評価:4
今日のレビューは、2022年6月6日に発売されたアクションアドベンチャー『Lost Ruins(ロスト・ルーインズ)』です。
美少女が荒廃したダンジョン攻略に挑む、『Momodora』をリスペクトしたような作品ですが、プレイしてみるとけっこう違いがありました。
1周をノーマル難易度でクリア。
もう1周、追加モードでクリアしたうえでのクリアレビューです。
主な良かった点
- とても美しいドット絵
- かわいらしいキャラクター
- 歯ごたえのある難易度
主な不満点
- ちょっと汚い
- 収支のバランスが良くない

プレイしたのはSwitch版です。
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目次
概要
画像はクリックすると拡大します。
ゲーム内容
主人公は、記憶を無くし奇妙な場所で目を覚ました少女。
魔女のベアトリスに導かれ、この場所に巣食う「魔王の下僕」と呼ばれる存在を倒しに向かうことになります。
『ロストルインズ』は、2Dのアクションアドベンチャーで、レベルアップやステータスアップといった要素はありません。
道中で手にいれるアイテムや装備品によって、戦闘能力が上がるシステムです。
マルチエンドで、エンディングやコンセプトアートを閲覧できるモードもあります。
難易度も複数用意されています。
『Lost Ruins』の特徴
見た目上は「メトロイドヴァニア」に近いですが、自身の移動能力がアップデートされたりはしません。
道を切り開くのは、主にボス戦とクエストで手にいれた鍵です。
手にいれた武器や魔法は2つまでセットでき、アクセサリーは最大3つまで装備することが出来ます。

手に入れたらずっと効果が持続するアイテム(HP+10など)もあります。
道中にはチェックポイント(オートセーブポイント)、セーブポイント、ワープポイントが多数用意されています。
死ぬと最後のセーブポイントから再開されます。
チェックポイントで回復などもされないので、完全にセーブされた状態からのスタートです。

宿屋や無限回復装置などはないので、アイテムを使うタイミングも大切になります。
操作方法
操作方法は画像のとおり。
「上 or スティックの上」で物を拾ったり仕掛けを動かしたりします。
今作はキーコンフィグが可能です。
ボスモード
本編クリア後に、道中で登場したボスを主人公とした「ボスモード」が追加されます。
3人のボスを切り替えながら、本編と同じダンジョンを攻略することになります。
ボスによって攻撃方法や移動スピードなどの特性が変化します。
本編のクエストは登場しませんが、会話イベントは新規で登場しますし、このモード限定のボス(キャラは一緒だが攻撃方法が異なる)も登場します。
アイテムの効果等も細かい変化があります。
良い点
とても美しいドット絵
非常に丁寧で、とても美しいドット絵に惹かれました。
キャラクターの動きやエフェクトもこだわって作られているのがよくわかり、とても感心しました。

こういった画作りが随所に見られ、とても見応えがありました。

ところでこの雪女さん、お名前はなんだったのでしょう?
かわいらしいキャラクター
ドット絵も魅力的ですが、立ち絵もなかなかの可愛さ。
とくに主人公のかわいらしさは、ひときわ光っていました。
他のキャラクターも、全体的に良い見た目です。

この辺も開発者の趣味が丸出しになっている印象です。
良いと思います。
歯ごたえのある難易度
敵の攻撃は全体的に強く、毒や出血といったバッドステータスも重い。
トラップも多く、チェックポイントでは回復もできません。
序盤は非常に難しく感じましたが、慣れてきた中盤以降は楽しさの方が勝りました。

どちらかと言うと『ソウルシリーズ』に近い部分が多いかと。
ボスの攻撃を見切り、勝つ達成感も得られます。
アイテムや装備品の使い方次第では、意外とあっさり勝てる場面もあります。

盾がかなり強いので、苦戦している人は盾を使ってみましょう。
ボスモードでは盾を使えないので、さらに歯ごたえのあるバトルを楽しめます。
本編クリア後に、もう一周ボスモードで楽しめるくらい、ゲーム性も変わります。
不満点
ちょっと汚い
舞台となるダンジョンは、かなり薄汚れた廃墟のような場所が多いです。
出てくる敵もスライムやゾンビなどが多いですし、なぜかトイレが何度も登場します。
ラバーカップなど、ちょっとトイレ系の想像ができるアイテムもありますし、ちょっと汚さを思わせる作品です。
登場するキャラクターは敵も味方も女の子が多いですし、ゾンビになったりひどい目にあっている女の子も多いです。

そういった要素が苦手な人にはオススメできません。
収支のバランスが良くない
道中、お店が多く登場しますがどの品物も基本的に高く、序盤はとても買えません。
ですが、道中で得られるお金は決して多くはなく、クエストで店売りの物を買う必要も出てきます。

終盤は逆に、お金は余りがちになりました。
お金の収支のバランスは、良くないと感じました。

回復アイテムはどんどん買っても良いかもしれません。
セーブデータのカーソル
細かいことですが、セーブデータを複数作っている場合、セーブする時のカーソルが「ファイル0」で固定になるのが不満でした。
「ファイル2」で進めているデータをセーブする時、「ファイル0」のデータに上書きしてしまいそうになります。
進行中のデータにカーソルが合えば良かったです。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロードソフト |
プレイ時間 | 約13時間 |
『Lost Ruins』の総合評価・レビュー
美少女がセーラー服で、剣と魔法を駆使して怪物と戦い、陰鬱としたダンジョンに挑む。
ざっくり言うとそんな作品です。
そこに萌える人は、ぜひプレイしてみてください。
難易度は選べるので、アクションが苦手な人でも楽しめます。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |