20年11月12日発売の、『天穂(てんすい)のサクナヒメ』。
Switch版を購入しました!
「爽快バトルアクション」と「本格稲作シミュレーション」が楽しめる今作。
一見、交わらないような2つの要素ですが、見事に融合されています。
主な良かった点
- 爽快アクションが楽しめる
- たくましく成長するサクナヒメ
- 本格的すぎるお米作り
主な不満点
- バトル以外の説明は不十分
- もっと便利に使いたい!
- 図鑑がほしい
クリアしましたので、感想・レビューをお伝えします。
なお、この記事はファーストレビューをリライト(再編集)したものです。
ネタバレなしです!
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目次
概要
ゲーム内容
今作の舞台は、神の世界である「頂の世(いただきのよ)」。
主人公は、戦神タケリビと豊穣神トヨハナの娘であるサクナヒメ。
とある失態により、オニがはびこる「ヒノエ島」へ赴くのでした。
ひと家族ではありませんよ。
バトル
クワやカマなどの農具を武器にして戦います。
比較的簡単に操作ができます。
▼羽衣
- 羽衣を天井に貼りつけ移動。
- 羽衣を敵に貼りつけ、背後へ移動。
など、羽衣は武器同様、重要なアイテムとなります。
▼「武技」と「羽衣技」
ゲーム進行で、「武技」と「羽衣技」を覚えていきます。
コマンド操作で繰り出す技で、好きなコマンドに割り当てることができます。
また、手に入れた「枝魂(しこん)」を武器に取り付けることで、ある程度は自由にスキル変更ができます。
▼昼と夜
昼と夜では、敵の強さが違います。
また夜は暗くなるので、視界も悪くなります。
油があれば光となりますが、中盤あたりまで油は手に入れられません。
▼探索目標
ダンジョンごとに探索目標があります。
特定の探索目標を達成することで、次のダンジョンが開放されます。
▼いつでもワールドマップへ戻れる
ボス戦では使用できませんが、基本的にはいつでもワールドマップへ戻ることができます。
戦闘で敗れるとそのダンジョンに入る前の状態(アイテム等未入手)になってしまうので、危険を感じたらワールドマップへ戻った方が良いです。
▼ミニゲーム ~花咲かサクナ~
終盤に近付いたころ、ミニゲーム「花咲かサクナ」がプレイできるようになります。
稲作
田んぼに用水路から水を入れます。
ここまで本格的だとは。
ちなみに田植えするなら、動画の水の量は多いかと。(とも) #SAKUNA #NintendoSwitch pic.twitter.com/0TeXBS79NL— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) November 12, 2020
稲作をすることでサクナヒメも成長するので、重要な要素の「稲作」。
大まかな流れは下記の通り。
- 田植え期
- 育成期
- 収穫期
細かく書くと膨大になるので省きますが、かなり本格的な工程です。
ストーリー進行で「種もみ選別」や「育苗(いくびょう)」もできるようになります。
また「堆肥(たいひ)」は1年目でもできますが、2年目以降に田右衛門がざっくり解説してくれます。
脱穀!(とも) #SAKUNA #NintendoSwitch pic.twitter.com/uNS0aoEH6z
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) November 12, 2020
その他
▼難易度変更
「戦闘難易度」と「稲作難易度」それぞれ変更ができます。
初期では「標準」と「低」があり、ゲーム中いつでも変更が可能です。
▼稽古場
稽古場が用意されています。
自由探索時に稽古場へ行くと、戦いたい敵、練習したい技などを試すことができます。
▼セーブ
「オートセーブ」と「手動セーブ」の2つの方法でセーブすることができます。
「オートセーブ」は1箇所、「手動セーブ」は29箇所です。
戦闘中やボス戦では使用できませんが、基本的にはいつでもセーブすることができます。
▼イベントスキップ
イベントは「Rボタン+Bボタン」で早送りすることができます。
良い点
爽快アクションが楽しめる
バトルシーン。 #SAKUNA #NintendoSwitch pic.twitter.com/CjyI69BvGt
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) November 12, 2020
難しい操作もなく、カッコイイ連続技を決めることができ、かなり爽快感があります!
また攻撃スキル(武技)も10個以上。
熟練度を上げることでかなり頼もしい技へと変化していきます。
たくましく成長するサクナヒメ
最初は苦戦した相手でも、サクナヒメ自身が強くなったり、武器を手に入れたり、技を覚えたりして楽に勝てるようになっていきます。
それらは素材を集めたり、何度も戦ったり、ごはんをもりもり食べたり、稲作をがんばったおかげ。
経験値システムではない分、「徐々に強くなっていくのを実感できる」というのも、今作の魅力でした。
また戦闘面だけではなく、精神面もストーリーを追うごとに成長。
本格的すぎるお米作り
と思うくらい、本格的です。
田植えから始まり、田んぼの管理、稲刈り、稲架(はさ)がけ、脱穀(だっこく)、もみすり、田おこしもや、種もみの選別までも。
しかも、時代背景にそっているので、使用する道具や方法も昔のまま。
さらに田んぼにタイヌビエ、コナギ、クログワイ、ミズガヤツリなどの雑草も生えてきます。
いもち病、バカ苗病などの病気までもかかることがあります。
キャラクターのモーションが丁寧
キャラクターの動きが非常に丁寧に作られています。
キャラクターデザインも良いです。
ちなみに、強くなるには「食」から。
みんなで食べるご飯は一段とおいしく感じるものです。
みんなでご飯食べてるの見るだけで、ほっこりする。(とも) #SAKUNA #NintendoSwitch pic.twitter.com/8HNUI7urrt
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) November 12, 2020
不満点
バトル以外の説明は不十分
バトルについてはダンジョン内でも説明がされていて、わかりやすいです。
ただ、「稲作について」「料理について」「堆肥について」など、バトル以外についての説明がざっくりすぎたり、不十分だったりします。
もっと便利に使いたい!
- 加工品を作る時に「効果」や「消費期限」が一目でわかると便利
- 献立を決める時に「効果」や「消費期限」によってソートができると便利
- 肥料作りの際の追加素材はソートで効果がわかると便利
- ワールドマップにて「収穫のみの場所」と「敵が出現する場所」の違いがあると便利(色や形など)
- 宝箱が残っているエリアはワールドマップからわかると便利
など、プレイすればするほど「ちょっと不便だな」と思うところが出てきました。
今後アップデートで改善されるとうれしいです。
図鑑がほしい
- 献立
- 食材
- 肥料
- 素材
- 敵
などの図鑑がほしいと思いました。
食べたり、獲得したり、倒したりすると「???」が消え、表示されるタイプの図鑑。
それぞれを調べると採取場所、出現場所、ドロップするアイテムなどが書かれていれば最高です。
字が読みにくい、小さい
ルビはふってあるのですが、フォントのせいで両方とも読みにくいです。
また会話の文字などはフォントは見やすいですが、小さめです。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 記事作成時点で約45時間 |
総評
クライマックスではサクナヒメと仲間の絆、サクナヒメの成長に感動し泣いていました。
またクライマックスの通常戦闘のBGMにも泣かされました。
戦闘しているのに、仲間キャラたちのことを思い出すのです。
クライマックスだけを考えると『大神』を思い出しました。
バトルを有利に進めるには稲作が重要。
かといって、稲作ばかりしていても肥料の素材集め、武器などの素材集めが必要になってくるので、やはりバトルも重要なのです。
いいバランスだと思いました。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
夫からもちょっと言わせてくれ
- ストーリークリア
- 花咲かサクナクリア
- 天返宮100階クリア
を達成しました。
天返宮はまだまだ奥がありますが、十分楽しみました。
アクションも稲作もストーリーも、とっても高水準で大満足の作品です。
レビュー内容はともと同意見ですが、1つ。
「ミルテ」について一言添えておこうと思います。
カタコトの日本語を話す、異国人のミルテ。
しゃべりは聞き取りづらいし、異教徒である彼女が出ることでややこしくなっているのでは・・・?
と思いましたが、プレイし終えると「かなり攻めたキャラクターだったのだ」と感じました。
ミルテの信じるフォロモス教は、唯一の神を信じる「一神教」。
それに対し、サクナヒメは複数いる神様の1柱。
作中にはサクナヒメ以外の神様も登場しますし、ミルテの信仰とはまるで違う現状。
ミルテがその現状をどう感じるのか、自分の信仰とどう向き合うのか。
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