ゲームレビュー

Maquette(マケット) 感想・レビュー byみなと / 模型と現実が繋がる斬新なパズル。ストーリーは蛇足かも

マケット

今日のレビューは『Maquette(マケット)』。
アメリカ・サンフランシスコの「Graceful Decay」というゲーム開発社のデビュー作です。

不思議な模型の世界を舞台にした インディーズ パズルゲームです。

主な良かった点

  • 斬新なアイディアと、それを実現した技術
  • デザインセンスが良い

主な不満点

  • ストーリーは蛇足
  • 移動が遅い
それでは詳しく書いていきます。
プレイしたのは、PS5版です。

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概要

 

 

ゲーム内容

今作は一人称視点のパズルゲームです。

基本的には仕掛けや物を動かしたりして道を作り、ストーリーを追っていく構成になっています。

 

模型を動かせば、現実も変わる

マケット

パズルの舞台は、主に赤いドームの中にある模型です。
赤いドームの建物の中には、実際に歩ける建物とまったくおなじ模型が並んでいます。

物を拾い模型の中に置くと、ドームの外にも同じ物が置かれます。

つまりは、こういう感じ↓。

マケット

中心にある茶色いブロックを「赤いドームの模型」の外に置くと、実際に外にも同じブロックが置かれます。(右上の大きいのがそのブロック)

「模型に対しての大きさ」にのっとった大きさで出現するため、非常に大きなものが外に出現します。

逆に「手に持てるサイズの物」をドームの外に置けば、模型には非常に小さな物が現れます。
あまりにも大きなものや、あまりにも小さなものは持てません。

また、持てるものは決まっています。
模型なら何でも持てるわけではありません。

「持てるもの」は光るのでわかりやすいです。

 

入れ子状の世界

「赤いドームの模型」が置かれている建物は、模型とまったく同じ赤いドームです。
「赤いドームの模型」の周りの建物の模型も、ドームの外にそのまま建っています。

そしてさらにその建物群の外に出ると「さらに巨大な赤いドームの中」だということがわかります。

模型内に置いたものは、この「さらに巨大な赤いドーム」の外にも同じように現れます。

マケット

赤いドームの模型

マケット

模型群が入った「赤いドームの建物」

マケット

建物群が入った「さらに巨大な赤いドーム」

↑の画像を見てわかるように、この巨大なドームすら、もっと巨大な建物の中にあるのです。
ただし、自分の大きさは変わらないので段差でストップします。
これ以上、外には行けません。

「入れ子状」や「再帰的」とも言われるこの構造。
「フラクタル構造」や「マトリョーシカ的」と言っても良いかもしれません。

 

 

良い点

斬新なアイディアと、それを実現した技術

少し説明が難しいですが、↑で書いた「ゲーム内容」のとおり、非常に独特で斬新なパズルゲームでした。

構造を利用して、ものを大きくしたり小さくしたり、持つべきものを変えたり。
頭と発想を使って解いた時は、とてもうれしかったです。

ただ模型の中で動かして解くだけではなく、一度外へ持って行ってサイズを変えたり、自分が大きな建物に行って動かしたりと。
パズル自体もバリエーションに富んでいて飽きませんでした。

この「動かしたり置いたりしたものが、同時に複数存在する」という構造をゲームで実現した技術は、すごそうです。

 

デザインセンスが良い

マケット

印象的な赤いドームもそうですが、ゲーム全体でのデザインセンスは良いと思いました。

  • 明るくきらびやかな建物
  • 歪んだ街並み
  • イベント中に出てくる手描き調のエフェクト

など、記憶に残る場面は少なくなかったです。

 

 

不満点

ストーリーは蛇足

今作にはストーリーがあります。

とある男女の出会いから、彼らの行く末が思い出となって途中途中に差し込まれます。
キャラクターとしては誰も登場せず、男女のセリフと状況を表したテロップ、やりとりをモチーフにした絵だけで展開されます。

個人的にはこのストーリー部分、なくてもよかったんじゃないかな。
と感じてしまいました。

と言うのも、ストーリーと「入れ子状パズル」との関連性が見当たらないのです。

出てくる建物やオブジェクトなどは確かに会話に出てきたものが多いですが、そもそも「この不思議な構造のパズルをなぜ解いているのか」という部分がわかりません。

だんだん、

この人たちの話はいいから、はよ次のステージ行って。

と思ってしまいました。

 

会話のやり取りや演技自体は自然で良い感じでしたので、パズルと関係ないところで観る分には良かったかもしれません。
ただ、それでもあまり内容的に好きではない話なのですが。

 

移動が遅い

移動スピードは「徒歩なのかな?」という程度。

通常のドームやその周辺を歩き回る分にはそれほど気になりませんが、さらに外に行って調べる場合、そのスピードの遅さはイライラに変わります。

高速で走れるボタンがあれば、それで良かったのに・・・。
「ドームの中にワープする」がいつも使えるシステムなら、とても楽だったと思います。(使える場所は一応ある)

 

 

気になった点

トロフィー集めは難しい

通常クリアには関係ない話ですが、トロフィー を集めたい人はご注意を。

今作はチャプターごとにクリアタイムが計測され、設定された時間より早くクリアすればトロフィーがもらえます。
が、その設定時間は厳しく感じました。

試しに最初のステージを全速でやってみましたが、トロフィーはとれませんでした。
もしかするとショートカットも含めた制限時間なのかも?
ショートカットがあるかもわかりませんが。

 

そもそも今作には「チャプター選択」がないので、トロフィー集めのために最初から通しでプレイする必要があります。

「チャプター4」だけタイムアタックできていない。
という状況でも、最初からプレイする必要があるのは困りものです。

幸い、解き方がわかっていれば1周あたりの所要時間は少なくすみます。
チャプターごとにセーブデータをわける等、プレイヤー側がある程度対策を取れば、なんとかなるかもしれません。

 

 

プレイ状況

ソフトウェア ダウンロード
プレイ時間 7時間
トロフィー 状況(記事作成時現在) 60%
トロコン 難易度 とても難しい

 

 

総評

斬新なシステムに惹かれてプレイしてみましたが、そのアイディアには驚かされました。

ストーリーは個人的には蛇足に感じていますが、パズルのモチーフや全体の流れを作るには必要な部分かもしれません。
もう少し内容とパズルの関係性がしっかりあれば、印象は変わったと思います。

 

レビュー

総合評価
シナリオ
操作性
システム
キャラクター -----
ビジュアル
音楽
オススメ!
THE GARDENS BETWEEN(ザ・ガーデンズ・ビトウィーン)
The Gardens Between(ザ・ガーデンズ・ビトウィーン) 感想・レビュー byとも / 巻き戻したり、進めたりのパズルアドベンチャー!

アイディアがすばらしい、時間操作のパズルゲーム。美しいステージ、完成されたパズル、少年少女の友情に泣けます。

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