ゲームレビュー

世界樹と不思議のダンジョン レビューbyみなと

2017/06/15

概要 

【発売日】2015年3月5日
【発売元】アトラス
【開発元】スパイク・チュンソフト
【ハード】ニンテンドー3DSシリーズ
【ジャンル】ダンジョンRPG
CERO】B(12才以上対象)
【公式サイト】http://sq-atlus.jp/sfd/
画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの

世界樹と不思議のダンジョン

アトラスのダンジョンRPG『世界樹の迷宮』シリーズ。
チュンソフトのローグライクRPG『不思議のダンジョン』シリーズ。
この2シリーズが、奇跡のコラボ!
3DS『世界樹と不思議のダンジョン』をレビューします。

なお、今作のゲーム内容はこちら
→ 世界樹と不思議のダンジョン ゲーム内容編 byみなと

 

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良い点

コンセプト

『世界樹の迷宮』と『不思議のダンジョン』。
どちらも「ダンジョン」を題材としたゲームである。

この2シリーズのコラボが実現しただけでも、凄い。

実質「キャラクターメイクが可能な『不思議のダンジョン』」って感じ。

世界樹と不思議のダンジョン

砦から再スタート

転送機能がある砦を建設しておくと、ダンジョン再進入の際、その砦から再スタートできる。
長丁場となるダンジョン攻略で、この機能は非常にありがたかった。

 

キャラクターデザイン

今作のキャラクターデザインは、『世界樹の迷宮』でのキャラクターデザインを基に、『不思議のダンジョン』のデザイナーが描いたもの。
ここでもコラボが!

雰囲気はかなり『世界樹』に寄せてあり、可愛らしい。

街のキャラクターも個性があり、会話していて楽しい。

 

不満点

味方AIの頭が悪い

リーダー以外の味方はAIによる操作なのだが、これがすこぶる頭が悪い。

  • 敵がいないのに、状態異常回復スキルを使う(時間経過で回復する状態異常がほとんど)。
    と思ったら、すれ違うだけで回復する「マヒ」を放置。
  • 弱い敵に対し、大技や強化スキルをガン積み
  • とにかくTPを温存しようとしない
  • はぐれると、合流する努力をしない。
    リーダーが別部屋等にワープしてしまうと、残りのメンバーは自由に歩き回ろうとする。
    チームでしょ?
  • 勝手に歩いて勝手に罠にハマる。
    罠を調べながら歩いている時でも同じ。
    「リーダー以外は罠にかからない」仕様でも良かったのに。
  • 敵に突っ込む。
    「空振りして引き寄せる」といった戦法は知らないようだ。

「パーティーでダンジョン攻略」が売りだと思うが、AIのせいで完全に足枷。
ソロ攻略の方が安定するという・・・。

スキルはON/OFFが可能ではある。
使ってほしくないスキルはOFFにできるが、「適度に」とか、「状況に応じて」とかはできないようだ。
スキルの回復手段は多くないし、琥珀床での回復も微々たるもの。
そもそも、リーダーは温存できているので、「TPが枯渇しているメンバーを操作キャラに切り替えてから琥珀床を踏む」という手間をかける必要が出てくる。

 

満腹度(FP)が無意味

FPが減るのは、操作キャラ(リーダー)だけである。
職業によって、減り方には差がある。
他のメンバーはいくら歩こうが、FPは減らない。

要するに、リーダーのFPが厳しくなってきたら、他のキャラをリーダーにしてしまえば良い。
お弁当系のアイテムは全員のFPを回復する効果がある。
お弁当は宿屋で毎回貰えるため、FPで困ることは、ほぼ無い。

琥珀床の仕様と相まって、FP自体に意味が無いように見える。
『不思議のダンジョン』では重要ステータスなのに・・・。

全員のFPが一律で減るようになれば良いのに。
で、琥珀床の効果は全員に現れるように。
これなら、FPとTPの価値も妥当になりそう。

 

D.O.Eの「特別感」が薄い

『世界樹』の「F.O.E」と言えば、初見では撃破不可能な超強敵で、できるだけ避けて攻略するのが望ましい存在である。
倒すことができれば特別な素材を落とし、達成感もひとしお。

しかし今作の「D.O.E」は、はっきり言って弱い

初めて遭遇した相手でも完封することすら可能で、比較的ホイホイ出てくる。
ダメージを与えるためには手順が必要だが、面倒くさいだけで「強さ」には繋がっていない。

しかも、素材はあまり落とさない。

自動セーブで、全滅時のペナルティが重い為、あまり尖った難易度にはできないのかもしれない。

 

ダンジョンが単調 多い 長い

ストーリークリアまでに攻略必須なダンジョンは7つ。
さらに、クエストで訪れるダンジョンは4つ。
クリア後に解禁されるダンジョンは9つ。

なんでこんなに多いかね。
本家は両方ともダンジョン数はそこそこだったと記憶していますが・・・。

ダンジョン構成も景色と敵が違うだけで、やっていることは同じ。
特殊なダンジョンは「レベルリセットダンジョン」くらい。

敵に関しても、そのダンジョン内では大体同じメンツ。
深く潜れば強化されるが、それだけ。

で、1つ1つのダンジョンも長めなため、退屈する。
途中から「砦建設に専念して即降り」で攻略することにした。

 

ダンジョン内BGMが穏やかじゃない

『世界樹』でおなじみの曲がアレンジされたりして、全体的には良曲揃い。

ただ、ダンジョン内に関しては基本的に「戦闘曲のアレンジ」。
探索と戦闘の線引きが無いシステムではあるが、ずっと「戦闘曲」なのは気が滅入る。

本家の『不思議のダンジョン』では、ダンジョン内でも穏やかな曲や明るい曲も多いのに・・・。

 

その他の不満点

  • ツボが無い
    アイテムを保存したり、不要なアイテムを変化させたり、合成したり・・・。
    そういった事はできない。
  • マッピングができない
  • 「ページ送り」のコマンド
    通常と、店や預り所の時と、操作方法が違う。暴発しますわ。

世界樹と不思議のダンジョン ページ送り

通常は「X」+上下ボタン

世界樹と不思議のダンジョン ページ送り

預かり所等では「START」+上下ボタン

 

総評

『世界樹の迷宮』も、『不思議のダンジョン』も好きなシリーズだけに、期待していた今作。
実際プレイしてみると、どっちつかずの印象でした。

両作の特徴が、逆に両作の長所を潰してしまっていました。
AIも、ダンジョン構成も、ダンジョン数も・・・う~~ん、改善してほしい部分が多い。

俺にとっての『世界樹』の魅力は、やはり「マッピング」なんだと、あらためて認識しました。

今作はむしろ、『世界樹の迷宮』も、『不思議のダンジョン』も未プレイの人にとって良いかもしれません。

【ソフトウェア】パッケージ版
【プレイ時間】35時間
【シリーズのプレイ状況】
 ▼『世界樹の迷宮』シリーズ

 『世界樹の迷宮』(DS)
 『世界樹の迷宮IV 伝承の巨神』(3DS)

 ▼『不思議のダンジョン』シリーズ
 『不思議のダンジョン2 風来のシレン』(SFC
 『不思議のダンジョン 風来のシレン2 鬼襲来!シレン城!』(N64)
 『不思議のダンジョン 風来のシレン3 からくり屋敷の眠り姫』(Wii)
 『不思議のダンジョン 風来のシレン5 フォーチュンタワーと運命のダイス』(DS)
 『不思議のダンジョン 風来のシレンGB 月影村の怪物』(GB)
 『不思議のダンジョン 風来のシレン 月影村の怪物』(PC)
 『不思議のダンジョン 風来のシレンGB2 砂漠の魔城』(GBC)
 『不思議のダンジョン 風来のシレンDS2 砂漠の魔城』(DS)
 『不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!』(PC)

 『トルネコの大冒険2 不思議のダンジョン』(PS)
 『トルネコの大冒険3 不思議のダンジョン』(PS2)

全体評価   ★★★☆☆

シナリオ   ★★★☆☆
操 作 性  ★★☆☆☆
システム   ★★☆☆☆
キャラクター ★★★★☆
ビジュアル  ★★★★☆
音   楽  ★★★★☆

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