SNSで話題になっていた『嘘つき姫と盲目王子』。
公式サイトにて、その美しくも儚いストーリーを読んで、夫婦ともども惹かれました。
そしてVITA版の購入を決めました。

前置きしておきますが、個人的な感想です。
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目次
概要
ゲーム内容
主人公は、狼に似た怪物(作中では「狼」と呼ばれる)。
狼が姫となり、盲目の王子と共に森の奥の魔女を目指します。
王子は盲目のため、手を繋いだり「お願い」をしなければ動けません。
道中にある ギミック を解きながら、2人で協力して進みます。
姫は狼にいつでも変身ができ、王子を敵から守ります。
ただし、変身するにはある程度の広さが必要です。
操作方法
キャラクターの特徴一覧
狼 | 姫 | 王子 | |
攻撃 | できる | できない | できない |
攻撃されると | 無敵 | 一撃で死ぬ | 一撃で死ぬ |
ジャンプ力 | 高い | 低い | 低い (姫と手を繋いだ状態でジャンプ) |
落差がある場所から落ちると | 無敵 | ある程度の高さまでは大丈夫 | ある程度の高さまでは大丈夫 |
王子と手を繋ぐ | できない | できる | |
王子にお願い | できない (シナリオ進行で可能になるステージあり) |
できる | |
ギミックの操作 | できない | できる | できない |
王子へのお願い
ステージを進んでいくと「お願い」ができるようになります。
お願いの1つ「歩いて」。
王子が歩く距離は、線の場所までです。
「歩いて」で動いている途中で方向キーを押すと、「止まる」を選択できます。
王子へのお願いは、他には「持って」や「置いて」もあります。
収集要素
花びらやお花を摘むことができます。
花びらは「コレクション」を開くために必要です。

各ステージ5枚
なお、花びらを何枚獲得しているかや、お花を摘んでいないステージはステージセレクト画面で一目でわかります。
良い点
優しく、美しい世界
『Dokuro』のような絵本風の今作。
手書き風なデザインやグラフィックが良いです。
優しく美しい世界が広がります。
また音楽もその世界観にぴったりです。
ストーリー
- 狼だからこう考える。
- 王子だからこう考える。
というのが筋が通っていましたし、物語のアクセントとしての出来事もよかったです。
そして予想通りラストは泣きました。
全体的にストーリーはよかったです。
かわいい
姫と王子がやっぱりかわいいです。
- 手を繋ぐ
- 狼から姫に変身する
- 引っ張る姫と、引っ張られる王子
などなど、かわいかったです。
不満点
テロップが消せない
イベント中、きれいな場面が出てきます。

と思っても、テロップ(文章)が消せません。
ボタン1つで消せるとよかったです。
キノコに腹が立つ
ギミック の1つキノコ。
上に乗ってジャンプすることで高く飛べ、高いところから落ちてもこのキノコの上なら大丈夫というキノコ。
ただ、このキノコに何度泣かされたことか。
- 王子と手を繋いでジャンプ → 王子だけ届かず落下 → 王子死亡
このキノコには2人分を支えるだけの力はないのではないか、と思うくらい。
姫は確実に届くのに、王子だけが届かない。
細心の注意をはらって、ジャンプしなければいけません。 - 高い位置からの落下 → どこにキノコがあるかわからず適当に落下 → 死亡
キノコは手前にあったり、ちょっと離れた場所にあったりします。
カメラの切り替え機能もないので、とりあえず落下するしかないという・・・。 - 高い位置からの落下 → 手を繋いで2人で落下 → 王子がキノコの端っこに落ちて死亡
キノコの端っこに防御機能はありません。
中央に落ちるようにしなければなりません。
ギミックが単調
ギミックがそんなに種類があるわけではないので、単調に感じました。

朗読も単調
絵本風に朗読されて、よい雰囲気なのですが、だんだんとその朗読が耳触りになってきました。
結果、ボイスをOFFにしてプレイしました。
原因を考えてみたのですが、読み方が単調なんです。
感情の起伏、声色の変化が薄いのです。

稼働するタイプが一目でわかれば
昇降機に3つのタイプがあります。
- 昇降機のスイッチに乗っている間だけ動く
- スイッチに乗ったら、昇降機が可動し続ける
- スイッチに乗ったら、昇降機が可動した後、止まる
これのタイプが一目でわからず、乗って確かめるしかありません。

その他の不満点
- イベントや朗読時のスキップができない。
- イベントが始まる直前や、イベント中はポーズメニューが開けない。
気になった点
エンディングの声、私はダメかも
エンディングはボイス付きで、女性のシンガーソングライターさんが歌っているのですが、私には合いませんでした。
キンキンした声って苦手なんです。
ただ、これは個人的な「合う合わない」の話なので、あまり参考にしないでください。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 約6時間 |
トロフィー 状況 | 56%(18年6月5日時点) |
トロコン 難易度 | 難しめ |
総評
ストーリーありきな今作。
やり込まなければ6時間ほどでクリアできてしまいますし、ゲームとしてはもったいない印象。

レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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Sayonara Wild Hearts(さよならワイルドハーツ) 感想・レビュー byみなと / 最高の楽曲と豊富なアイデアに惚れるランゲーム
Switch『Sayonara Wild Hearts』をレビューします。バリエーション豊かでハイスピードな夜の旅。非常に濃密なゲーム体験でした。