壮大なシリーズとなる、アサシンクリードの第1作目。
シリーズのストーリーは全て繋がっているため、まずこの作品をプレイしないと、話はわからない。
2012年の現代を生きるバーテンダーのデズモンド。
そして、1191年の第3回十字軍遠征時代のアサシン(暗殺者)である、アルタイル。
その二つの時代を行き来して、物語は進む。
厳密にはデズモンドの先祖である、アルタイルの人生を追体験するという構造になっているので、アクション部分はアルタイル。
綺麗なグラフィック。そしてオープンワールド型のマップを駆け回るアクション性の高さが特徴。
スポーツであるパルクール(フリーランニング)が基となっていて、壁をよじ登ったり、足場から足場へと飛び移ったり、高い場所からの飛び降りなどのアクションが楽しめる。
なお、デズモンドとアルタイルの顔のモデルは、カナダのタレントでモデルのフランシスコ・ランデス氏。
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目次
概要
ゲーム内容
主なゲームの流れはこんな感じ。
1・アサシン教団本部の長であるアル・ムアリムから暗殺依頼を受ける
2・ターゲットがいる街のアサシン教団支部の管区長に会いに行く(入口は屋根)
3・街でターゲットについての情報収集
4・アサシン教団支部の管区長に暗殺許可をもらう
5・暗殺実行
この流れの繰り返しになる。
一見、飽きそうな流れだが、旗を集めたり、テンプル騎士団を倒したり、市民救出などのやりこみ要素があるため、飽きずにプレイできる。
武器は長剣、短剣、投げナイフ、素手。(投げナイフはストーリー進行していくと持てるように)
RPGでよくある、武器を調達したり、スキルを自分で獲得したり、宝箱を開けるというシステムはない。
良い点
暗殺者
暗殺者という名の通り、忍びながらの暗殺ができておもしろい。
スリをして投げナイフの調達をしたり、盗聴などもできる。
パルクール
スポーツである「パルクール」。
これを基に作られているため、「パルクール」の疑似体験をしているかのよう。
ジャンプして掴んだり、壁を登ったり、高い場所からジャンプしたり、爽快感があり楽しい。(バック転はしない)
余談だが、以前テレビで、「パルクール」をやっている人が言っていた。
「パルクール」を練習していると、「危ないから止めなさい」と注意されると。
まだまだ、認知度が低い。
住人の反応
壁に登ったりしていると、街の住人が「いい大人が、まるでガキじゃ」とか、「何のためにあんなことを」とか、次から次へと言われる。
この反応って当然で、もしそんな人を街で見かけたら、そういう発言するよねと、納得がいく。
プレイ初期では「ごめんなさい」とか「すみません」とか、ゲームに向かって返事していたが、慣れてくると「うるせー」とか「暗殺だよ暗殺」とか返事していた。
神学者と共に
神学者と呼ばれる集団がいる。
この神学者の中で「祈る」をすると、神学者として敵に認識されるため、警備隊がいて通りにくい場所も楽々通れる。
この神学者の「祈る」は一回、集団で動き出すと、自動で祈りながら移動してくれるため、とても楽だった。
その他の良い点
- 流血表現のON/OFF機能(私はOFFにしてプレイ)
- 本拠地から他の町へのワープ可(ストーリー進行の途中から)
- ビューポイントのシステム
不満点
操作性
壁に張り付いている時、早く降りたいが、操作できるまでにタイムラグがあり、すぐには降りられない。
また、壁を登っている時、すぐに横移動してほしいが、なにか考えているのか、すぐには移動しない。
ハトのたまり場所
ハトがたむろっているいる箇所は、そこからジャンプすると藁山があって、どんなに高くともシンクロバー(HP)を減らさず降りられる。
しかし、ハトに近づくと、目印のハトが飛んで行ってしまうため、意図せず、下に降りてしまう。
つまり、敵に追われている時に、隣の建物にジャンプして逃げたいが、ジャンプした場所が、ハトがいた場所で、降りたくないのに、下に降りてしまう。
ハトを目印にしたのは、景観を損なわず、いいアイディアなのだが、逃げ回っている時くらいは、なにか別の目印がよかった。
やり込み要素とトロフィー
やり込み要素として、俄然やる気にさせるのが、 トロフィー 。
旗集めや市民救出、テンプル騎士団暗殺や街の地図解放など、トロフィーになりそうなやり込み要素がたくさんある今作。
さぞかし、トロフィーも充実していると思いこんで、やり込みながらプレイしていたが、いつまでもトロフィー獲得のお知らせが出ない。
不安に思い、トロフィーを見たら、トロフィー未対応。
調べてみると、なんと、PS3版よりも先に発売されたXBOX版には実績(PS3でいうトロフィー)がある。
でもPS3版にはない。
しかも、それらのやり込み要素をやり遂げても、ご褒美がない。
例えば、衣装が増えるとか、投げナイフが無限になるとか、そういう特典もない。(市民救出と地図解放では、シンクロバーが増えるくらい)
ご褒美やトロフィーがなくても、やり込み要素が好きという人はいる。
でも私の場合、なにかしらのご褒美がないとやる気が削がれる。
なので、途中からストーリーのみプレイした。
ちなみに「アサシンクリードⅡ」からはトロフィー対応。
セーブ
オートセーブだが、「ビューポイントでシンクロする」「旗を取る」「テンプル騎士団を暗殺する」など、セーブされるタイミングが固定。
しかも、途中でやめると、「え?そこから再開?」という場所から再開だったりして、不便だった。
物乞いと薬物中毒者と酔っぱらい
街を闊歩していると、絶対出会うのが、この人達。
なにもしてこないならいいのだが、してくる。
まず物乞いは「お金を恵んでちょうだい」「旦那が病気なんだよ」「頼むよ~」などと、しつこくまとわりつき、しまいには、石をぶつけてくる。
薬物中毒者と酔っぱらいは、絡んできたり、なにもしていないのに暴力を振るってくる。
奴らのせいで騒ぎとなり、敵に見つかり、戦闘になったり、ミッションが失敗したことはよくあった。
腹が立って暗殺したら、怨念なのか仕返しとばかりに、敵に見つかった。
どうすればいいんだ!!
その他の不満点
- スキップ不可
- 字幕未対応(日本語音声なので理解はできるが、字幕がほしかった。Ⅱでは字幕対応)
- 外国人なのに日本語を話すので違和感を覚えた。(Ⅱでは英語音声・イタリア語音声・日本語音声に切り替え可)
- 管区長の顔が皆同じ。しかし性格は別。(性格が違うのだから、顔も別にしてほしかった)
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 不明だが、20時間くらいプレイしている |
シリーズのプレイ状況(とも) | ASSASSIN'S CREEDⅡ(PS4) ASSASSIN'S CREED BROTHERHOOD(PS4) ASSASSIN'S CREED REVELATIONS(PS4) |
トロフィー 状況 | 未対応ソフト |
総評
不満点はやや多いが、このシリーズの魅力はわかった。
概要でも書いた、今作の次回作である『アサシンクリード エツィオコレクション』(PS4)をプレイ予定。
今作しかプレイしたことがないので、楽しみである。
なお、エンドクレジットが終わっても歩き回れる。
ぜひ「タカの眼」で色々見てほしい。
ちなみに次に紹介するサイトは、ラストについて、まとめてある。
お馴染みの記号や知らない記号などもあって、興味深い。
ネタバレなので、今作をプレイ済みの方のみ見た方がいい。
→ アサシンクリードウィキア
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |