はじめに
KEMCOのノベルADVゲーム『レイジングループ』。
「人狼ゲーム」というコミュニケーションゲームを題材にした伝奇ホラーです。
作中では会話や心理戦により、ヒトの中に紛れたオオカミを探し出します。
私たちは、このゲームで初めて「人狼ゲーム」のことを知りました。
実際にやってみたいなぁ。
市販されているセットも、5人以上とか。
少なくとも3人。
私たち夫婦でもできる「人狼ゲーム」ってないかな?
・・・作っちゃおう!
ということで、2人でプレイできる「人狼ゲーム」を考えてみました。
2人プレイでも楽しめるようにルールを改変しているので、通常の「人狼ゲーム」や『レイジングループ』の設定とも異なる部分がありますので、ご注意ください。
スポンサーリンク
目次
用意するもの
- トランプ13枚(A~K)
スート(マーク)は何でもよい - サイコロ
1~6の数字が引けるくじでもよい - あるていど広い場所
トランプゲームができるくらいでよい
カードの役割
A、2、3、4、5、6・・・ナンバーカード
7、8、9、10・・・参加者「人間カード」(通称・ヒト)
J、Q、K・・・参加者「人狼カード」(通称・オオカミ)
ゲームの流れ
①場を作る
まず、ナンバーカードを下図のように配置します。
わかりやすいように、プレイヤーは私たちの顔にしています。
②カードを配る
7~Kの7枚をシャッフルして、裏向きに、各ナンバーカードの横に1枚ずつ配ります。
余った1枚は、除外して見えないようにします。
この時、自分の前に配られたカード(この場合みなとは1に配られたカード、ともは2に配られたカードを)のみを確認します。
このカードが「ヒト」であれば、「ヒト」の勝利を。
「オオカミ」であれば、「オオカミ」の勝利を目指します。
残りが3人になった時点でカードをオープンにし、多い陣営が勝利です。
ただし、「K」が残っている場合は「オオカミ」の勝利です。
相手プレイヤーが「敵」か「味方」かわからない状態なのがポイント。
また、「ヒト」と「オオカミ」の正確な数も不明です。
③ゲームの開始・最初の犠牲
まずサイコロを振り、出た目の参加者を、ナンバーカードの上に横にして置く。
この「横にして置いた状態」は、「離脱してしまった」ということ。
わかりやすく十字にして置きます。
例として、サイコロで「4」が出た場合は、こんな感じ↓。
この時の出目が「1」や「2」だとしても、例外なく犠牲になります。
その場合、プレイヤーにとっては「自分の陣営が1人減った」ということがわかります。
④昼の相談・次の犠牲
次に、生存している参加者の中から、どのナンバーを離脱させるか相談します。
ここでは、離脱した参加者はすぐに正体が明かされます。
例として、ここでは相談して「5」を離脱させることにしました。
今回、「5」は「10」で、「ヒト」でした。
⑤夜・覗き見
3~6の参加者の中から、好きな参加者の正体を覗きます。
すでにゲームから離脱しているナンバーでもOKです。
お互いのプレイヤーが覗き見たいナンバーを指差し、かぶったらジャンケンで決めましょう。
正体を相手に見せてはいけません。
相手がどのカードを覗き見たかは、しっかり覚えておきましょう。
例として、みなとは「4」の正体を。
ともは「6」の正体を覗き見しました。
←「4」の正体を知っている | |||||
←「6」の正体を知っている |
⑥最後の昼
プレイヤー同士で相談して、この場で離脱させるナンバーを決めます。
覗き見たナンバーを指定するか、はたまた「A」や「6」を指定するか。
覗き見たナンバーや、自分の正体について「ウソ」をつくのもアリです。
お互いの意見がまとまらない時はジャンケンで決めます。
勝ってから意見を変えてはいけません。
例として、みなとは「A」を。
ともは「6」を指定しました。
みなとの指定に警戒したともは、意見を変更。
「3」を指定。
みなともそれに同意しました。
←「4」の正体を知っている | |||||
←「6」の正体を知っている |
⑦勝敗
この時点で残っているナンバーが3枚になったので、オープン。
数が多い陣営が勝利することになります。
ただし、「K」が残っている場合は「オオカミ」の勝利です。
例として、こんな結果になりました。
「オオカミ」1人。
「ヒト」が2人で、「ヒト」の勝利です。
←「オオカミ」だったので、負け | |||||
←「ヒト」だったので、勝ち |
ここで、もし残った「オオカミ」である「A」が「K」だった場合、例外的に「オオカミ」の勝利でした。
まとめ
いかがでしたか?
全体の流れは、こんな感じです。
- カードを配る
- 自分の陣営を確認する
- サイコロを振り、出た目のナンバーが離脱
- 相談して、決めたナンバーを離脱させる
- 好きなナンバーを1枚、覗き見る
- 次に離脱させるナンバーを話し合う
- 3枚残った時点でオープン
多い陣営の勝利 - ただし、「K」が残れば「オオカミ」の勝利
運の要素も絡み、探り合いやダマし合いもできそうなゲームにできたと思います。
変則的なルール
開始時、ナンバーカードの7番目として、真ん中にジョーカーを置き、そこにもカードを配る。
ゲーム中、ジョーカーは指定されないし、覗き見れない。
ジョーカー以外の3枚が残った時点でジョーカーを含む全てのカードを公開。(「K」生存の場合は「オオカミ」強制勝利)
この時ジョーカーと同じ陣営のカードが劣勢だった場合、サイコロを振る。
出た目のナンバーが残っていたら、離脱。
離脱していたら復活させ、その上でジョーカーを含む残ったカードで、過半数をとった陣営が勝利。
ただし、ジョーカーが「K」だった場合、強制的に「オオカミ」の敗北。
という追加ルールも、おもしろいかもしれません。
夫婦で色々検証して遊んでみましたが、「ゲームを作りだす」というのは本当に難しいですね。
考案したこのゲームも、もっとおもしろくする方法が、まだまだありそうです。
人狼ゲーム専門家の方に言わせれば、「こんなの全然『人狼』じゃない!」と言われるかもしれませんが・・・。
もしよろしければ、遊んでみてくださいね。