日本時間、19年3月20日午前2時。
Googleが新たなゲームプラットフォーム「STADIA(ステイディア)」を発表しました。
ゲーム機本体を持たず、ストリーミングでゲームプレイが可能な革新的なサービスです。
みなとは↑の生配信(開始位置を調整しています)を夜中に視聴し、その動向を見守っていました。
全て英語なのでなんとなくしか理解できませんでしたが、後日ファミ通(ファミ通.comの記事に飛びます)等でまとめられた情報を基に、私たちなりに「どう思ったか」を語っていきたいと思います。
みなとの方がより理解しているので、「ともからみなとへの質問」という形で進行していきます。
画像は上記の公式動画から引用
スポンサーリンク
どういうプラットフォーム?
ゲーム機本体がない
ツイッターでも話題になってた「STADIA」。
で、えっと・・・ゲーム機がないんだよね。
クラウド、つまりネットの中にゲームソフトがあって、それにアクセスすることでゲームができるってこと?
簡単に言うと、そういうことだね。
専用のコントローラーを使うと、Wi-Fiでアクセスするみたい。
ネット環境は必須ってことだよね?
そうだね。
今のところ「ネット環境が必要」と考えておいていいと思うよ。
コントローラーと料金体系
さっき専用コントローラーの話がでたけれど、専用コントローラーを買うのね。
既存のコントローラーでもプレイできるみたい。
既存のマウスとかキーボードとかでもね。
どう接続するかは分からないけど。
専用コントローラーの方が、色々と使い勝手が良いとは思うよ。
え?既存のコントローラーでもいいの?
でも、さすがにPS3とかWiiUとかは使えないよね。
使えるとすれば、PS4とNintendo SwitchのJoy-Con?
Joy-Conが使えそうなイメージがない(笑)
うーん、多分だけどPCのゲームに使えるコントローラーだけだと思う。
PS4とXbox系はいけるかな。
あぁ、なるほど。
じゃあ既に使えるコントローラーを持っている場合、ソフトだけ買うってこと?
ソフトは買い切りなのか、サービス自体が月額なのか、料金体系はまだ未発表だね。
ソフトのインストールも必要ないから、「ゲームをプレイする権利」を買う形だと思う。
「PSプラス」みたいな感じ?
「PS NOW」みたいな感じかな。
クラウドでゲームをプレイするわけだし。
あぁ、そっか。そうだね。
そういえば、テレビを使わなくてもゲームができるとか?
テレビだけじゃなく、スマホやパソコン、タブレットでもプレイできるよ。
瞬時に切り替えが可能。
瞬時に・・・。
すごいねぇ。
そうそう。
専用コントローラーなんだけど、これチョット見て。
この・・・下の文字列。
あ!コナミコマンド。
逆さまだけど、わかるよ。
遊び心満載だね。
ソフト
そういえばソフトはなにができるの?
Googleが開発したゲームソフトなの?
それとも既存のゲーム開発元が作ったゲームをSTADIAに移植ってこと?
『アサシンクリード』とか『DOOM』とかが発表されているね。
Googleは「STADIA Games and Entertainment」っていうSTADIA用のスタジオを新設したみたいだよ。
つまりGoogleが作ったゲームも、既存のゲームもできる。
まぁ、他の会社のソフトがどのくらい参入するかは分からないけど。
なるほどね。
じゃあ、今までは主にPS4、Xbox One、Nintendo Switch、PCの選択肢だったけれど、そこに「STADIA」も入る形ね?
そういうことだね。
Googleが進める以上、非常に強力なプラットフォームになりそう。
いずれはクラウドが主流になる未来も、ありえるかもね。
ここがスゴイ
ざっくり聞くけど、他に「ここがスゴイ」ってことはなに?
今までの話なら「PS NOW」とあまり変わらないんじゃない?
まずサーバーが「Google独自のもの」を使うって点。
ネットではまさに天下のGoogle。
ストリーミングの遅延は、すごく解消されているはずだよ。
じゃあサーバーダウンの心配もないし、セーブのロード時間がかかりすぎることもないし、ソフトのダウンロードとかもめちゃ早いってこと?
そもそもソフトのダウンロードは必要ないよ。
ダウンロードするハードが、ない。
あっ、そうだね。
どうもハードがあるって思っちゃうな。
他にはどんな所がスゴイの?
ソフト自体がサーバーにあって、Googleが管理しているから、改造やハッキングは不可能。とのこと。
それでもくぐり抜ける人はいるかもしれないけど、これまでより遥かに安全っぽい。
それすごいね。
チート行為とか、BANとか時々話題になってて、デベロッパー 側もユーザー側も頭を悩ますところだもんね。
他には?
そもそもサーバー(データセンター)のパワーが段違いらしくて、現行の家庭用ゲーム機をしのぐみたい。
4K60fpsをスマホでもテレビでも対応できて・・・。
あー、要するに「めっちゃ綺麗な画質で、めっちゃヌルヌル動く」ってことね。
将来的には8K120fpsも目指してるんだとか。
あとは、YouTubeとも連携できて、配信者のゲームプレイに即参加できたりね。
「配信者のゲームプレイに即参加」?
つまり、生配信中におじゃましてプレイが可能ってこと?
そういうことです。
お気に入りの配信者とお近づきになれるかも!?
じゃあゲーム実況する人も、ゲーム実況が好きな人も、「STADIA」は必須になってくるね。
開始時期
開始時期は決まってるの?
まずは2019年中にアメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパでサービス開始予定。
日本は、まだだね。
なっ!?まじか。
アジア圏おいてけぼり。
そうなんだよねぇ、残念だけど。
まぁ「欧米で十分テストして、より良いものになって日本上陸」ってとらえ方もある。
確かにね。
これからのゲーム業界
これからのゲーム業界に新しい風が吹きそうだけど、どう思った?
いや「新しい風」って言えば、聞こえはいいけれど、「台風」とか「嵐」になるんじゃないかな。
「ゲームソフト」という現物が存在しないから、ゲームショップがどうなってしまうのかは心配なところかな。
Googleはマーケティングも強力だから、開始したら「ゲームの大きな選択肢の1つ」どころか「ゲームプレイの主流」になりかねない。
他のゲーム会社がどう動くのか、今後はさらに注目したいところだね。
おお!そうだよね。
パッケージ版なんてないんだから、ゲームショップは大打撃だよね。
実店舗も通販サイトもさ。
ダウンロード版・・・(ダウンロード版って言い方も違うけど)を販売するって感じじゃないでしょ。
きっとGoogleのサイトで購入からプレイまで全部できちゃうんでしょう?
それはいろんな企業が脅威を感じるね。
プリペイドカードとか周辺機器とかを充実させたりして、小売業も潤う体制にしてくれると良いよね。
ゲーム業界全体にとって、起爆剤みたいになってほしいなぁ。
「起爆剤」ねぇ。
Googleの1人勝ちにならないよう願うばかりだわ。
そのためには、それぞれのゲーム会社で独自性を出すか。
むしろ逆に「STADIA」のもとに全てのゲームが集うか。
任天堂もソニーもマイクロソフトも、関係なく。ね。
「ゲームハード論争」が終結するのかもね。
おわりに
「STADIA」についてざっとまとめますと、
- ゲーム機本体が存在せず、直接Googleのサーバーへ接続してゲームをプレイする
- 既存のマウスやキーボード、コントローラーを使用できる
- 専用のコントローラーもある
- その処理能力は現行の家庭用ゲーム機をしのぐ
- 4k・60fps対応
- 価格は未発表
- 2019年中にアメリカ、カナダ、イギリス、ヨーロッパでサービス開始予定
こんな感じでしょうか?
今回は、「STADIA」について夫婦で語り合ってみました。
的外れなところもあるかもしれませんが、読んでいるあなたにとっても考えるきっかけになれば幸いです。