今回のレビューは、『フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと』。
フィンチ家の最後の末裔「エディス・フィンチ」となり、一族の最期を追体験する一人称のアドベンチャーゲームです。
原題は『What Remains of Edith Finch』。
PS4版をプレイしました。
Nintendo Switch版が、19年7月4日に配信されます。
Switchを持っている方にとっても、購入の参考になるとうれしいです。
公式サイトに載っていること以上のネタバレは避けて、感想・レビューいきます。

奇妙な屋敷で
おきたこと
・・・川柳かな?
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目次
概要
ゲーム内容
数奇な運命を辿り、誰も住まなくなったフィンチ家の屋敷に戻ってきた、末裔のエディス。
今作は、エディスの視点で屋敷を探索し、一族の最期を追体験するアドベンチャーゲームです。
↑のアイコンがある場所を調べることで、ストーリーが進みます。
分岐や収集要素はなく、一本道です。
良い点
美しいグラフィック
グラフィックは非常に美しく、実写の写真も使われていてリアリティがあります。
一人称視点で、キャラクターの顔は主人公を含めてはっきり映さないことで、「ゲームっぽさ」を抑えています。
光やホコリの表現も秀逸でした。
屋敷の作りこみがスゴい
屋敷の構造は入り組んでいて、抜け道や隠し通路を通り、どんどん次の部屋へ移動することになります。
その作りこみや仕掛けがスゴく、まるでカラクリ屋敷のようでした。

バリエーション豊かな追体験
屋敷を探索しながら、一族の最期を追体験するわけですが、そのバリエーションの豊かさに驚きました。
その人それぞれに、まったく違う見せ方を用意しています。
どこか奇妙で、現実とも空想ともつかないような、不思議な追体験。

ぜひ実際に体験してみて欲しいところです。
ユニークなテロップ表示
今作のテロップ表示は、ゲーム内のオブジェクトにそって表示されたり、バラバラのものが集まったりと、かなりユニークでした。
ユニーク過ぎて読む前に消えてしまったりもしましたが、デザインセンスは高いと感じました。
不満点
操作性は良くない
僕自身、一人称視点に慣れていないせいもありますが、操作にはかなり戸惑いました。
- アクションボタンは「R1」or「R2」
- 決定は「×」
- キャンセルは「〇」
- カメラは上下反転できるけど、左右は反転しない
など、普段とは違う操作性でプレイすることになり、やりづらかったです。
幸い、操作スキルが必要なゲームではありませんし、「決定」や「キャンセル」を使う機会自体が少ないので、致命的な支障にはなりませんでした。
全体的に暗め
視覚的な点でも、感覚的な点でも。
「最期を追体験」というコンセプト上しかたがないですが、死に触れ続けていくので、気持ちが少し暗くなります。
直接的な残酷描写はありませんし、比較的ファンタジックな見せ方をしているのが救いでした。
また、ストーリーが進行するとゲーム内の日が暮れてきます。
「暗くてよく見えない」という場所がいくつかありました。

気になった点
年季が入っているように見えない
屋敷内には、何十年も前の部屋がいくつもあります。
ですが、そんな部屋も他の部屋と同様に美しく、あまり古さを感じません。

劣化しないこと自体が「何かの謎」の可能性もありますが・・・。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 3時間 |
トロフィー 状況(記事作成時現在) | 100% |
トロコン 難易度 | 簡単 |
総評
プレイ時間は3時間ほどで、トロフィーコンプも容易です。(プラチナはありませんが)
まとまった時間が取れる日に、一気に最後までプレイした方が、没入感を味わえるかと思います。
バリエーション豊かな追体験や、リッチなグラフィックを堪能できます。
ですが、2,200円の定価は「割高」と感じるかもしれません。

レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
妻からもちょっと言わせてもらいます
プレイして15分も経たずに酔い、断念してしまいました。
上下左右は反転タイプの私。
左右は反転できないので、どっちがどっちなのか常に混乱。
一人称視点ということもあり、だんだんと酔ってきました。
酔いやすい方は注意が必要です。
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