はじめに
野鳥を題材にしたボードゲーム『WINGSPAN』。
その『WINGSPAN』がSwitchで遊べるのですが、チュートリアルを見ても
となってしまいました。
ですが、探り探りで何度かプレイしてみると、次第にルールを理解してきました。
もしかすると、チュートリアルで断念してしまう人もいるのでは?
と思い、Switch版『ウイングスパン』のルール解説記事を書くことにしました。
とにかく初めてプレイする人が、1ゲームクリアできるように導いていこうと思います。
実際のボードゲームとルール自体は一緒なので、ボードゲーム経験者は問題なくプレイできますよ。
画像は全てゲームのスクリーンショット機能で撮影したものです。
クリックすることで、拡大します。
【権利表記 © 2020 by Monster Couch sp. z o.o. Wingspan is a trademark of Stonemaier LLC. All Rights Reserved.】
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『WINGSPAN』のルールと遊び方
1人用モードを起動し、ゲームの流れに沿って解説していきます。
「カスタムゲーム」か「オートマ」を選んでゲームを始めましょう。
「カスタムゲーム」では対戦相手を「AI」にします。
「オートマ」は1人プレイ用の自動機能です。
どちらも対戦相手の強さを変えられますので、とりあえず一番弱い設定で始めます。
そのまま始めてしまいましょう。
「決定」は常に、右下の矢印マークです。
タッチするか、「Yボタン」で進めます。
操作方法
多くの操作は画面タッチでもできるので、タッチ操作メインでプレイした方がやりやすいかと思います。
「他のプレイヤーを表示」は「ZL・ZRボタン」ですし、「生息地」は「L・Rボタン」で切り替えます。
ちなみに右スティックを上に倒すとゲームプレイのシートを変えることができます。
とりあえず今回は変えずにプレイします。
スタート
まずは「オートマ」を選んでプレイしてみましょう。
『ウイングスパン』は、
- 1ラウンド8手番
- 2ラウンド7手番
- 3ラウンド6手番
- 4ラウンド5手番
の、4ラウンド26手番(ターン)で終了します。
順番処理などは全てソフト側でやってくれます。
身もふたもない言い方をしてしまえば、アクションコマのことを何も知らなくても遊べます。
スタート時、まずはランダムに用意された「鳥カード」と「エサ」の中から好きなものを5つ選ぶことになります。
この場ではまず、カードやエサは選ばずに「Xボタン」を押しましょう。
すると、持っておきたい「ボーナスカード」を選ぶことができます。
「ボーナスカード」は、ゲーム終了時のポイントを増やすことができます。
2枚あるどちらかを選びましょう。
次に画面右上にある「各ラウンドでのボーナス条件」を見ます。
この表記は、左から1ラウンド、2ラウンド・・・と、各ラウンドでのボーナスが描かれています。
ボーナスの内容は対戦のたびにランダムに変わります。
例えば今回の場合は、「1ラウンド終了時点で湿地にいる鳥カードに置かれている卵の数」が多い人順にボーナス得点が加算される。
ということ。
「ボーナスカード」と「ラウンドごとのボーナス」を踏まえて、最初に選ぶカードやエサを決めていくという感じです。
選んだエサは画面右側の所持エサ一覧にストックされます。
例えば、この「ウィルソンタシギ」。
あ、「たしぎ」ですね!
『ワンピース』に出てくる!
・・・話がそれました。
カードの表記に関しては、↑の画像のとおりです。
いろいろ大事な情報が書いていますが、とりあえず「生息地」と「エサ」だけ見ましょう。
「エサ」は、その鳥を場に出すために必要なエサを記しています。
まずは「エサ1つ」で出せるカードを確保すると良いかと。
「ボーナスカードの条件」と「ラウンドのボーナス条件」とを見て、ボーナスを狙いやすいカードを選ぶのもアリです。
ウィルソンタシギは、生息地が「湿地」。
エサは「無脊椎動物」1コ。まぁ、ミミズですね。
場に出しやすく、ラウンド1のボーナス条件も満たしそうなので、まずはこの鳥を選びました。
すぐに出せるように、エサには「無脊椎動物」をチョイス。
という感じに、最初の鳥やエサを決めていきます。
他にはこのような表記があります。
無脊椎動物と穀物が必要 |
無脊椎動物か穀物でよい |
どのエサでもよい |
最初に出されたカードにもよりますが、「鳥カード2枚、その鳥カードを出せるエサ3コ」という配分が、初見のスタートとしては良いと思います。
自分の手番(ターン)でできること
カードとエサを選んだら、いよいよゲーム開始です。
このゲーム、一応対戦相手はいますが、相手の動きはあまりこちらに関係がなく「ひたすら自分の保護区を充実させる」という作品です。
まずはじっくり、自分の手番(ターン)で何ができるかを見てみましょう。
自分の1ターンでできることは、次の4行動のうちの1つです。
- 鳥を場に出す(プレイする)
- 森林で効果を使う(エサを獲得する)
- 草原で効果を使う(卵を産む)
- 湿地で効果を使う(鳥カードを引く)
各生息地は、画面左側の↑のアイコンの通りです。
それぞれの生息地に移動して「鳥を出す」か「生息地の効果を使う」かを実行します。
生息地の移動は「L・Rボタン」か、アイコンをタッチです。
初見は何が起こってるかは気にせず、「Yボタン(もしくは右下タッチ)」で進めてください。
▼鳥を場に出す
カードに書かれている生息地の、空いている一番左のマスに鳥カードを出します。(出したい鳥を選んで「▲ボタン」→「Aボタン」。もしくはタッチ→上へドラッグ)
必要なエサを消費して出します。
ということもできます。
各生息地で2羽目以降を出す場合は、追加で卵も消費します。
「プレイ時」という能力が書かれた鳥は、このタイミングで能力を発動できます。
能力は発動せずにスキップしてもOK。
▼森林で効果を使う(エサを獲得する)
「森林」で「Aボタン」を押すと、鳥を配置するのに必要な「エサ」を獲得できます。
この時取れるエサは、右側の餌箱の中にある「餌ダイス」に描かれているエサから選ぶことになります。
この餌箱は全プレイヤー共用ですので、欲しいエサは早い者勝ち。
選んだダイスは枠外に出すので、どんどん減っていきます。
ダイスがなくなるか、中のエサが1種類になるとダイスをふり直せます。
最初はエサを1つしか獲得できませんが、鳥カードを置くほど、手に入るエサが増えていきます。
二番目に書かれているのは、「エサ1つ。手札を1枚捨てれば、さらに1つ」という意味です。
エサを獲得したら、この「森林」エリアに置いてある鳥の能力を発動できます。
能力は発動せずにスキップしてもOK。
↑の画像のように「起動時」と書かれている能力を持っていれば、エサを獲得した後、右のカードから効果を適用していきます。
この効果で蓄えたエサの数だけ、最終的なポイント計算で加算されます。
▼草原で効果を使う(卵を産む)
「草原」で「Aボタン」を押すと、鳥に卵を産ませる指示を出せます。
指示さえ出せば、産む鳥はどこに生息していてもかまいません。
Aボタンで指示を出したら、森林・草原・湿地にいずれかに出している鳥カードを選択してください。
卵を獲得したら、「草原」エリアに置いてある鳥の(起動時の)能力を発動できます。
能力は発動せずにスキップしてもOK。
「L・Rボタン」かアイコンタッチで草原に戻ると良いです。
卵は各エリア2羽目以降の鳥を出すときに使いますし、ラウンドボーナスの条件になっていることも多いです。
また、単純に保持している卵の数だけ、最終的な点数に加算されます。
▼湿地で効果を使う(鳥カードを引く)
「湿地」で「Aボタン」を押すと、鳥カードを獲得して手札にすることができます。
獲得するカードは、すでに表になっている3枚か裏になっている1枚の中から選びます。
裏になっている1枚を選んだ場合は、キャンセルできません。
欲しい鳥カードが表になっている場合は、相手に取られる前に獲得しましょう。
なお、ラウンド終了で入れ替えになりますので、ラウンドが変わったらまず何が並んでいるか見ると良いでしょう。
カードを獲得したら、「湿地」に配置している鳥カードの(起動時の)能力を発動できます。
能力は発動せずにスキップしてもOK。
ラウンド終了処理
- 鳥を場に出す(プレイする)
- 森林で効果を使う(エサを獲得する)
- 草原で効果を使う(卵を産む)
- 湿地で効果を使う(鳥カードを引く)
このいずれかをすることで1手番(ターン)が終わります。
エサがなければ鳥は出せず、卵がなければ多くの鳥を出せず、カードがなければ出す鳥がいない。
出している鳥が多いほど、より多くの材料を獲得できる。
という構造になっています。
各ラウンドで決められたターン数をこなすことで、ラウンドが終了します。(ラウンド1の場合8ターン)
ここで、ラウンドごとのボーナスが確定します。
例えば今回は「水辺にある卵の数」の多い順に、ボーナスポイントが加算されるルールでした。
1位は4ポイント、2位には1ポイント入りました。
ラウンドが進むごとに、獲得するポイントも大きくなります。
4つのラウンドが終了すると、ゲームの終了となります。
ゲーム終了処理
4ラウンド終了で、ゲームは終了です。
プレイ中の行動によって、最後に獲得できるポイントが変わります。
ポイントは、
- 自分の場に出ている鳥カードに記載されている羽根のポイント
- ボーナスカードでの条件達成度
- ラウンド終了時の目的達成によって得られたポイント
- 自分の場に出ている卵の数
- 鳥カードの能力によって、鳥カードの上に蓄えられたエサの数
- 鳥カードの能力によって、鳥カードの下に差し込まれたカードの数
の合算によって決まります。
例えば「あまりポイントの高くない鳥だけど、がんがんエサを乗せられる」といった鳥の場合、最終的にはかなり稼いでくれるかもしれません。
おわりに
以上が『ウイングスパン』の1ゲームの流れになります。
ルールは理解できたでしょうか?
一見複雑なように見えますが、実際は「4つの行動」のうちの1つを取り続けるだけですので、難しく考える必要はありません。
今回触れなかった内容として、
- 対戦相手が取った行動によって発動する能力
- 翼長を条件にした能力
- カードを下に差し込める能力(ポイントになる)
などなど、さまざまな能力を持った鳥が登場します。
そうすると、いろいろな能力や効果も理解していくことと思います。
あ、ですが1点。
ちょっとわかりにくい記載のされかたをしている能力がありますので、補足解説します。
この「ムネアカゴジュウカラ」と「カタジロアメリカムシクイ」のカード。
両方似たような能力を持っていますが、実は違う能力なのです。
ゴジュウカラの能力を発動すると、このカードの上にエサを乗せることができます。(「共通在庫」と書かれている場合、餌箱にはないエサを置けます)
つまり、最終的にポイントになる能力。
ムシクイの場合は、獲得したエサはストックされ(画像で言うと右側に加算)新たに鳥を出すときに役に立ちます。
ただし、最終的にはポイントになりません。
こんなところでしょうか。
今回のSwitch版で、初めて『ウイングスパン』に触って書いた記事ですので、もしかすると見当違いなことを書いているかもしれません。
ですがあくまで「初心者が断念せずに始められるように」解説する内容ですので、ある程度はご了承くださいませ。
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