評価:4.5
2021年9月7日発売の『フィスト 紅蓮城の闇』。
クリアしたので、感想・評価・レビューいきます。
今作は中国に拠点を置くインディースタジオ「TiGames」が手掛けました。
渋カッコイイうさぎが主人公の、ディーゼルパンクメトロイドヴァニア。
もうこれだけでそそりませんか?
主な良かった点
- 圧倒的な作り込み
- カッコよすぎるウサギ
主な不満点
- 字幕が見づらい
- 移動がめんどう
発売直後に公開したファーストレビューを再編集しています。
プレイしたのはPS5版です。
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目次
概要
各画像はクリックすると拡大します。
ゲーム内容
主人公は、元レジスタンスのウサギ・レイトン。
機械仕掛けの「紅蓮城」を舞台に、鉄拳「フィスト」を駆使して戦いを繰り広げます。
敵は主に、機械仕掛けの軍団です。
今作は2D横スクロールの メトロイドヴァニア。
自身の装備や能力を増やし、道を切りひらいて探索するアクションゲームです。
エリアは、ほぼすべてシームレスにつながっています。
オープンワールドゲームと言っても良いかもしれません。
システム
武器は鉄拳だけではなく、ストーリー進行で増えていきます。
メニュー画面では
- マップ
- 能力や装備
- 所持品
- 設定
を確認できます。
端末機
各所にある端末機では、修理(回復)やスキル習得が可能です。
端末機に触れることでセーブされますが、道中仕掛けを解いたときなどにも自動セーブされます。
道中で倒れた場合は、最後にセーブされたところから再スタートです。
武器塗装
ストーリーが進むと、フィストなどの武器のカラーリングを変えることができます。
カラー変更には、道中で手に入れたポスターが必要です。
他にも映画やゲームのオマージュポスターも多く、集める楽しみもあります。
良い点
圧倒的な作り込み
キャラクターの細かいモーションとか、街の作り込みとか、BGMのジャズも。
完成度高過ぎですよ。(みなと)#PS5Share, #フィスト紅蓮城の闇 pic.twitter.com/AvtV5qbuPO— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) September 7, 2021
キャラクターのモーションや街のグラフィックなど、圧倒的な作り込みです。
「ディーゼルパンク」という世界観で描写される街並みは武骨で、未来感もありますがレトロな雰囲気もあわせもち、非常に魅力的です。
東洋のエッセンスもあり、かなり個性的です。
特に驚いたのは、背景の作り込みです。
今作は2Dアクション。
つまり、ゲーム的には「奥行き」はまったく不要なのです。
ですが、今作はその奥行きをこれでもかと描写しまくっています。
つまりあらゆる場所やシーンを、背景ごと作り込んでいるということ。
そのこだわりと物量は、恐ろしいほどです。
カッコよすぎるウサギ
主人公のレイトン。
ウサギって可愛いイメージが強いですが、レイトンは渋くて超絶にカッコイイです。
トロッコそうやって乗るんかい。
いちいちポーズがイカすなぁ。(みなと)#PS5Share, #フィスト紅蓮城の闇 pic.twitter.com/GIdUVB5oPg— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) September 9, 2021
口数は少なく、ハードボイルド。
ですが仲間のためなら危険もいとわない、熱いハートを持っています。
彼の鉄拳も、とても特徴的で迫力のある武器です。
敵のHPが減って条件がそろえばトドメの必殺攻撃・ターミネイトアクションが発動できます。
これがまたカッコよく、敵や状況によってもアクションが変わります。
必殺技演出が最高にカッコいいな!(みなと)#PS5Share, #フィスト紅蓮城の闇 pic.twitter.com/QQkDM9tQsw
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) September 7, 2021
ターミネイトはカッコイイだけではなく、スキルや道具を使う回数を回復する効果もあるので、できるだけ狙いたいところです。
操作感も良い
武骨な装備を背負ってるにもかかわらず、レイトンは機動力が高いです。
初めからダッシュや空中ダッシュが可能で、壁のぼりや二段ジャンプも早い段階で覚えます。
かなりいろいろな場所に行けて、快適です。
その他の気に入った点
- BGMが良い
- ドラマも先が気になる
- PS5版は細かいコントローラーの振動で臨場感が出ている
- 装備のカラーを変えられるのも好き
不満点
字幕が見づらい
通常の会話シーンは、会話ウィンドウが出ているので気になりませんが、ムービーシーンでは字幕が見づらい時があります。
音声は英語か中国語かの選択のみなので、できるだけ字幕を読みたいのですが・・・。
せめて薄くでも字幕に背景色があると良かったです。
移動がめんどう
レイトン自身の機動力は高いほうですが、エリアは非常に広くて移動は大変でした。
転送器や地下鉄などの移動手段はありますが、ステーションになるポイントが少なく、かなり移動に時間を費やすことになってしまいました。
能力がそろってから探索しなおしたいところも多いので、移動が不便なのはマイナスです。
未入手かどうかわからない
今作では、
- パラメーターアップ用のアイテム
- 植物の種(獲得数に応じてアイテムやお金がもらえる)
- カギ付き宝箱
- マップの踏破率
- ポスター(塗装用)
- 隠し部屋用の「欠片」
といった収集要素があります。
ほとんどはマップを開けばどこにあるのかわかりますが、ポスター、欠片は地図に表示されません。
ポスターやカギは、どこに行けば手に入るか記してほしかったです。
せめてヒントでもあれば良かったです。
気になった点
難易度は高め
最初のボスは楽勝。
次のボスは1度の死亡で倒すことができました。
と思いきや、その次のボスにボロ負け。
何度も挑戦し、なんとか倒しました。
その後も強力なボスや、難度が妙に高いダンジョンもありました。
が、それでも断念してしまう人もいるので、難易度変更などができると、なお良かったかもしれません。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 ※記事作成時点 |
30時間 |
トロフィー 状況(記事作成時現在) | 67% |
トロコン 難易度 | 難しい |
『フィスト 紅蓮城の闇』の総合評価・レビュー
もふもふなキャラクターたちと、武骨な機械の街。
リアルで変態的な描きこみと作り込みに脱帽です。
中国のゲームだからと敬遠せずに、まずは見て触ってほしい作品です。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |