ゲームレビュー

Red Seeds Profile レビューbyみなと

2017/04/22

「レッドシーズプロファイル」

概要 

【発売年】2010年
【発売元】マーベラスエンターテイメント
【開発元】アクセスゲームズ
【ハード】プレイステーション3
【ジャンル】ホラーミステリーアドベンチャーゲーム
【CERO】 D(17歳以上対象)
【公式サイト】https://www.marv.jp/special/game/rsp/
画像は全て公式サイトからの引用です

 

Red Seeds Profile

©2011 Marvelous Entertainment Inc.

レビュー1発目は、これ!
超絶マイナーゲームの今作。
国内では数千本しか売れてなく、手に入れるのも困難なのだが、
ディレクターズカット版が PSN で配信されると同時に、PS+のフリープレイになったのでダウンロードしました。
北米版を元にしているらしく、タイトルは「Deadly Premonition」。
ゲーム内でも説明書でもこの表記。
ギネス認定されるほど評価が割れるゲームらしいので、恐る恐る始めましたよ。

 

一つの町が舞台で、屋外は自由に散策出来るオープンワールド。
シナリオ進行でダンジョン探索のようなパートに入り、そこではホラーアクション。

主人公には体力・スタミナの他に、空腹度・眠気が設定されていて、適度に食事や睡眠を取る必要がある。

 

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良い点

シナリオ

主人公のヨークはFBI捜査官で、アメリカの片田舎で起こった殺人事件を追うストーリーなのだが、海外ドラマのように練り込まれていて面白い。
捜査の流れや、行動指針、検死報告等、どれもリアリティーのある描写で説得力がある。
トンデモな要素もあるが、物語的には上手く作られているので良いかと。

Red Seeds Profile

©2011 Marvelous Entertainment Inc.

 

個性的なキャラクター

ヨークはB級映画ファンで、保安官の趣味は筋トレ。
ヒロインの保安官補佐は料理が下手、等々、主役級も、脇役も、それぞれ際立った個性を持ち、大変魅力的。
個人の部屋やデスクにも、異なる小物が置いてあったりして徹底している。
例えば、コンビニの店長はロックかぶれで、店内にもギターを飾り、身振りもオーバーで熱い。
彼から「心霊スポットの地図」を購入すると、そこにまつわる怪談を披露してくれる。
わざわざ照明を変えて、ロックな口調のまま。

 

バリエーションの豊富なサイドミッション

〇〇を集めよ、や、〇〇を何体倒せ、といったミッションはほぼない。
簡単なものがほとんどだが、面白い小話が盛り込まれているため、キャラクターの個性を掘り下げるのに役立っている。
サイドミッションには一つ一つトロフィーが用意されている。


住民の行動パターン

町の住民は、ゲーム「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」のように一人一人に行動パターンを設定されていて、時間や天候によって移動する。
地図を開けば、誰がどこに居るかわかるし、屋外なら追いかけることも出来る。

さらに、住民宅の窓から中を覗くことも可能で、帰宅した住民が家で何をやっているか観察することもできる。
筋トレしていたり、テレビを見ていたりと、この辺りも無駄に細かい。

完全に不審者だが、人んち覗いてもFBIから収入が入る!

 

不満点

グラフィック

PS2と大差ないくらいグラフィックは粗い。
だんだん慣れてはくるが、
人物もリアル調なため、変に不気味。
美人って話の被害者も、見た目が怖い。


操作性

キャラクターを動かす時も、運転も、カメラも、照準も、とにかく操作性が悪い。
カメラは何故か左右反転の設定が生きない。
幸い敵は弱いのでなんとかなるが、イライラの要因にはなります。


戦闘要素

所謂「ゾンビ」っぽい敵が出てくる。
撃つなり斬るなり殴るなりして倒すわけだが、
正直、居る必要性は感じなかった。
恐怖演出としても、他にやりようがあるでしょうに。
そもそもあまり怖くないし、ダンジョンパートの引き延ばし要員って印象。
戦闘自体が楽しければ評価は違うかも。

Red Seeds Profile

©2011 Marvelous Entertainment Inc.

このゾンビ、「シャドウ」と表記されていたので、ゲームのペルソナシリーズやユング心理学における「シャドウ」に近い存在かも、と思ってプレイしていたのだが、ゲーム内で手に入るカードに書いてある説明には「怨霊が死体に憑いたもの」で、ちょっとガッカリ。


移動がダルい

舞台となる町は、8km四方のオープンワールド。
ただし、侵入不可の林や森、川や湖なども多く、端から端まで単調な道路で移動する事が多い。
初期の車は時速50kmほどしか出ず、ワープアイテムを手に入れるまでは辛い思いをすることに。
しかもこのワープアイテムは、シナリオ進行で必ず手に入るものではなく、特定のサイドミッションをこなす必要がある。

地図も大変見辛く、主人公の向いてる方角で回転するため、目的地に着くまでに何度も地図を見て確認するはめになる。


収支のバランスがおかしい

前述した「覗き」の他にも、主人公のあらゆる行動に対してFBIから給料が入る。
敵を倒す、ヘッドショットを決める、勲章(マリオのコインのように各地に点在)を拾う、サイドミッションをこなす、聞き込みをする、さらには髭を剃る、スーツを着替える、セーブする、占いをするなどの謎の収入も。FBIって・・・。
チャプタークリアでもお金は入るし、とにかく収入には困らない。

まぁ、それはいいとして、問題は「貯まったお金を使う機会がない」こと。
武器はほとんど拾えるし、弾丸も無限の銃が手に入る。
食費も大したことないし、洗車も給油も安い。

さすがに車はそこそこ高額だが、買う必要があるのは最後の一台のみ。

別荘とか買えれば良かったかもなぁ。家具を買ったりレイアウトしたり。
どうぶつの森か。
・・・いや、意外といいかも。

このゲーム、サイドミッションの発生タイミングの調整のために、食事や睡眠を簡単に取りたいことがよくある。
装備やスーツの整理、髭剃り等も全て一箇所で、さっさと行えると良かった。

うん。別荘、ありだわ。

 

総評

粗々しいグラフィックと荒々しい操作性で第一印象は最悪。
が、辛抱強く進めることで慣れ、作りこみの細かさ、こだわりを感じる作品だ。
いい点も悪い点も、まだまだ膨大にあり、確かに賛否両論である。

表面的には酷いゲームではある。が、プレイするほどに魅力が判るスルメゲーでもある。
ただし、いくら中身を作り込んでいても、そこへ至る前に挫折してしまうような作りなのは、やはりマイナス。
もしこれからプレイする方は、第一印象で決めず、根気よくプレイすることを勧めます。

【ソフトウェア】ダウンロード版
【プレイ時間】約40時間
【トロフィー状況】コンプリート
【トロコン難易度】簡単

全体評価   ★★★☆☆ 

シナリオ   ★★★★★
操 作 性  ★☆☆☆☆
システム   ★★☆☆☆
キャラクター ★★★★★
ビジュアル  ★★☆☆☆
音   楽  ★★☆☆☆

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