ファミレスを享受せよ 感想・レビュー byとも / 運命を享受したら見えてくるもの

不思議なアドベンチャーゲーム『ファミレスを享受せよ』をレビューします。

永遠のファミレス「ムーンパレス」。
このファミレスに閉じ込められてしまった主人公。

不思議な世界から抜け出すゲームです。

 

主な良かった点

  • 各キャラクターの奥深さ
  • ツートンカラーで雰囲気、最高

主な不満点

  • 未読と既読の区別がほしい
  • 吹き出しがほしい

それでは詳しく書いていきます。
・・・といっても、ネタバレしないように書くので、そんなに詳しくは言えないのですが・・・。

概要

24年1月23日時点の情報です。

発売日 2023年11月15日
発売元 わくわくゲームズ
開発元 月刊湿地帯
ハード Nintendo Switch
ジャンル アドベンチャーゲーム
プレイ人数 1人
IARC 7+(7才以上対象)
通常価格(税込) ダウンロードソフト 1,500円
公式サイト ファミレスを享受せよ
画像の出典 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの
権利表記 Ⓒ 月刊湿地帯.
Developed by Studio Dragonet.
Published by Waku Waku Games.

Nintendo Switchの動画撮影機能に対応しています。

 

 

ゲーム内容

いろんな登場人物に話しかけて、設問を増やして、ストーリーを進めます。

 

 

セーブと操作方法

セーブは「あなたのテーブル」、つまり自分のテーブルにあるノートを選択するとセーブができます。

また、タイトルに戻る場合は、同じく自分のテーブルで「-ボタン」を押すと「タイトルに戻る」が選択されるので、「Aボタン」で決定。

 

その他の設定は以下の通りです。

 

▼ドリンクは持ち運べる

ドリンクを注いだら、席に座って飲むことができます。

けっこう重要な要素なのですが、作中にヒントがないので気がつかず、その場で飲んでいました。

夫に教えてもらいました。
冷静に考えてみると、普通、ドリンクバーの前で飲みませんよね。

 

 

マルチエンディングとクリア後要素

エンディングはノーマルエンドとトゥルーエンドがあります。

(ノーマルエンドは選択によって2つに分かれますが、セリフが少し違うだけです。)

トゥルーエンドを迎えると「サウンドギャラリー」と「イベントギャラリー」が解放となります。

 

 

良い点

各キャラクターの奥深さ

少ない人数ではありますが、主人公以外にも登場人物はいます。

彼らの話し方、考え方、過去など、奥深さがあり、引き込まれていきました。

また今作をプレイして「性別ってなんだろう」と感じました。
あっ、LGBT色が強いわけではないです。

 

 

ツートンカラーで雰囲気、最高

全体的にツートンカラーで、とても印象が残ります。

ツートンカラーだからこその不思議で不気味で奇妙な雰囲気が醸し出していて、ストーリーに合っていました。

今作の特徴的な黄色を調べていたら「刈安色(かりやすいろ)」というものが出てきました。
ススキの仲間のカリヤスという草から取った染料から来ているのだそうです。
「黄色は『月』を表していそう」と感じていましたが、ススキと月、まさにお月見ですね。

 

 

ギャラリーが良い

クリア後要素の『イラストギャラリー』ではキャラクターの解説を読むことができます。

各キャラクターの背景がよくわかる解説でした。

設定資料集でもありますので、これはありがたかったです。

 

 

不満点

未読と既読の区別がほしい

ストーリーが進んでいくと設問が増えるのですが、どんどん増えていきます。

集中しているうちはいいのですが、途中でなにか目を離した場合は、

どの質問をしてないんだっけ?

と、わからなくなり困りました。

未読と既読の区別がほしかったです。

 

 

吹き出しがほしい

1対1での会話ならわかるのですが、そこに3人目が増えると、

誰のセリフ?

と、一瞬わからなくなるので、吹き出しやメッセージウィンドウに特長を出すなどの工夫がほしかったです。

 

 

プレイ状況

ソフトウェア ダウンロードソフト
プレイ時間 約3時間

 

 

『ファミレスを享受せよ』の総合評価・レビュー

どんなゲームかわからずに始め、プレイしていてもわからないまま進めていました。

しかし、キャラクターの奥深さに惹かれ、じわじわと好きになっていきました。

 

レビュー

総合評価
シナリオ
操作性
システム
キャラクター
ビジュアル
音楽

夫からもちょっと言わせてくれ

独特な世界設定と、その設定に深みを出す人物たち。
話は短いですがキャラは立っていますし、最後まで引き込まれて読むことができました。

最序盤で出てくる、このセリフが特に気に入っています。
今作を体現していますし、情緒があって美しいです。

あと、詳しくは言えませんが「TRPG」や「16桁」のくだりも好きです。

 

不満点としては、ともと同様、設問が増えるとどれを聞いたかわからないのが不満です。
数が増えるとカーソルを動かすのも一苦労ですし、なにか工夫がほしかったところです。

 

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