ゲームレビュー

ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 3D レビューbyみなと

2017/04/18

概要 

【発売日】2015年2月14日
【発売元】任天堂
【開発元】オリジナル版・任天堂、リメイク・グレッゾ
【ハード】ニンテンドー3DSシリーズ
【ジャンル】アクションアドベンチャー
【CERO】B(12才以上対象) 
【公式サイト】https://www.nintendo.co.jp/3ds/ajrj/index.html
画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの

ムジュラの仮面3D

今回のレビューは、ゼルダの伝説 ムジュラの仮面3D。
ゼルダの伝説 時のオカリナ3D』と同様に、ニンテンドー64版のリメイク作品。
時のオカリナの直接の続編。
ただし、前作をやっていないとわからないような物語の繋がりはない。

せいぜいエポナとの出会いや、ゼルダ姫やオカリナとの関係がわからないくらい。

リメイクの際、3DSに適した画質、描き込み、ボタン割り当て、立体視、イベントの追加・変更等、改良されている。
ちなみに、New3DSのCスティックにも対応していて、カメラ操作が可能になっている。

 

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良い点

斬新なシステム

前作時のオカリナは、数々の革新的なシステムを生み出した。
今作は直接の続編だけあって、基礎となるシステムは同じ。
正直、基礎だけでも十分完成されていて、シナリオや謎解きを一新しただけでも商品にはなったと思う。
しかし、今作ではそんな安全策は取らず、挑戦的とも言える、いくつもの斬新なシステムが盛り込まれている。

 

1・お面

前作にも、お面を被ることで効果が得られるものがあったが、今作ではこれを大きく進化させた。
作中で手に入る24種のお面は、どれも効果が異なり、イベント進行、攻略、情報収集等に使うことになる。
ほとんどのお面はイベントで1、2回使う程度のものだが、中には、被ることでプレイヤーキャラが変身し、全く別のキャラクターを操作出来るお面もある。
この変身お面は、各ダンジョン攻略において非常に重要で、今作の根幹を成す要素。

お面をかぶる

 

2・3日間システム

今作での冒険の舞台は、3日後に月が落ち、滅亡する世界。
プレイヤーは、この滅亡までの3日間を、時を操り、繰り返し続け、滅亡を阻止するために冒険することになる。
特筆すべきは「この世界に住むほとんどの住人は、この3日間それぞれのサイクルで行動する」って事。
しかもそれは住人一人一人に対し、分単位で設定されていて、こちらが何かアクションを起こさない限りそれは不変である。まぁ3日間ずっと同じ場所に立ってる人もいるけど。

例えば、ある人とある人は、最初の日の何時何分に必ず会話をする。
プレイヤーがそれを聞き逃しても、最初の日に戻り、その現場に行けば会話を聞ける。
この「3日間システム」を理解すると、「先回りして事件を解決する」「未来でしか知り得ない情報で稼ぐ」「会うはずのない人同士を引き合わせる」といった「タイムトラベラー」な攻略が可能になる。

3日間のいつでも、楽器さえ使えれば最初の朝に戻ることが出来るが、その際、消耗品やお金は全て失う。
イベントの進行もリセットされる。
お面や装備品、成長度は残る。
消耗品以外のアイテムも残る。

月が落ちてくる

 

独特な雰囲気

前作も個性的なキャラクターは多く、怪しい雰囲気もあった。
今作は、そこがさらに強くなり、不気味で、どこか怖いような、悲しいような雰囲気が漂う。
前述した変身お面を被るシーンは、かなりホラー。(2回目以降はスキップできます)

 

豊富なサブクエスト・ミニゲーム

本編をクリアするだけなら、あっという間。
今作はお面集めや、ハートのかけら(体力アップアイテム)集めといった収集要素が数多くある。
入手方法も様々で、

  • サブクエストをクリアする
  • ミニゲームをクリアする
  • 脇道や洞穴を探索する

等々。
ミニゲームも、

  • 的あて
  • レース
  • 釣り
  • 迷路

等、バリエーション豊か。

怪しいお面屋

 

不満点

「初心者お断り」な難易度

ダンジョンに散りばめられた仕掛けは、立体的かつ多面的で、大変上質で解き応えがある。
しかしその難易度は、最序盤から高めで、ゼルダに慣れていなければ非常に難しい。
「シーカーストーン」という救済措置はある。
前作をクリア済みであれば分かることではあるが、

  • 目のスイッチは射抜く
  • 踏むスイッチは、踏み続けなければならないもの、時間経過で元に戻るもの、踏みさえすればいいもの、がある
  • 宝箱にもフックショットが刺さる
  • 火の点いた篝火を射れば、矢に火が点く

等、この辺りは説明不足だと感じた。
3日間という時間制限もあり、謎解きにモタモタしていられないのも辛いところ。

 

「3日間システム」の弊害

斬新で面白い「3日間システム」だが、無視できない弊害もいくつかある。

最初の朝に戻ったら、それまで所持していた消耗品は全て失う。
お金は預けていれば戻ってくるが、矢や爆弾、ビンの中身等、必要なら集め直す必要がある。
店では売っていないものもあるし、壺や草を漁る手間がかかる。

最初の朝に戻ったら、進行中のイベントはリセットされる。
時間が戻っているから致し方ないが、全く同じ会話を繰り返さなければならない。
スキップも出来ない。
差し込まれるムービーも、ほとんどスキップできない。
時の繰り返しを認識してる相棒の妖精ですら、同じ話をし出す。

 

最終盤での一部ステージ

今作でも謎解きは面白かったが、最後の最後で、謎解きとは関係ないテクニックを求められて詰まりかけた。
具体的に言うと「水中から勢い良く飛び出し、足場に乗る」ってところ。
タイミングが難しく、それを4回せねばならないのだが、1度でも失敗すれば最初から。
しかも、スイッチを起動させ、扉が開いている間にたどり着かねばならない。
そういうのはミニゲームにしてくれ。本編に入れないで。

 

総評

特徴的なシステムは難点もあるが、その攻めの姿勢は、とても評価している。
難易度は上昇したが、詰まった時の救済措置もある。
今作は、距離感を掴んだり、頭上の月を眺めたりするのに、立体視の恩恵が強い。
なかなかの臨場感なので、プレイする際、3D表示は出来るだけONがオススメです。

思ったのだが、
「時のオカリナ」と「ムジュラの仮面」の関係は、「ゼノブレイド」と「ゼノブレイドクロス」の関係に似ている気がする。
前作は、革新的なシステムと王道な展開で、多くの人が認める「名作」。
次作は、尖った試みを盛り込み、アクが強くなり、人を選ぶ「怪作」。
「一緒にすんな!」と怒られそうだが、俺は4つとも大好きです。

 

【ソフトウェア】ダウンロード版
【プレイ時間】45時間
【シリーズのプレイ状況】
 ゼルダの伝説 時のオカリナ(N64)
 ゼルダの伝説 夢幻の砂時計(DS)
 ゼルダの伝説 4つの剣 25周年記念エディション(DSiウェア)
 ゼルダの伝説 スカイウォードソード(Wii)
 ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D(3DS)

全体評価   ★★★★★

シナリオ   ★★★★☆
操 作 性  ★★★☆☆
システム   ★★★★★
キャラクター ★★★★★
ビジュアル  ★★★★☆
音   楽  ★★★★★

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