強い心の持ち主を探し、心のカケラを集めます。
例えば、「やる気」溢れる人と話し、魔法で「やる気」の心をもらい、その心を魔法で「やる気」のない人に渡すというもの。
トレビンという瓶の中に入れられるカケラは1つだけ。
どの手順で渡していくか、考えながらやっていくのは楽しかったです。

 

クエスト

さまざまなクエストが発生します。
お使い系が主ですが、お使い系クエストは好きなので、よくやってました。
しかも、このクエストをクリアすると、えいゆうスタンプカードにハンコがもらえます。
ハンコが10個たまると、満点のスタンプカードとなり、冒険を有利に進めることができる、ライセンスと交換ができます。
スタンプ集め、楽しかったです。

 

その他

1・ルビ

会話全てに、ルビがふってあり、子どもでもプレイできます。
しかし、謎を解いたり、話を理解するには、小学校高学年以上でないと、無理な気がします。

2・魔法

マジックマスターに載っている、ルーンを一度使ってしまえば、リストに登録され、いちいち書く必要はありません。
しかし、イベントによっては、一度使っているのに再度書かなくてはいけず、それは面倒でした。

3・地図

街の中や外では、行き先が赤い「→」で書いてあるので、サクサクと行けます。
しかし、場所によっては書いておらず、迷います。

 

ゲーム本編 不満点

一部の声優

声を担当する多部未華子さんや大泉洋さん、古田新太さんなど、好きな方が出ていて、購入の決め手の一つになりました。
けれど、声を担当したある俳優と女優がひどかったです。
誰とはあえていいませんが、
他の方がとてもいいだけにすごく残念でした。
演技力磨いてほしい・・・。

 

イマージェンの育成

仲間になったイマージェンの育成ができます。
おやつをあげたり、遊んだりすると、能力がアップするのですが、これがかなりの面倒さ。

二ノ国 漆黒の魔導士

©2010 LEVEL-5 lnc.

 

戦闘のスピードとおまかせボタン

戦闘のスピードが遅く、もっさりしていて、イライラの原因になります。
設定で変えることもできません。
戦闘に「おまかせ」ボタンがあり、「さくせん」にしたがってオートで戦闘になりますが、高速化にもならず、しかも、1ターンのみのおまかせです。

二ノ国 漆黒の魔導士

©2010 LEVEL-5 lnc.

ゲームバランス

初めてのダンジョンでは、イマージェンを含め、味方は4体。そのうちの3体が戦闘です。
しかし、初めてのダンジョンにも関わらず、敵もウジャウジャ、ちょっとした謎解きもある。
出現する敵が1体だけならまだしも、3体出現することが多い。
回復させる敵もでる。
攻撃力、防御力、回避率が高く、ゲームバランスが悪い。

敵が追いかけてきても、走って逃げ切ることは可能。
しかし、他の敵にぶつかったりして、戦闘。
こちらのMPはすぐに枯渇。
ダンジョン内に緑色ならHP回復、青色だとMP回復ができるクリスタルはあるけれど、場合によっては足りません。
集中的に攻撃されたら、すぐ死にます。

仲間が生きていれば、ゲームオーバーにはなりませんが、このダンジョンで、匙を投げても不思議ではないです。
ダンジョンと、宿屋またはセーブポイントで回復をしながら、強くなっていくのも手です。

 

オリバー無双

仲間になる人間が2人。
少女マルと、中年(?)ジャイロ。
戦闘中のマルは、イマージェンを仲間にできる特技があるのだが、確率は高くない。
戦闘中のジャイロはイマージェンから、アイテムを盗める特技があるのだが、確率は高くない。
他の特技もそんなに強くはありません。
やはり強いのはオリバー。
二人がいる意味は?
なぜ確率をあげなかったのか、不思議です。

 

その他

1・セーブデータ

セーブできるデータは1つのみ。
夫と代わりばんこにプレイしたかったのに。

2・広さ

ダンジョンや街などが広すぎる気がします。
移動が大変です。
ショートカットできるといいのに。

3・高速化ボタンがない

会話はAボタンをポチポチしないと進めず、ボタン押しっぱなしで会話が進むというシステムはありません。

 

指南書「マジックマスター」 良い点

本について

この本、かなりこだわって作られている。
本の中身は、魔法のルーン一覧はもちろん、ゲーム内に出てくる街の紹介や、イマージェンの紹介、アイテムの紹介などがあり、簡易の攻略本のよう。
アストラム言語という魔法使いが使うという言語一覧があり、その言語を使った隠し文字もあったりして、解きたくなる。
また伝説の物語として、13話もの読み物が入っているので、読み物としてもいい。
読み物はそれぞれ短いし、読みやすい。
全ての漢字に、ルビがふってあるので、子どもでも扱いやすい。
装丁もハードでかっこいいし、中身のデザインもセンスがよい。
この本だけで、いくらかけたのだろうと思う。

二ノ国 漆黒の魔導士

©2010 LEVEL-5 lnc.

タッチペンとの相性

ルーンを調べて、 タッチペン で書いてという作業が、まさに魔法使いになったようで、本物の魔法の本を使っている感覚になる。

 

指南書「マジックマスター」 不満点

携帯機との相性

携帯機でのプレイなのに、分厚い本を一緒に持ち歩かなければならない。
いつ使用するかわからないので、攻略本片手にプレイしているのと一緒。
それが苦になる人にとっては、このゲームは向かない。
発想はとてもよかったのに、携帯機との相性がよくなかった。

 

面倒

ゲーム中、突然、本が必要になることがある。
強制で必要になるので、そこで、集中が切れるし、テンポも悪くなる。
またその該当するページを探すのにも時間がかかり、面倒である。

 

指南書「マジックマスター」 まとめ

この本、コピーソフトを違法に配布・所有することができないように作られたのではないかと思う。
当時ニンテンドーDSで横行していたマジコン(マジックコンピューター)問題。
ストーリーを進めたくても、マジックマスターがないと進められないので、違法行為をしている者にとっては、痛い打撃になったはず。
とはいえ、ちゃんとお金でソフトを買ったとしても、上記のとおり、不満も出てしまう。
良い試みだったし、クオリティが高い本なのに・・・。

なお、全てのページを読む必要はありません。
調べたいときに取り出すという感じで大丈夫です。

二ノ国 漆黒の魔導士

©2010 LEVEL-5 lnc.

 

総評

ゲーム内でオリバーが手にしている本が、今自分も手にしているという不思議な感覚になったり、アニメーションや音楽が最高だったりで、よいのだけれど、やはり出てしまう不満点。
しかし、PS3版ではかなり改善され、よくなっているので、そちらのレビューをお待ちください。

関連記事はこちら
→ 二ノ国 白き聖灰の女王 オールインワン・エディション レビューbyみなと

全体評価   ★★★☆☆

シナリオ   ★★★☆☆
操作性    ★★☆☆☆
システム   ★★☆☆☆
キャラクター ★★★☆☆
ビジュアル  ★★★★★
音   楽  ★★★★★

夫からもちょっと言わせてくれ

スタジオジブリや、久石譲氏とのコラボ。
実物の本を使ったゲーム進行。
とても挑戦的で、新しい試みだったが、世間の評価は散々な今作。
マジックマスターがセットになったパッケージ、大きいんですよ。
おそらく中古屋でも嫌われているんでしょう。
近所の中古屋に行けば数百円で売られています。
ただ、上で妻が述べたように、本の出来はかなりのもの。
数百円なら買ってしまってもいいかもしれない。
むしろ、PS3版『二ノ国』のプレイ用に買うのも手です。
PS3版のマジックマスターは、本編プレイ中にメニューから参照できますが、実物あった方がやりやすい。

クリア後のダンジョンについて、ひとつ述べとこう。
高い塔になっていて、登るためには階層を開放(生成)せねばならない。
その生成には特定のアイテムが必要なのだが、必須アイテムの中に「敵がランダムで落とす」ものが含まれる。
つまり、運が良くなければ、そのダンジョンをクリアできない。
これはとても不満な点。

-ゲームレビュー
-, , , ,