Lost Ruins 感想・レビュー byみなと / セーラー服と魔法剣!ゾンビはびこるダンジョンに少女が挑む

今日のレビューは、2022年6月6日に発売されたアクションアドベンチャー『Lost Ruins(ロスト・ルーインズ)』です。

美少女が荒廃したダンジョン攻略に挑む、『Momodora』をリスペクトしたような作品ですが、プレイしてみるとけっこう違いがありました。

1周をノーマル難易度でクリア。
もう1周、追加モードでクリアしたうえでのクリアレビューです。

主な良かった点

  • とても美しいドット絵
  • かわいらしいキャラクター
  • 歯ごたえのある難易度

主な不満点

  • ちょっと汚い
  • 収支のバランスが良くない

それでは詳しく書いていきます。
プレイしたのはSwitch版です。

概要

22年6月15日時点の情報です。

発売日 2022年6月6日
発売元 DANGEN Entertainment
開発元 ALTARI GAMES
ハード Nintendo Switch、プレイステーション4、Xboxシリーズ
ジャンル アクションアドベンチャー
プレイ人数 1人
CERO C(15才以上対象)(PS4)
IARC 16+(16才以上対象)(Switch、Xboxシリーズ)
通常価格(税込) Switch・PS版 2,200円
Xboxシリーズ版 2,350円
公式サイト Lost Ruins(海外公式サイト)
画像の出典 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの
権利表記 DANGEN ENTERTAINMENT is a trademark of DANGEN Entertainment. Copyright © 2022 DANGEN Entertainment. All rights reserved.

Nintendo Switchの動画撮影機能に対応しています。

画像はクリックすると拡大します。

 

 

ゲーム内容

主人公は、記憶を無くし奇妙な場所で目を覚ました少女。
魔女のベアトリスに導かれ、この場所に巣食う「魔王の下僕」と呼ばれる存在を倒しに向かうことになります。

『ロストルインズ』は、2Dのアクションアドベンチャーで、レベルアップやステータスアップといった要素はありません。
道中で手にいれるアイテムや装備品によって、戦闘能力が上がるシステムです。

マルチエンドで、エンディングやコンセプトアートを閲覧できるモードもあります。
難易度も複数用意されています。

 

『Lost Ruins』の特徴

見た目上は「メトロイドヴァニア」に近いですが、自身の移動能力がアップデートされたりはしません。
道を切り開くのは、主にボス戦とクエストで手にいれた鍵です。

手にいれた武器や魔法は2つまでセットでき、アクセサリーは最大3つまで装備することが出来ます。

メニュー画面を開くときは時間が止まるので、臨機応変に付け替えて攻略することも可能です。
手に入れたらずっと効果が持続するアイテム(HP+10など)もあります。

道中にはチェックポイント(オートセーブポイント)、セーブポイント、ワープポイントが多数用意されています。

死ぬと最後のセーブポイントから再開されます。
チェックポイントで回復などもされないので、完全にセーブされた状態からのスタートです。

回復は「アイテム」や「装備品の効果」、「敵がたまに落とす光」でのみ可能です。
宿屋や無限回復装置などはないので、アイテムを使うタイミングも大切になります。

 

操作方法

操作方法は画像のとおり。
「上 or スティックの上」で物を拾ったり仕掛けを動かしたりします。

今作はキーコンフィグが可能です。

 

ボスモード

本編クリア後に、道中で登場したボスを主人公とした「ボスモード」が追加されます。
3人のボスを切り替えながら、本編と同じダンジョンを攻略することになります。
ボスによって攻撃方法や移動スピードなどの特性が変化します。

本編のクエストは登場しませんが、会話イベントは新規で登場しますし、このモード限定のボス(キャラは一緒だが攻撃方法が異なる)も登場します。
アイテムの効果等も細かい変化があります。

 

 

良い点

とても美しいドット絵

非常に丁寧で、とても美しいドット絵に惹かれました。

キャラクターの動きやエフェクトもこだわって作られているのがよくわかり、とても感心しました。

例えば ↑ の画像の場合、かがり火の青い光が少女の背面を照らして、少女の見え方が少し変化するんです。
こういった画作りが随所に見られ、とても見応えがありました。

 

巨大ボスも美しく、迫力がありました。
ところでこの雪女さん、お名前はなんだったのでしょう?

 

かわいらしいキャラクター

ドット絵も魅力的ですが、立ち絵もなかなかの可愛さ。
とくに主人公のかわいらしさは、ひときわ光っていました。

他のキャラクターも、全体的に良い見た目です。

ほぼ女性キャラばかり。
この辺も開発者の趣味が丸出しになっている印象です。
良いと思います。

 

歯ごたえのある難易度

敵の攻撃は全体的に強く、毒や出血といったバッドステータスも重い。
トラップも多く、チェックポイントでは回復もできません。

序盤は非常に難しく感じましたが、慣れてきた中盤以降は楽しさの方が勝りました。

メトロイドヴァニア だと思って買った作品ですが、実際には違いました。
どちらかと言うと『ソウルシリーズ』に近い部分が多いかと。

ボスの攻撃を見切り、勝つ達成感も得られます。
アイテムや装備品の使い方次第では、意外とあっさり勝てる場面もあります。

盾がかなり強いので、苦戦している人は盾を使ってみましょう。

ボスモードでは盾を使えないので、さらに歯ごたえのあるバトルを楽しめます。
本編クリア後に、もう一周ボスモードで楽しめるくらい、ゲーム性も変わります。

 

 

不満点

ちょっと汚い

舞台となるダンジョンは、かなり薄汚れた廃墟のような場所が多いです。
出てくる敵もスライムやゾンビなどが多いですし、なぜかトイレが何度も登場します。

ラバーカップなど、ちょっとトイレ系の想像ができるアイテムもありますし、ちょっと汚さを思わせる作品です。

登場するキャラクターは敵も味方も女の子が多いですし、ゾンビになったりひどい目にあっている女の子も多いです。

「美少女がひどい目にあったり、汚れている」という部分が、直接的ではないにしろ「思わせている」と感じる作品でした。
そういった要素が苦手な人にはオススメできません。

 

収支のバランスが良くない

道中、お店が多く登場しますがどの品物も基本的に高く、序盤はとても買えません。
ですが、道中で得られるお金は決して多くはなく、クエストで店売りの物を買う必要も出てきます。

不要な武器などを売れば良いのでしょうが、初見だとそれが売っていい物かもわかりませんからね・・・。

終盤は逆に、お金は余りがちになりました。
お金の収支のバランスは、良くないと感じました。

ちなみにボスモードでは、お金は余りまくりました。
回復アイテムはどんどん買っても良いかもしれません。

 

セーブデータのカーソル

細かいことですが、セーブデータを複数作っている場合、セーブする時のカーソルが「ファイル0」で固定になるのが不満でした。

「ファイル2」で進めているデータをセーブする時、「ファイル0」のデータに上書きしてしまいそうになります。
進行中のデータにカーソルが合えば良かったです。

 

 

プレイ状況

ソフトウェア ダウンロードソフト
プレイ時間 約13時間

 

 

『Lost Ruins』の総合評価・レビュー

美少女がセーラー服で、剣と魔法を駆使して怪物と戦い、陰鬱としたダンジョンに挑む。

ざっくり言うとそんな作品です。
そこに萌える人は、ぜひプレイしてみてください。

難易度は選べるので、アクションが苦手な人でも楽しめます。

 

レビュー

総合評価
シナリオ
操作性
システム
キャラクター
ビジュアル
音楽

  • B!

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