今日のレビューはこちら!
ブラジルのBombserviceが手掛けた、インディーズ ゲーム『Momodora(モモドラ): 月下のレクイエム』です。

ジャンルは「2D探索アクション」。
2Dマップを探索して、カギや能力を手に入れて、行けなかった場所へ。
いわゆる「メトロイドヴァニア」です。
主な良かった点
- 丁寧なドット絵
- 白熱のボス戦
- 楽しい探索
主な不満点
- 即死の針
- ワープ解禁が遅い
では、感想・レビューいってみます。
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概要
ゲーム内容
主人公は、司祭のカホ。
近接攻撃のカエデ、遠距離の弓矢、そして魔法アイテムによる攻撃を駆使して戦います。
魔法アイテムは強力ですが、詠唱時間がかかるのと、回数制限があるため、使いどころを見極める必要があります。
道中にあるベルを叩くと、即セーブ。
消費したアイテムの補充がされます。
ワープもベルを使っておこないますが、解禁は中盤以降です。
レベルは設定されておらず、道中で見つける「体力の破片」を手に入れることでHPが増加。
カホのステータス的な成長は、基本的にはそれだけです。
あとは、道中で手に入れたり購入したりするアイテムや装備品で強化していきます。
なので、操作の慣れやアクションゲームの得意さで、難易度は上下します。
ノーマル難易度で、少し難しめ。
ただし、難易度設定は可能ですので、アクションゲームが不得意な方はイージーで。
トロコンを目指す場合は、高難度のモードをクリアする必要があります。
良い点
丁寧なドット絵
今作はドット絵で描かれています。
ロケーションにより色彩や小物等も丁寧に描かれており、とても美しいです。
特筆すべきなのは、「動き」。
なめらかに動くドット絵は、柔らかく艶やかで、とても色っぽいです。
登場人物は女性が多く、その動きはかなり凝って作られており、魅力的です。
白熱のボス戦
ボスの攻撃は非常に強く、体力を一気に持って行かれます。
ボスの攻撃の予兆、有効な攻撃手段等を見極める必要があります。
命を削る、白熱のボス戦!
何度も挑戦し、倒した時の達成感はひとしおです。
↑は序盤で戦うボス、ルベラさん。
なんと、おっぱいを攻撃するとダメージが通ります。

ボスの攻撃を完全に読めば、ノーダメージで撃破することも可能です。
ノーダメージで撃破できた場合、特別なアイテムを得られます。
中には、超強力な魔法が手に入るものも。
楽しい探索
今作は、比較的自由に探索をすることができます。
ただし、序盤では行けない場所も。
新たな能力を手に入れて、「行けなかった場所に行けるようになる楽しみ」が味わえます。
アイボリーバグという、攻略にはあまり関係のない収集要素もあります。
かなり見つけづらいですが、探す場合はコントローラーの振動をONにしておきましょう。
とあるアイテムを装備していると、ヒントとして震えてくれます。
不満点
即死の針
道中には、触れるだけで即死してしまう針の罠が多く設置してあります。
『ロックマン』のアレです。
敵との戦いで倒されるのはまだ良いのですが、ちょっとしたミスで針へ落ちたり触れたりすることで即死してしまうのは困ります。
「一度も死なずにゲームクリア」というトロフィーもありますし、せめて「大ダメージ」が良かったです。
ワープ解禁が遅い
ベルを使ったワープは、中盤以降解禁します。
「4つのアイテムを揃える」という重要イベントがあるのですが・・・。
そのうちの1つが、ワープが可能になるアイテム。(名前は全て「紋章の破片」)
4つのアイテムは、どの順番に取りに行っても自由。
ですが、一周目では「どこの紋章の破片がワープ解禁」かわかりません。
攻略する順番によっては、ワープ解禁がかなり遅くなる場合も。
別の手段でワープ解禁できると良かったです。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 約10時間 |
トロフィー 状況 | 52% |
トロコン 難易度 | かなり難しい |
総評
『ダークソウル』に近い要素もありますが、「メトロイドヴァニア」としての側面の方が強め。
雰囲気的には、『ソルト&サンクチュアリ』にも近いです。
荒廃しています。
RPGではありませんが、そういった探索アクションが好きな方にはオススメです。
難易度は高めですが、「イージーモード」もあるのでクリア自体はなんとかなるかと。
慣れれば、一周クリアに4時間程度。
サクッと高密度なアクションゲームが楽しめますよ。
レビュー記事を書くにあたり、今作の概要をきちんと調べ、初めて開発の「Bombservice」がブラジルの会社だということがわかりました。

意外な発見でした。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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ソルト アンド サンクチュアリ 感想・レビュー byみなと / 2Dに落としこまれた『ソウルシリーズ』の魂
2D版『ダークソウル』とも言われる、高難度アクションRPG。PS4版の『Salt and Sanctuary (ソルト アンド サンクチュアリ)』を、『ソウルシリーズ』との「類似点」や「異なる点」なども交えてレビューします。