今日は、 VITA 『Nihilumbra(ニヒラブラ) −生命と色彩の旅路−』をレビューします。
ボタン操作と、タッチパネルを使ったパズル要素のある、 横スクロールアクション ゲーム。
WiiU版も配信されている。
主人公は、虚無(ヴォイド)から産み落とされた存在。
色がなく、自己を肯定することもできないまま、世界との繋がりを探す。
雪山や森など、様々なロケーションを旅し、色を使って仕掛けを解き。
敵をかわし、時には倒し、エリアのラストでは虚無(ヴォイド)から逃げる。
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目次
概要
販売中止のお知らせ
■17年5月4日追記
今作のことを調べ直していた際、今作がダウンロードできないことがわかりました。
さらに調べた結果、WiiU版のサイトに「2016年12月28日(水)10時に、本ソフトの配信を終了いたしました。 」との記述を発見しました。
おそらく、PS版でも同じ日付で配信を終了したのだと思われます。
残念です。
Nintendo Switchにて販売再開(2018年5月18日追記)
PSストアでは販売されなくなった今作ですが、2018年5月10日より、Nintendo Switch用ダウンロードソフトとして販売が再開しました。
販売元は、賈船です。
価格は1,000円(税込)。
気になっていた方は、Nintendo Switchでプレイ可能ですよ。
良い点
「色」を使ったパズル要素
画面右上をタッチすると、パレットのようなものが現れる。
そこから色を選び、ステージ上の壁や地面等に塗ると、様々な効果をもたらす。
- 水色は、滑る。
自分や敵、木箱等がその上を通ると高速移動する。
慣性が付き、停止しづらい。
勢いがつくので、遠くまでジャンプするときにも使える。 - 緑色は、跳ねる。
トランポリンのように、なんでもボンボン跳ねるようになる。
跳ねるためには、ジャンプするなりして触れる必要があり、スタートと同じ高さに跳ね続ける。 - 茶色は、くっつく。
地面に塗れば移動速度が非常に遅くなる。
壁や天井に塗れば、その場にくっつくことができる。
主人公はそこからジャンプできるが、敵は一度くっついたら動けなくなる。 - 赤色は、燃やす。
この色に触れ続けていると、自分や敵、木箱は燃え尽きてしまう。
能動的に敵を倒せる数少ない手段でもある。 - 黄色は、通電。
回路を繋ぎ、電気を通すことで解く仕掛けに使う。 - 紫色は、虚無。
塗ってある色を消すことができる。
けしごむ。
最初は虚無しか持っていないが、ステージ進行でこれらの色を手に入れる。
この色を使って様々な仕掛けを解いていくことになる。
組み合わせで解く仕掛けも多く、なかなか頭を使う。
チェックポイントから再開できるため、失敗を恐れることもない。

わかりづらいが、左から「マップに戻る」「チェックポイントから再開」「オプション」
一貫した雰囲気
今作の世界は全体的に寂しく、孤独で、暗い。
キャラクターも、自分と敵のみで、男性ナレーション以外に言葉を発する存在もいない。
そのナレーションも、声質に反し結構辛辣。
絵も綺麗で、音楽も静かで雰囲気が出ている。
アートギャラリー
ストーリーを進行すると、トップメニューのアートギャラリーが埋まっていく。
かなり細かい設定画、物理演算図解などが載っており、見ごたえはある。
不満点
ロードが長い
攻略中のステージは、画面切り替えやチェックポイントからの再開も早く、ストレスはない。
が、それ以外。
各ステージの開始、色のチュートリアルの開始、マップへ戻る等、長いロードは多い。
跳ね上がる2周目難易度
ストーリーをクリアすれば、高難度モード「虚無(ヴォイド)モード」が開放される。
いわゆる「裏面」ってやつ。
ステージの形や数自体は「おもて面」と同じだが、仕掛けの位置、敵の配置が大きく異なり、難易度は比ではない。
同じ場所だが、上が通常のステージで、下がヴォイドモード。
下のヴォイドモードにある花(つぼみ)は、色を吸い取ってしまうため、この画面ではその色が使えないことを示す。
つまり、この画像で言うと、敵を燃やすことも、くっつけることもできない、ということ。
ヴォイドモードは最序盤から異常に難しく、通常のステージをクリアしたぐらいの実力では太刀打ちできない。
しかも、単に頭を使う仕掛けだけではなく、タイミング調整等アクションの技術まで求められる。
あまりに難度の差があり過ぎる。
最終的に高難度になるのは構わないが、ヴォイドモードになった途端これだとやる気をなくす。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 約10時間 |
トロフィー 状況 | 52% |
トロコン 難易度 | かなり難しい |
総評
全体的にあっさりしているが、コンセプトのはっきりしたゲームである。
「色」を使ったパズル要素はおもしろく、「塗る」というアナログ操作なのも良い。
ヴォイドモードはやたら難しいが、ストーリークリアまでなら十分楽しめるだろう。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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