フィンランドの開発会社「Frogmind Oy(現・Frogmind)」が手掛ける、横スクロールアクションアドベンチャーゲーム『Badland(バッドランド): Game of the Year Edition』。
スマホアプリとして配信され、2013年の「アップルが選ぶゲーム」としてのゲームオブザイヤーを受賞。
ローカルマルチプレイモード等を搭載し、配信と同時にフリープレイとなりました。
- 「どんなゲームか?」
- 「アイテムの効果は?」
- 「ステージギミックは、どんなものがある?」
こういった海外開発フリープレイタイトルは、そういう疑問を持つものばかりですよね。
画像や動画を見ただけでは、イマイチわからないものが多いです。
みなとはVITA版で、「シングルプレイモード」の全ステージをクリアしました。
そこで、今作が「どんなゲームか」を簡単に解説します。
「マルチプレイモード」には手をつけていませんので、その部分の解説はできません。
あらかじめご了承ください。
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概要
というわけでSwitch版の情報を記載します。
基本的なこと
画像のキャラクターを操作して、ゴールを目指す横スクロールアクションゲームです。
画面は強制的に移動していて、左端に置いていかれるとミスになります。
場面によっては、スクロールが止まるところもあります。
上のキャラクター、名前がチョットわからないので、ここでは「クローン」と呼ぶことにします。
ちなみに、これから紹介するアイテムやギミックの名称も、だいたい俺が勝手に名付けたものです。
右端の白い円がゴールです。
ここに吸い込まれることで、そのステージをクリアとなります。
クローンが1体でも、ここに到達できればクリアです。
各種設定
ステージ選択画面の左上、「歯車のアイコン」で設定ができます。
サウンドの音量や、表示言語を変えられます。
取得済みトロフィーの確認も可能です。
未取得・隠しトロフィーのヒントも見ることができます。
操作方法
- ×ボタン(Rボタン)を押し続けることで、上昇
- 離すと、下降
- 左スティックで、左右に動く
- 決定は×ボタン
PS VITA の場合、画面のタップ・スワイプでも同様の操作ができます。
これだけです。
ボタンを押す長さや、スティック操作により、横スクロールのスピードも変化します。
操作に関しては、かなり直感的にプレイできます。
画面下の「レベル」を選択すると、そのステージを最初から。
その隣の「チェック点」を選択すると、直前のチェックポイントから再開。
攻略中に全滅した場合も、直前のチェックポイントから再開します。
右の「チェック点をスキップ」を選択すると、次のチェックポイントへスキップします。
これは、クリア済みのステージでのみ選択できます。
パワーアップアイテム
道中さまざまなパワーアップアイテムを拾い、クローンの形態やスピードを変化させながら攻略することになります。
パワーアップアイテムは、近づくとクローンに吸いつくように動きます。
壁などにガッチリくっついているものは、自分で取りに行く必要があります。
パワーアップアイテムは、取れば取るほど効果が重なります。
ただし、これから紹介する項目ごとに「対」になっているため、両方取ると効果が相殺されます。
▼サイズマター
クローンのサイズを変化させるアイテムです。
大きくなると、重くなり吹き飛ばされにくくなります。
ただし、動きが遅くなり、狭いところも通れません。
小さくなると、狭いところを通れます。
ただし軽いため、弾かれたりすると制御がきかなくなります。
▼クローン分裂
クローンが分裂し、2体になるアイテムです。
分裂した個体は、同じ動きをします。
『スーパーマリオ3Dワールド』の「ダブルチェリー」のような効果です。
このパワーアップアイテムを取った個体のみが、分裂します。
上手く動きを調整して、「2手に別れる」といった攻略が必要な場面もあります。
▼クローン増殖
クローンが10体に増殖するアイテムです。
「クローン分裂」と同様、全て同じ動きをします。
「クローン分裂」も同様ですが、増殖した個体は、どれがパワーアップアイテムを取っても、全体に効果が及びます。
ただし「クローン分裂」と「クローン増殖」だけは取得した個体のみが分裂・増殖します。
増えた分、全体を安全に進行させることは難しいです。
数に物を言わせたゴリ押し攻略が必要な場面も多く、「増えては散り、増えては散り」を繰り返すこともあります。
1体でもゴールすればクリア扱いなので、気にすることなく。
ただし、ゴール時に生き残っているクローンの数は集計され、「トロフィー」や後述する「ミッション」の達成にも関わってきます。
たくさん取り続ければ、100体以上になることも。
▼スピード
スピードを増減させるアイテムです。
クローンの動きだけではなく、横スクロールのスピードも変化します。
そのためスピード増加した際は、取り残されないよう注意が必要です。
スピードが遅くなると攻略しやすくなりますが、ステージギミックによっては遅いと避けられないものもあります。
▼ローラーボール
クローンが回転しつづけるようになるアイテムです。
右回転は地面を右に転がりやすくなります。
左回転は、天井を右に転がりやすくなります。
左に転がりたい場合は、逆です。
「今、どっち回転か」を判断し、地面を行くか天井を行くかを見極めましょう。
「回転の力で障害物を移動させる」といった場面もあります。
▼スティッキー / バウンス
クローンの性質を変化させるアイテムです。
「スティッキー」は全身トゲだらけになり、壁やオブジェクトに刺さります。
刺さると動けなくなり、抜くためにはボタン操作が必要になるため、注意が必要です。
ただし、即死ギミックの「回転ノコギリ」を無効化することもできます。
「バウンス」は、スーパーボールのように弾むようになります。
弾む力で軽快に進めますが、制御が非常に難しくなります。
増殖した状態だとかなりカオスです。
▼タイム
全体の時間を操作するアイテムです。
時間が遅くなればギミックの動きも遅くなり、繊細な操作で切り抜けることも可能になります。
時間を進める効果は、基本的には「遅くなった時間を戻す」ときに使うことになります。
単に「進める効果」を取った場合、制御は難しくなります。
主なステージギミック
さまざまなステージギミックを切り抜け、利用し、ゴールを目指します。
ここでは出現率の高い、主なステージギミックを紹介します。
▼回転ノコギリ
即死ギミックです。
触れるだけでミスとなります。
回転していない状態なら、さわっても大丈夫です。
「スティッキー」状態でもさわれます。
▼地雷
トゲに触れることで、強い衝撃とともに爆発する地雷です。
意外なことに、触れても爆風でもミスになりません。
ただし、爆風で左端に飛ばされた場合はミスになります。
連鎖的に他のギミックを作動させる際に利用することも多く、見つけたらとりあえず触った方がいいです。
「地雷をすべて爆発させる」という「ミッション」もあります。
▼トゲ玉
即死ギミックです。
触るだけでミスになります。 ティウンティウン。
「スティッキー」状態でもダメです。
刺さったら動けないので同じ話です。
「トゲ玉」自体は動かないので、丁寧に避けましょう。
▼スイッチ
右下のスイッチ。
触れると、さまざまなギミックが作動します。
ステージによって、スイッチによって、作動するギミックは違います。
押さなければ先に進めない場面がほとんどですが、「押してはいけない」「押すタイミングが重要」な場面もあります。
なおクローン以外でも、小石やブロックなどが触れた場合でも作動します。
▼歯車・バルーン
一定サイクルで動き続けるギミックです。
これら自体にダメージはありませんが、押しつぶされるとミスになります。
これらに限らず、ギミックに押しつぶされたり、挟まれたり、左端に追いやられたりするとミスになりますので覚えておきましょう。
▼ポータル
青白い光の輪に入ると、連動したもう片方と行き来できるギミックです。
クローンだけではなく、パワーアップアイテムや他のギミック・オブジェクトもワープします。
ワープした先が左端に消えていた場合、ミスになりますので注意しましょう。
▼キューブポータル
オレンジの光の枠に入ると、「キューブ状態」に変化してワープします。 ハコボーイ!
この「キューブ状態」は非常に硬いらしく、「回転ノコギリ」や押しつぶすギミックを無効化します。
ただし、刺さったり挟まれたりして動けなくなると、左端に取り残されてミスになります。
▼くっつき虫
クローンの体にくっつく、小さな玉です。
これ自体にダメージはありませんが、体が重くなります。
「くっつき虫」同士もくっつきますし、「くっつき虫」を介してクローン同士もくっつきダマになりやすいです。
激しく動いてふりほどくか、「サイズマター」でクローンの大きさを変えると離れます。
▼地雷弾
射出され、一定時間後に爆発します。
「地雷」と同様、これ自体にダメージはありません。
爆風に飛ばされ、即死ギミックに触れないように注意しましょう。
「地雷弾」と「くっつき虫」が一緒になったバージョンもあります。
▼噴射口
大量の空気が吹き続けているギミックです。
軽いクローンは勢いよく吹き飛ばされます。
他のギミックやオブジェクトも吹き飛ばされますので、上手く利用できるか観察しましょう。
▼重力装置
模様の方向へ重力を操作するギミックです。
スイッチで作動するタイプと、最初から作動しているタイプがあります。
効果があるのはオブジェクトだけで、クローンは重力の影響を受けません。
▼レーザー
即死ギミックです。 触れるとジュッとミスになります。
一定サイクルで射出するタイプ、ずっと作動しているタイプ、スイッチで作動するタイプがあります。
レーザーは平らな壁を反射します。
射出口側に障害物があれば、そこから先へは延びません。
クローンが大量にいる場合、盾にすることで切り抜けられる場面もあります。
ミッション
クリアしたステージは、再度プレイする際「ミッション」を確認できます。
全ステージ3つの「ミッション」が用意されています。
- 一回目の挑戦で生き残る
- パワーアップをすべて集める
- クローンを○○体救う
- 地雷をすべて爆発させる
- 増殖せずに生き残る
など、さまざまなです。
上3つがよく出ます。
「ミッション」は1度に全て達成する必要はありません。
「パワーアップアイテムを全て集めてゴールし、もう一度プレイする際はノーミスで」という感じで、1つずつ達成してもOKです。
おわりに
いかがでしたか? これで大体「どういうゲームか」は、伝わったかと思います。
なんとなーく察したかもしれませんが、今作は「死にゲー」です。
パワーアップアイテムの性質を理解し、ギミックの配置や利用方法を「死んで覚える」ゲームです。
中には謎解き要素や、レースのようなステージもあり、閃きや瞬発的な判断力がもとめられることもあります。
難度は、かなり高いです。
ですがロードも早く、チェックポイントも細かく設定されているため、繰り返しの再挑戦があまり苦にはなりません。
中毒性も高いです。
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Badland(バッドランド): Game of the Year Edition 感想・レビュー byみなと
簡単操作で骨太アクション!中毒性抜群の『Badland: Game of the Year Edition』(バッドランド)をレビューします。