ゲームレビュー

大神 レビューbyみなと

2017/08/01

大神

今回のレビューは、『大神』。

これまでにPS2版、Wii版、PS3版(HDリマスター)が発売されていて、俺がプレイ済みなのは、PS2版とWii版。
ので、レビューはPS2版とWii版についてとなります。

そもそものきっかけは、好きな歌手が今作の主題歌を歌っていたので気になったから。
開発も知らないし、犬が特別好きなわけでもないし、ほとんど衝動買いですな。

主人公は、大神(狼)アマテラス。
コロポックルのイッスンを相棒に、荒廃した世界を妖怪たちから守り、蘇らせる旅に出る。

スポンサーリンク

記事下広告1

概要

発売日 [PS2] 2006年4月20日
[Wii] 2009年10月15日
発売元 カプコン
開発元 [PS2] クローバースタジオ
[Wii] レディアットドーン
ハード プレイステーション2、Wii
必要な周辺機器 [Wii] ヌンチャク
ジャンル ネイチャーアドベンチャー
CERO A(全年齢対象)
公式サイト [PS2]大神
 [Wii]大神
画像の出典 画像は全て上記サイトより引用
権利表記 (C)CAPCOM CO., LTD. 2006, 2008 ALL RIGHTS RESERVED. Wii development by Ready At Dawn Studios LLC.
PSストアのページ 大神 絶景版(PS3)

 

良い点

ゲームの根幹を成す「筆しらべ」

特徴的なシステムとして「筆しらべ」がある。
画面を紙に見立て、筆で図を描くことで様々な効果をもたらす。
PS2版ではスティックとボタンで、Wii版ではWiiリモコンのポインタを使って「筆しらべ」を行う。

これはかなり秀逸なシステム。
「一」を描けば一刀両断。敵だけでなく、オブジェクトも切れる。
空に「○」で太陽が現れ、瞬時に昼になる。
枯れ木に「○」で花が咲き、水面に「○」で蓮が浮かぶ。
数々の「筆しらべ」を駆使し、謎解きや戦闘をこなしていく。

大神

 

美しい日本画の世界

冒険の舞台は、墨絵のようなタッチで描かれた世界。
彩りも鮮やかで、アマテラスが走ると草木が芽吹き、ジャンプすると紅葉が舞う。
水の描き方、風の描き方、火の描き方、暗闇や吹雪の表現まで徹底して日本画にこだわっている。
先に述べた「筆しらべ」も、コンセプトの統一に一役買っている。
汚れた土地を一気に浄化する「大神降ろし」は鳥肌必至。

世界を構成する要素に、「昔ばなし」をふんだんに取り入れており、その関係性もおもしろい。
『浦島太郎』や『舌切り雀』等の物語に、今作ならではの味を取り入れ、メインやサブストーリーの厚みを増している。

シナリオも日本神話の色が強く、なかなか濃密かつ感動的。
特にラストバトルは号泣もの。
涙で画面が見えません。
それでも負ける気がしません。

大神

 

愛らしいキャラクターたち

主人公のアマテラスは、狼ではあるが、仕草はほぼ犬。
寝そべったり、じゃれたり、穴掘ったり、粗相したり・・・。

人間キャラも個性豊かで、悩んだり喜んだりする動きがコミカルで可愛い。
野生動物に餌やりができるが、その餌を食べる仕草もとても可愛い。ハグハグハグ。
敵である妖怪の中にすら、言動が可愛かったり、漢らしかったりするものもいる。

 

上質なBGM

今作のBGMも、コンセプトに違わず和風で、とても心地が良い。
使用する楽器も、琴や鼓などの和楽器が多い。
疾走感のある曲が多く、車内BGMとしてもオススメ。
愉快な曲、艶やかな曲、厳かな曲と、バリエーションも豊か。
ラストバトル関連で流れる曲はどれも傑作と言っていい。

不満点

簡単すぎる

今作の攻略は大きく分けて、「ダンジョンの謎解き」と「戦闘」。
どちらも「筆しらべ」を活用することになる。
ゼルダの伝説』シリーズに近いシステムだと思う。

しかし、そのどちらも非常に簡単。
「謎解き」は相棒が逐一ヒントをしゃべるので、考える余地がない。
「戦闘」は、回復アイテムも無敵化アイテムも簡単に手に入り、即時復活の要素まである。
体感的には、通常のプレイがeasyモード。

ただし、それはメインストーリーを追った場合。
サブクエストやミニゲームは、かなり歯ごたえがある。

 

Wiiリモコンの使いづらさ(Wii版)

Wii版の場合、「筆しらべ」はWiiリモコンのポインタを使って行うことになる。
テレビ画面に向かって図を描くことになるので、直観的な操作になり、やりやすくなりそうだと思った。
が、実際はかなり難しい。
思い通りの線が描けないことが多々あり、別の「筆しらべ」が暴発しがち。
今作プレイ時に使っていたリモコンが「Wiiリモコンプラス」でなかったのが、良くなかったのかもしれないが。

 

プレイ状況

ソフトウェア パッケージ版
プレイ時間 合わせて200時間以上
プレイに使用した周辺機器 [Wii] ヌンチャク
購入した関連本 大神絵草子 絆 -大神設定画集-
所持しているサウンドトラック 大神 オリジナルサウンドトラック 
シリーズのプレイ状況(みなと なし

 

総評

さほど期待して始めたわけではない今作。
それが、これほどまでに心震わせ、温かい気持ちになり、満ち足りた気分になる作品だとは思いもしなかった。
今作をプレイしてしばらくは「筆しらべ」の感覚が離れなくなり、現実で枯れた街路樹を見つけると「○」を描きたくなった。

開発スタジオはなくなり、今は多くのスタッフが「プラチナゲームズ」に在籍しているらしい。
開発者が同じ『ベヨネッタ』は、今作がきっかけでプレイした。
全然方向性違うけど、『ベヨネッタ』も楽しい!

幸い、PS3にHDリマスターである『絶景版』が発売されている。
とても簡単なので、今からでも、誰にでもオススメできる作品だ。

ただし、謎解きや戦闘にスリルを求める人には向かない。
酷評することであろう。

PSストアのページはこちら
→ 大神 絶景版(PS3)

全体評価   ★★★★★

シナリオ   ★★★★☆
操 作 性  ★★★☆☆
システム   ★★★★☆
キャラクター ★★★★★
ビジュアル  ★★★★★
音   楽  ★★★★★

妻からもちょっと言わせてもらいます

「大神」はかなり、やりこみましたね。
やりこみ過ぎて、現実の枯れた木を見て、「あっ!○書いて、咲かせなきゃ」と本気で思ったことがありました。

まず、楽しい。綺麗さに鳥肌が立ち、そして泣ける。
ミニゲームは難しいものもありますが、ストーリーは簡単なので、ライトゲーマーにオススメです。
コアゲーマーにとっても、他のゲームでは味わえない美しさや、深さがあるので、ぜひプレイしてほしいところ。
まぁ、夫が言っている通り、謎解きや戦闘にスリルはありません。

余談ですが、このゲームの主題歌を平原綾香さんが歌っています。
夫の影響で好きになった歌手で、ライブにも何回か行ってます。
このゲームの主題歌「Reset(リセット)」ですが、「大神」の為の書き下ろしで、雰囲気に合うように琴の音色が聞こえてきます。
この世界にマッチしていてとてもいいんです。
BGM「Reset~ありがとうバージョン~」も素敵なんですよ。

実はデモテープの段階では、和風ではなかったと聞いたことがあります。
「大神」のスタッフから、和風に作り直してほしいと依頼され、今の「Reset」が誕生したと記憶しています。
あと記憶しているのは、「Reset」という言葉は平原綾香さんが付けくわえた言葉で、それを受けて、シナリオライターさんも「リセット」というセリフを付けくわえたという話。
でも、そのどちらも、どこで聞いたか、見たか、忘れてしまいました・・・。


↑当ブログの人気・イチオシ記事はこちら!

twitter

★下記のフォローボタンでフォローすると、「ゲーマー夫婦 みなとも」の最新の投稿がTwitterでわかります。

この記事を読んだ人は、こちらの記事も読んでいます

この記事を読んだ人は、こちらの記事も読んでいます


-ゲームレビュー
-, , , ,