パスパルトゥー:アーティストの描いた夢 感想・レビュー byみなと / ある意味リアルな絵画ゲー

2019年3月14日

絵を描き、展示して、売る。
買ってくれるかどうかは、お客さん次第。

19年3月7日に配信された『パスパルトゥー:アーティストの描いた夢』の感想・レビューをします。

スマホやPC版も配信されていますが、当ブログではNintendo Switch版を取扱います。

概要

20年2月15日時点の情報です。

発売日 2019年3月7日
発売元 Flamebait
開発元 Flamebait
ハード Nintendo Switch
ジャンル シミュレーション
プレイ人数 1人
CERO A(全年齢対象)
通常価格(税込) ダウンロードソフト 1,099円
公式サイト パスパルトゥー:アーティストの描いた夢(任天堂公式サイト)
画像の出典 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの
権利表記 PASSPARTOUT ® Flamebait AB 2017-2019. All rights reserved.

Nintendo Switchの動画撮影機能に対応しています。

 

 

ゲーム内容

奥にあるイーゼルをタッチすると、絵が描けます。

 

色や筆の大きさ等を変え、タッチで描いていきます。

 

完成した絵は展示して、名前をつけます。

 

観に来た人々が吟味し、気に入ったら入札してくれます。

入札額が気に入らなければ「×」を。
交渉するならば「天秤マーク」を。
その金額でよいなら「✔」をタッチ。

交渉は場合によっては、入札金額が下がることがあります。

 

これを繰り返し、描き続けては売り、食費や家賃代を稼いでいきます。

ある程度繰り返してお金を稼ぐと、次のステージへ。

全3幕。

描いた絵の方向性により分岐し、4種類のエンディングがあるようです。

 

筆の大きさとキャンバス

筆の最大サイズと最小サイズは、↑の画像を参考にしてください。
オレンジ色の巨大な円と、その右下の小さな点が筆サイズの例です。

また、キャンバスを横にすることもできます。

 

 

良い点

どんな絵でも買ってくれる

たとえ絵が下手でも、「素晴らしい」と褒めて買ってくれる人がいます。

本当に画家になった気分です。

 

ただし、似た絵ばかり描いていても売れませんし、好みではない絵に対しては容赦なく批判してきます。

この辺りも、本当に画家になった気分です。

 

動きが連動している

タッチペンで描いている動きと、画面内での主人公の動きが連動しています。

激しく描くと、主人公も激しく動くので一体感があります。

 

感性が刺激される

似たような絵を描き続けていても、買ってくれません。

そのため、常に新しい発想・アイディアで絵を描く必要があります。

自然と、今まで考えつかなかった絵を描くことになりました。

この刺激は、絵に限らずさまざまな分野で役に立つ。かもしれません。

みなとの自信作「アイディア」

 

ともの自信作「よりそい」

 

 

不満点

説明不足

  • どうすれば絵を売ることができるのか。
  • どうすれば次の章へ行けるのか。
  • このツールはなにをするのか。

など、わからないことがあり、その説明もありません。

なんとなく「こうかな」と思いつつプレイしていました。

結局、3つ目のツールはなにをするツールなのかわかりませんでした。
繊細に描けるってことなのかな。

ローカライズが微妙な点も、今作のわかりづらさに拍車をかけていた気がします。
ただ、「ひたすら描く」ことには変わりないので、気にしすぎない方が良いと思いました。

 

せわしない創作活動

「すぐ描いて、すぐ陳列し、また描き始める。」

のくり返しです。

時間経過で生活費分、お金が引かれてしまうので、とにかく数多く描いて売り続けなければなりません。

 

じっくり描いたものを数枚描いたら、陳列して、売られるのを見守るシステム

の方が、自分には合っていたと思います。

 

パレットが小さい

パレットの中のツールが小さくて、タッチのみの操作はやりにくさを感じました。
かといって、ボタン操作のみだとさらに操作性が悪くなります。

パレット自体の大きさが2回りほど大きくなれば、使いやすかったと思います。

また、キャンバスの端に上手く描けないことがあります。
キャンバスの「拡大・縮小」があっても良かったと思いました。

 

過去の絵を確認できない

描いた絵は、買ってもらったり捨てたりすると、それっきり。

ほとんどの絵は、もう二度と見ることができません。

力作は、スクリーンショットを撮るなどして保存するしかありません。

ギャラリー機能が欲しかったです。

 

 

プレイ状況

ソフトウェア ダウンロード
プレイ時間 7時間半

 

 

総評

絵を描くゲームは多くありますが、今作のように「売って生活費にする」というのは珍しいかと。

そのせわしなさと批評家の毒舌のリアルさは、ある意味「まさにアーティスト」な気分でした。

高値で売れた時の感動はひとしおですが、判断基準がよくわからないのがツライところ。
説明不足なところや、過去の絵を閲覧できないところなど、やや物足りない部分が多かったです。

これは全然売れなかった・・・。

 

レビュー

総合評価
シナリオ
操作性
システム
キャラクター
ビジュアル
音楽
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