Dicey Dungeons(ダイシーダンジョンズ) 感想・レビュー byみなと / 戦略と運で攻略する斬新な大ボリュームローグライク

2021年11月13日

今日は『Dicey Dungeons(ダイシーダンジョンズ)』のレビューです。

サイコロにされた冒険者が挑むのは、クリアするとなんでも願いが叶うという「ダイシーダンジョンズ」。
6人のキャラクターがそれぞれ異なる能力を持ち、サイコロで出た目を駆使して攻略していきます。

主な良かった点

  • 戦略8:運2
  • 飽きさせない大ボリューム
  • アプデも豪華

主な不満点

  • タッチ操作だと誤爆しがち
  • 絵柄が低レベル

それでは詳しく書いていきます。

概要

21年11月10日時点の情報です。

発売日 2020年12月16日
発売元 Distractionware
開発元 Distractionware
ハード Nintendo Switch
ジャンル RPG
プレイ人数 1人
CERO A(全年齢対象)
通常価格(税込) ダウンロードソフト 1,520円
公式サイト Dicey Dungeons(任天堂公式サイト)
画像の出典 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの
権利表記 Dicey Dungeons © 2019 Distractionware Limited, All Rights reserved. Developed and Published by Distractionware Limited.

Nintendo Switchの動画撮影機能に対応しています。

 

 

ゲーム内容

今作は挑戦するたびに敵の配置や装備が変わる ローグライク ゲームです。

バトルの流れ

画像はクリックすると拡大します

キャラクターには装備品が用意されていて、ターンごとに振られたダイスの目によって装備品の効果が変わります。

例えば↑の画像。
主人公は手前の戦士です。

見づらいですが、真ん中左の「ハンマー」という装備は「6」のダイスを乗せると「6ダメージ+マヒ」という効果。
手前にあるのはこのターンに振られたダイスですが、「6」はありません。
そこで、真ん中右下の装備品「揺さぶり(サイコロの目+1)」に「5」のダイスを乗せることで「6」のダイスを入手し、「ハンマー」の効果を上げる。
といった戦法が使えます。

また、戦士の固有能力「ローリング」を使えば、ダイス1つを振りなおすこともできます。
「1」のダイスを振りなおして大きな目が出ると、より有利になります。(装備品にもよりますが)

ダイスが残っていても残っていなくても、「ターン終了」を選択することで相手のターンになります。

というように、振られたダイスと装備品、自分の能力を駆使して攻略していくことになります。

ダメージを受けるとたまるゲージを使った、必殺技もあります。

 

レベルアップと装備品入手

敵を倒して経験値を得ると、レベルアップ。
レベルアップするとHPが全快します。

  • サイコロが増える
  • 装備品を得る
  • 装備品のランクアップ

など、キャラクターやレベルによってさらに恩恵もあります。

キャラクターのレベルは、ダンジョンに配置されているすべての敵を倒すことでレベル最大になるようになっています。

また、道中の宝箱やお店からも装備品は入手できます。
鍛冶屋があれば、装備品のランクアップもできます。

画像はクリックすると拡大します。

 

キャラクターとエピソード

ゲーム進行によって主人公キャラクターが増えていきます。
全6キャラクター、各6エピソード。
合計36エピソードと、最終ボス戦が用意されています。

キャラクターによって装備品の傾向や固有能力に違いがあり、エピソードによってもルールなどが変わります。

ちなみに、とあるエピソードでは条件を満たすと、攻略中に「熊」になることもできます。
一度熊になるとその冒険中は元に戻れませんが、熊の状態でクリアした場合でも、元のキャラでクリアできたことになります。

 

チャレンジ

プレイ中に条件を満たすことでモンスター図鑑が解放される、「チャレンジ」という要素があります。

  • 最初のターンで敵を倒す
  • エピソード4をクリアする
  • 一定数以上の毒を与える

などの条件で、クリアに直接は関係のない収集要素です。

 

 

良い点

戦略8:運2

画像はクリックすると拡大します

サイコロを使うゲームなので運要素が強く感じますが、実際は戦略が重要になるゲームでした。

  • どの順番で使うか
  • 特殊能力を使うタイミング
  • サイコロの目を操作する装備

などを駆使し、運を戦略で越えて難関を攻略した時は、とても達成感がありました。

とはいえ、運も必要な場面もあります。
「もう少し」「あと一歩」を左右するのは、運だったりします。
そのバランス感が、またハマる要因です。

「次は行けるかもしれない」ってなります。

 

飽きさせない大ボリューム

6人のキャラクター、6つのエピソード。
ダンジョン構成自体はほとんど差はありませんが、ルールは毎回違います。

同じキャラクターでも、ルールによって難易度は大きく変わりますし、求められる戦略も毎回変わります。

さらに、同じエピソードでも毎回手に入る装備や登場する敵が変わります。
常に新鮮な感覚でプレイできて、飽きませんでした。

 

個性的な敵キャラ

登場するモンスターは、どれも個性的です。

倒しても死亡扱いにはならないらしく、撃退時のセリフを残したりしてくれます。
そのセリフも、エピソードやキャラクターによって変化するものも多いです。

また、ゲーム内で条件を満たすと敵キャラのプロフィールが開放されます。
それぞれキャラクターに合った個性豊かな設定が書かれていて、読んでいて楽しい気持ちになりました。

 

アプデも豪華

21年のハロウィンに合わせ、無料アップデートがありました。

3人のキャラクターに1つずつエピソードが追加されました。
どれも特徴的な新ルールが適用され、装備品も一新。

敵キャラもハロウィン用の仮装をしていたりして、とても豪華な追加要素でした。

アプデ追加分だけでも、クリアまで2時間くらい遊べました。

 

 

不満点

タッチ操作だと誤爆しがち

画像はクリックすると拡大します

今作はタッチ操作が可能です。
サイコロをタッチで装備品に置いて使えるので、とても操作感が良いです。

ですが、本来「Xボタン」で決定する「ターン終了」もタッチでできてしまうので、指の端がたまたま当たってしまっただけでターン終了してしまうことがありました。

1ターンの動きが重要かつ、負けたら最初からの今作において誤爆は致命傷です。
せめて「ターン終了してよいですか?」というワンクッションがほしかったです。

 

絵柄が低レベル

画像はクリックすると拡大します

「味がある」とも言えますが、今作の絵柄はあまり上手ではありません。

この絵柄のせいで今作のおもしろさが損なわれるわけではありませんが、「人を選ぶ」と思います。

 

 

プレイ状況

ソフトウェア ダウンロードソフト
プレイ時間 約70時間

 

 

『Dicey Dungeons』の総合評価・レビュー

絵柄は人を選ぶと思いますが、頭と運を使った唯一無二のシステムは、一度体験してほしい新鮮さです。

かなり難しいエピソードもありました。
人によって得意なキャラも違うかと思います。

 

レビュー

総合評価
シナリオ
操作性
システム
キャラクター
ビジュアル
音楽

  • B!

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