評価:5
今日は、Switch『ゼノブレイド3(Xenoblade3)』をレビューします。
モノリスソフトが贈る『ゼノブレイド』シリーズの3作目(『ゼノブレイドクロス』を除く)で、シリーズの集大成となる作品です。
主な良かった点
- 推ししかいない主人公陣
- 大ボリュームの冒険やクエスト
- 組み立てが楽しいバトル
主な不満点
- 移動が大変
- 「ソウルハック」の仕様
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目次
概要
画像はすべて、クリックすると拡大します。
ゲーム内容
『ゼノブレイド3』は、広大なフィールドを6人の主人公が冒険するRPGです。
エリアごとに読み込みは入りますが、エリア内ではシームレスに冒険できるオープンワールドタイプの作品です。
『ゼノブレイド』や『ゼノブレイド2』を未プレイでも楽しめますが、プレイ済みだとより楽しめる作品です。
今作のバトルシステムや小ネタはこちらの記事でまとめています。
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ゼノブレイド3 (Xenoblade3) バトルシステム 解説・攻略のコツ
『ゼノブレイド3』の特徴的な戦闘システムを、シリーズ初心者でも理解しやすいように解説します。長い記事なので目次を活用してください。
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ゼノブレイド3 (Xenoblade3) 冒険に役立つ小ワザ・小ネタ集
大変な物量を誇る『ゼノブレイド3』。役立ちそうな「小ワザ・小ネタ」をまとめてみました。「そうだったんだ!」となっていただけるとうれしいです。
エキスパンション・パスについて
今作は、追加コンテンツ「エキスパンション・パス」が発売されています。
価格は、3,000円(税込)です。
ストアで購入・ダウンロード後に今作を起動すると適用されます。
コンテンツは順次配信されるかたちで、新たなコンテンツが配信された際はソフトの更新と、ストアからDLCの再ダウンロードが必要になります。
Vol.1「冒険サポートパック」
配信日:2022年7月29日
▼冒険をサポートするアイテム
消費アイテム
- ノポンコイン・銀 ×30
- ノポンコイン・金 ×10
アクセサリー
- アイアンテンプルガード
- 知恵のサークレット
- シルバーベルト
- オートバランサー
- グラスメモリ
- ノポンのストラップ
※すべてゲーム内でも入手できるアイテムです。
▼色変えファッション装備
主人公たちの衣装をアナザーカラーに変えられます。
あくまで、本人の基本クラスの色替えのみが可能です。
「メニュー」→「キャラクター」→「ファッション」で変更できます。
Vol.2「新ヒーローと強敵との闘い」
配信日:2022年10月14日
▼新たなヒーローとクエスト
新ヒーロー・イノのクエストを開始できます。
開始場所はフォーニス地方「イドルの大狭間」の東です。
ストーリー上では3章の途中から開始可能で、適正レベルは20前後です。
イノのキャラクターボイスは古賀葵さんで、キャラクターデザインはPALOW.さんです。
イノの強化は通常のレベルアップのほか、「イノライズ」という特殊システムでスキルやアーツの強化ができます。
イノライズには特別なエーテルシリンダーが必要です。
入手可能場所は地図に表示されますし、獲得後に新たな場所が開示されることもあります。
▼強敵とのチャレンジバトル
強敵との連続バトルに挑戦し、特別な報酬をゲットできる「チャレンジバトル」。
開始場所はフォーニス地方「ネウス湖の休息地」です。
謎の光を調べるとワープします。
ワープ先で、ノポン・ダイセンニン(cv.大塚明夫)に話しかけてチャレンジバトルをスタートしましょう。
チャレンジをクリアするとノポンクリスタルがもらえ、貴重なアイテムや装備品と交換が可能です。
チャレンジの達成状況や、所定の条件をクリアすることで、獲得できるノポンクリスタルが増えます。
チャレンジをランクA以上の成績で達成すると、初回報酬がもらえます。
中には主人公たちの新たなファッション装備も含まれています。
Vol.3「新ヒーローと困難への挑戦」
配信日:2023年2月16日
▼新たなヒーローとクエスト
新ヒーロー・マティアのクエストを開始できます。
開始場所はシティーです。
ストーリー上では5章の途中から開始可能です。
マティアのキャラクターボイスは田中理恵さんで、キャラクターデザインは米山舞さんです。
マティアが加入すると、休憩ポイントで「アクセサリークラフト」が利用できるようになります。
アクセサリークラフトで作成したアクセサリーは、各キャラ1つずつ装備でき、作成時にランダムで効果が付きます。
アクセサリーは強化や分解が可能で、素材はチャレンジクエストで手に入ります。
▼ダイセンニンの大魔境
新たなチャレンジバトル「ダイセンニンの大魔境」が追加されました。
挑戦するたびに状況が変わるローグライク要素のある新モードで、通常とはバトルのルールも異なります。
- まず主人公たち6人の中から1人を選び開始
- バトル中にスコアを稼ぐ
- 時間経過で減る「命のポ時計」がゼロになると、味方が大幅弱体化
- バトルの合間にショップが登場
スコアを支払い、ヒーローのスカウト、全体強化のエンブレムを購入、命のポ時計の回復ができる - 全30ステージを連続で戦う
といった流れです。
仲間になるのは、ヒーローたちに限ります。
また、このモードではインタリンクができません。
そのかわり「ライジングチャージ」という大技が可能で、一定時間敵全員を強制的に「ライジング状態」にできます。
Vol.4「新たなる未来」
配信日:2023年4月26日
『新たなる未来』に関しては個別にレビュー記事を公開していますので、こちらをどうぞ。
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ゼノブレイド3(Xenoblade3) 新たなる未来 感想・レビュー byみなと / 過去作要素も堪能できる好戦的オープンワールドRPG
『ゼノブレイド3』の有料DLCであり、完全新規のオリジナルストーリー『新たなる未来』の感想・レビューです。本編のはるか昔を探索・バトル要素モリモリで楽しめます。
良い点
推ししかいない主人公陣
ノアとミオが話の中心にはなりますが、今作では「メイン6人が全員主人公」という方向性です。
きちんと各キャラに魅せ場があり、それぞれのキャラクターをしっかりと掘り下げ、とても魅力的に描かれていました。
キャラクター同士の掛け合いもおもしろく、心が触れ合った瞬間など泣けるシーンも多かったです。
今作で特に感動したのは、キャラクターの表情です。
もっと言うと、「眼」。
この眼の動き、必見です!
大ボリュームの冒険やクエスト
この記事を作成時点でのプレイ時間は、なんと約160時間。
それでもまだクリアしていないサブクエストや倒していないユニークモンスターがまだまだあります。
ですが今作は、サブクエストや冒険をどれだけ味わえたかで評価が変わる作品だと感じました。
「メインだけサクサク進めて、はいクリア」
だと、もったいないです。
- クエストで出会うヒーローたちや、それらのキャラクターと関わることで新たに見えてくる主人公たちの一面
- どこを訪れても何かしら発見できるフィールド
- 安定のノポン
など、寄り道がとっても楽しい作品でした。
組み立てが楽しいバトル
バトルも非常に完成度が高く、とても楽しくプレイできました。
格下相手なら放置してても勝てますし、ユニークとボス以外なら「オートバトル」で自動戦闘をさせることもできます。
主人公たちのクラス(バトルスタイル)の選定や同行するヒーローの選定が重要で、大技の「チェインアタック」を決める際はその順番なども考えながら戦います。
これがうまくいくと、かなりうれしい!
その他の良い点
- ナビゲーションをONにすればルートが見える
- 「笛」を基調にした熱いBGM
- しっかりとしたチュートリアル
- 泳ぎながら戦闘ができる
- 過去作をプレイしていると感動が倍増
不満点
移動が大変
より広大になったフィールドですが、移動は徒歩。
走るスピードも速くはありませんし、終盤まで移動は大変でした。
とあるエリアでは船に乗れますが、これまた操作が独特で使いづらいです。
空でも飛べればまた評価が変わったのですが・・・。
「ソウルハック」の仕様
後半になってからとあるヒーローを仲間にすると使えるようになる「ソウルハック」。
倒したユニークモンスターの技やスキルが使えるようになるステキシステムですが、いくつか不満がありました。
- ソウルハッカーのクラスに就いているキャラがいないとソウルハックできない
- すでに倒しているユニークモンスターがいても、再度倒さねばならない
- システムの解禁が遅い
- リストのユニークモンスターの生息地域の記載が広範囲すぎる(地方名+地域名が望ましい)
といったところ。
設定上しかたがないとはいえ、すでに倒しているユニークモンスターの能力は使えていてほしかったです。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 | 約160時間 |
購入した追加コンテンツ | エキスパンション・パス |
購入した関連本 | パーフェクトガイド |
所持しているサウンドトラック | 購入予定 |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
ゼノギアス ゼノブレイド ゼノブレイドクロス ゼノブレイド2 ゼノブレイド2 黄金の国イーラ ゼノブレイド ディフィニティブ エディション |
『ゼノブレイド3』の総合評価・レビュー
これまでのシリーズの良いところを取り、長所も短所もパワーアップした印象の今作。
まさに「集大成」で、とんでもない物量の作品でした。
まだまだ遊べます!
キャラクターにどれだけ感情移入できるかが物語の肝ですし、感情移入が苦手だったりサイドクエストを無視するタイプの人にはオススメしづらい作品ではあります。
逆に隅から隅まで遊びつくしたい人にはうってつけですね。
200時間以上遊べるRPGです。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
妻からもちょっと言わせてもらいます
キャラクターの魅力あふれる作品で、推しを一人に絞れないくらいです。
ストーリーやクエストなどで魅せる、キャラクターの「愛」や「人柄」に、ほろりと泣けたり、笑ったりしました。
ユニークモンスター図鑑はないものの、それに近いシステムもあり、ユニークモンスター狩りがとても楽しかったです。
気になったのは、クエストの多さ。
通常のクエストだけでなく、ヒーロークエストもたくさんあり、めちゃくちゃコスパがいいくらい。
と思い、クエストを放棄しようとしましたが、中には
と思うくらい、重要な展開もクエストの中に入っているものもあります。
なので、やらないわけにはいかず、気が付けば150時間以上もプレイしていました。
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ゼノブレイド3 (Xenoblade3) バトルシステム 解説・攻略のコツ
『ゼノブレイド3』の特徴的な戦闘システムを、シリーズ初心者でも理解しやすいように解説します。長い記事なので目次を活用してください。
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ゼノブレイド3 (Xenoblade3) 冒険に役立つ小ワザ・小ネタ集
大変な物量を誇る『ゼノブレイド3』。役立ちそうな「小ワザ・小ネタ」をまとめてみました。「そうだったんだ!」となっていただけるとうれしいです。