2017年10月12日に発売される『ロストスフィア』。
『いけにえと雪のセツナ』を開発した「Tokyo RPG Factory」が贈る、新作RPGです。
機種はNintendo Switchとプレイステーション4両方で発売され、体験版も双方配信されています。
今回は、2機種両方の体験版をダウンロードし、夫婦で同時にプレイを開始し、その比較と感想を書いてみました。
ともがNintendo Switch版を、みなとがPS4版をプレイしました。
あくまで体験版での比較ですが、どちらを買おうか迷っている人の参考になれば幸いです。
ちなみに『いけにえと雪のセツナ』は未プレイです。
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目次
概要
製品版発売日 | 2017年10月12日 |
体験版配信日 | 2017年9月25日 |
発売元 | スクウェア・エニックス |
開発元 | Tokyo RPG Factory |
ハード | プレイステーション4、Nintendo Switch |
ジャンル | ネオ・トラディショナルRPG |
CERO | B(12才以上対象) |
公式サイト | LOST SPHEAR |
画像の出典 | 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの |
体験版のボリューム | 両機種とも、約1時間半 |
体験版でプレイできる回数 | 両機種とも、無制限 |
ゲーム内容
主なシステム
▼セリフ巻き戻し
メッセージが表示されている時に「Lボタン」(PS4版は「L1ボタン」)で、メッセージのバックログが読めます。
RPGで実装しているのは珍しいかも。
大変ありがたい機能。
▼名前変更
主人公に限らず、仲間キャラは名前の変更が可能です。
「メニュー」→「ステータス」で変更できます。
今作ではボイスが設定されていますが、戦闘中しか喋りません。
ボイスを消すことも可能です。
▼パーティートーク
街、ダンジョン、ワールドマップで「Rボタン」(PS4は「R1ボタン」)を押すと、仲間内の誰かがしゃべる「パーティートーク」が始まります。
ちょっとした雑談や心境を聞ける他、次の行き先が分からない時の助けになります。
▼光るポイント
街中やダンジョン、家の中やワールドマップのいたるところで「光るポイント」があります。
これを調べると、換金アイテムや食材などが手に入ります。
時間が経つと復活し、何度でも採取ができます。
食材を何に使うかは、体験版では分からず。
・・・料理でもするんだろうか?
▼記憶のアイテム化
物の記憶や街の記憶が失われ、その姿が真っ白になり消えてしまう現象を「ロスト」。
今作の主な目的は、この「ロスト」の原因究明と、対策のようです。
主人公・カナタは、この失われた記憶を回復することができる。
特定のメッセージ表示中に「Yボタン」(PS4は「□ボタン」)を長押しすることで、その言葉の記憶をアイテムとして所持できる。
そのアイテムを、記憶を失った場所に使用すると、その場所や物が復活するようです。
▼図鑑
「メニュー」→「月の記憶」で、戦歴や図鑑を確認できます。
モンスターのみならず、人物やアイテム、地理などもファイルされています。
戦闘システム
戦闘は、タイムゲージが満ちたキャラクターから行動できる「ATB2.0」というシステムを採用しています。
『いけにえと雪のセツナ』と同様のシステムだそうです。
今作では、行動を選択したあと移動が可能で、敵を攻撃範囲内に入れることで複数の敵でも対処できます。
オプションで、移動演出をOFFすることもできます。
遠距離武器の場合、このように射線に上手く敵を入れると、貫通して攻撃することも可能です。
▼刹那システム
SPが溜まると、攻撃時に「刹那システム」を発動できます。
青い円が頭上に収束するタイミングで「Yボタン」(PS4は「□ボタン」)を押すことで、追撃が発生します。
スキルや、他の行動の場合、別の効果が現れるのかもしれません。
▼法石でスキルの付け替え
スキルは「法石」というアイテムを装備することで、使うことができるようです。
「法石」を着け替えることで、スキルの変更ができます。
キャラクターごとに付けられる「法石」は固定みたいです。
少なくとも「体験版」では固定のものしか出てきませんでした。
「法石」は、レベルアップすることで装備できる数が増えました。
スキルは連続使用できないようで、スキルによって間に別の行動を挟まなくてはならない回数が違います。
釣り
釣り場では「魚釣り」が可能です。
糸を垂らし、竿がしなったらボタンを押すだけです。
その他
その他、体験版では触れられなかったけど、公式HPには載っている情報もあります。
他にも公開していないシステムや要素が色々あると思います。
ここで書いたものが全てではないかと。
Nintendo Switch版/PS4版 違いは?
グラフィック
うーん、ちょっとだけPS4版の方が綺麗かなぁ。
でも正直、大差ないですし気にならないレベルです。
ロード時間
どちらも、ロード時間はとても早いです。
フィールドからダンジョンへの切り替えが、数秒ってところです。
少しPS4版の方が早いです。1秒くらい。
ゲーム起動時間も、若干PS4版の方が早いです。
プレイ時間
両機種とも体験版では同じ所で終了しました。
ロード時間もほぼ一緒ですし、詰まるようなところもありません。
みなとは「釣り」を少し長めにプレイしました。
結局「冠マス」しか釣れませんでしたが。
ともはダンジョンで少し迷いました。
・・・いつものことです。
結果的に、両機種とも体験版クリア時間は、ほぼ同着。
約1時間半です。
その他の所感
両機種とも、処理落ちや、「カクカク」することはありませんでした。
操作感も特に問題ありません。
振動機能は無いようです。
購入特典
体験版で得た情報ではありませんが、各機種・各店舗での購入特典が違います。
公式HPトップの「Pre-Order Now」で詳しく確認できますが、ザックリとここでも書いておきます。
ショップ | Nintendo Switch版 | プレイステーション4版 |
スクウェアエニックスe-store |
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amazon |
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PSストア |
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PSストアの限定特典「アーリー・アクセス権」は、PSストアで予約購入した場合に限り、「10月11日(水)の0時から、今作のプレイを開始できる」というもの。
一刻も早く今作をプレイしたい場合は、PSストアをご利用ください。
感想
今回、2人同時プレイということで、夫婦で感想を話し合いました。
その様子をどうぞ。
雰囲気・音楽・グラフィック
雰囲気と音楽がいいよね。
うんうん。
公式サイトでもなんとなく、つかめるけど、ぜひ体験版をプレイして判断してほしいね。
そうだね。
フィールドが俯瞰で、キャラクターが小さめに表示されていて、気持ちよく移動できた。
景色も綺麗だね。
エフェクトも綺麗で押しつけがましくなくて、効果音もいい感じ。
道に落ちている光っているアイテムに近くと「キラーン」って鳴るのも良かったし、時間が経つと復活するのも、良かったね。
あと、人に近づいたり宝箱に近づいたりした時に、「!」が出るのも親切だね。
システム
あとは、「記憶」がアイテムになっているのも斬新だね。
敵を倒した時も「記憶」を落したりして・・・何に使うかは体験版ではわからなかったけど。
そうだね。
それがわかるともっと良かったのに。
体験版のプレイ時間的には1時間半くらいで、「妥当かな」とは思うけど・・・。
序盤でチョロットだけ出てきた・・・機械に変身?
あれも重要なシステムだと思うんだけど、よくわからずに終わっちゃった。
公式サイトで調べたら、「機装」って書いてある。
変身じゃなくて、着るのかな。
・・・どうやって?
敵に手伝ってもらわないと、ちょっと無理じゃない?(笑)
あはは。
背中とか手が届かないもんね。
「ちょっとネジ閉めて!」
とかお願いしなきゃ。
あはははは。
冗談はともかく、もうちょっと突っ込んだ情報が体験版で欲しかったなぁ。
先が気になる展開はあるし、ストーリーも悪くなさそう。
でも、売りにしたいところをしっかり見せるのも体験版の役目だと思う。
キャラクター
キャラクターデザインはどう思った?
私は、ゲーム内のグラフィックは悪くなかったけど、設定絵の方はあんまり好みじゃないな。
そうだね。
アニメや萌え寄りじゃないのは、良い点かな。
特別好みってわけじゃないけど。
そういえば、ちょっとネタバレになるけど、ヴァンが仲間に入るじゃない?
ヴァンが明らかに怪しい風貌で、カナタたちが全然疑わないのが不自然だったかな。
仲間になる流れも、ちょっと無理矢理というか・・・。
まぁねー。
明らかに犯人っぽい感じで登場したからね。
実際はどうかわからないし、展開が読めるわけじゃないけど。
あぁ。実は「犯人でした」説があるか。
そこは製品版じゃなきゃわかんないね。
あと気になったところある?
気にとまったところ
あぁ、街中にサウナがあるのはビックリした。
そんなゲーム、なかなかないよね。
でも女性が入ってなかったのは残念ね。
うむ、残念。
ってともがそれ言うんかい。
サウナに入ったら回復とか、何か意味があるのか分からなかったけど。
そうだね。
あと、体験版では、フィールドで敵にエンカウントしなかったよね。
体験版の後のお話でエンカウントするようになるのかもしれないけど、移動はかなり楽だった。
うん。
敵を気にせず移動できるなら、ありがたい。
あと、「釣り」があるのはいいけど、簡単すぎたね。
戦闘
あとは、戦闘についてかな。
どう思った?
私がプレイする初めての戦闘システムで、ワケが分からなかったよ。
攻撃されているのに止まっているし、行動順もよく分からないし、「?」ばっかりだったよ。
公式サイトでは、「『クロノ・トリガー』のシステムを採用している」って言ってる。
「ATB2.0」って名前なんだけど・・・そもそも『クロノ・トリガー』プレイしたことないからよくわかんないよね。
「ATB」つまり「アクティブタイムバトル」だそうだよ。
『いけにえと雪のセツナ』も同じ戦闘システムみたいだね。
『ロストスフィア』では移動が可能になってるみたいだけど。
じゃあ私は『いけにえと雪のセツナ』はプレイできないかも。
慣れれば問題ないのかもしれないけどね。
あと、戦闘のテンポが悪いのは気になった。
「なに?この待ち時間」って。
行動順が回ってくるまでの、誰も行動していないあの時間ね。
「古き良きRPG」的なシステムかもしれないけど、もう不要だよなぁ。
刹那発動時の追撃も、微妙にテンポが悪い。
自由に移動して攻撃範囲に上手く収めるのは、楽しかったけど。
そうだねぇ。
私は上手に追撃できなかったけど。
何度やってもタイミングわかんなかったわ。
アハハー。
まとめ ~どっちが買いか?~
ここで改めて、両機種での主な違いをまとめていきます。
Nintendo Switch版は、
- 持ち運びが可能
- 店舗特典はグッズ系
プレイステーション4版は、
- グラフィックやロード時間が、少し良い
- 店舗特典はデータ系
- トロフィー 機能対応
- 1日早く始められる(PSストア限定)
正直、両機種での差はほとんどありませんでした。
持ち運びがしたいならNintendo Switch版を。
グラフィックやロード時間・トロフィーを優先したいなら、PS4版を。
ってところでしょうか?
購入を考えている人の、参考になるとうれしいです。
発売日は、2017年10月12日です。