フロムソフトウェアが贈る、高難度 オープンワールド アクションRPG『エルデンリング』。
ついにクリアすることができたので、レビュー記事を公開します。
主な良かった点
- 美しく広大なオープンワールド
- プレイヤーに合わせた攻略の幅
主な不満点
- 進行状況を追いづらいNPCイベント
- クリア済みのダンジョンがわかるとよかった
プレイしたのはPS5版です。
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目次
概要
ゲーム内容
『エルデンリング』は、『ダークソウル』や『ブラッドボーン』などと同タイプの、フロムソフトウェア製高難度アクションRPGです。
これまでの作品もシームレスにエリアがつながる オープンワールド タイプの作品でしたが、より広大に、開けた空間を冒険できるようになりました。
シリーズの基本的な特徴
- キャラメイクが可能
- 敵の攻撃は強力で、油断をすると簡単に倒される難易度
- 入り組んでいて、探索しがいのあるマップ
- 正気の人間が少ない、敵だらけの世界
- 敵を倒して得られるルーン(経験値・お金)は、死ぬと全額その場に落とす
再度死んだ場所に行けば回収可能だが、それまでにまた死ぬと永久に失う - 祝福(チェックポイント)で休むと一部以外の敵が復活
- 多様な NPC イベント
- 多くを語らないダークな世界観
- 自由に上げられるステータスとそれに対応した数多くの装備品・スキル
- メッセージ機能と侵入・協力が可能なオンラインプレイ
などなど。
『ブラッドボーン』では「血の遺志」という名前でした。
これまでのシリーズとの大きな違い
- 霊馬トレントに騎乗してフィールドを駆けられる
- 素材アイテムでアイテム作成
- マップがある
- 戦闘中やダンジョン以外ならいつでも祝福へのファストトラベルが可能(過去作では主にチェックポイント間でのワープ)
- 「遺灰」を利用した協力NPCの召喚
- 「ジャンプ」や「しゃがむ」、「ガードカウンター」などのアクション追加
- 祝福以外にもボス戦手前などで復活できる場所がある(マリカの楔)
- 戦技(特殊技)の付け替え(特殊武器の固有戦技は付け替え不可)
などなど。
流血表現について
今作には流血表現があります。
ただし、表現をマイルドにしたりOFFにしたりも可能ですので、流血表現が苦手な人でも大丈夫です。
良い点
美しく広大なオープンワールド
今作を象徴するシンボルである「黄金樹」を筆頭に、非常に印象的で美しい景観がたくさんありました。
比較的暗いエリアの多かったこれまでのシリーズと比べると、かなり明るく開けた作品です。
馬やファストトラベルも快適で、いたるところにアイテムやダンジョンも用意されていて探索のしがいもありました。
すみずみまで探索しつくそうとすると、プレイ時間は200時間を超えるかと。
画像はクリックすると拡大します。
プレイヤーに合わせた攻略の幅
成長の自由度が高く、筋力重視や知力重視など、さまざまな育成が楽しめます。
全体的に高難度ではありますが、レベルを上げればなんとかなる場面も多く、「遺灰」や「協力NPC」のおかげで楽になる場面も多々用意されています。
それでも厳しければ、他プレイヤーに協力を要請することも可能です。
こんな感じに、プレイヤーごとに様々な楽しみ方を見いだせます。
また、ストーリーをクリアするだけなら挑まなくても良いダンジョンやボスも多数用意されています。
魅力的なキャラクター
ひとくせもふたくせもある NPC が数多く登場します。
どのキャラクターも思惑や思想があり、彼らの物語を追っていきたくなりました。
ボスキャラクターと会話する機会は少ないですが、各地の伝承やアイテムの解説などでその人物像が匂わされます。
それも、なかなか魅力的な見せ方です。
不満点
進行状況を追いづらいNPCイベント
先の気になるNPCイベントですが、次にどこで進行するのかは、かなりわかりづらくなっています。
偶然手に入れたアイテムが、偶然再会したキャラクターのキーアイテムだった。
なんてよくあるくらいで、どこに行けば進行するのか、手探りになりがちです。
結局多くのNPCイベントは、攻略サイトに頼ってしまいました。
クリア済みのダンジョンがわかるとよかった
ワープにも、街道のチェックにも役立つ、今作のマップ機能。
大変便利でしたが、膨大にあるダンジョンが「発見しただけ」なのか「クリア済み」なのかがわかりません。
マップで見た時に「ボスをすべて倒したダンジョンは色が変わる」といった仕様だとよかったです。
気になった点
フォトモードがほしかった
画像はクリックすると拡大します。
美しい景観や、印象的なNPCとのツーショットなど、写真映えするポイントが多数あります。
ですが今作にはフォトモードはなく、コンパスやゲージなどが残った状態で写真を撮るはめに。
「侵入や協力などのオンラインプレイをしていない場合はフォトモードが使える」などの措置があるとよかったです。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 約220時間 |
シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 ※フロムの高難度シリーズに限定 |
デモンズソウル(PS3) ダークソウル(PS3) ブラッドボーン(PS4) ダークソウル3(PS4) SEKIRO(PS4) |
トロフィー 状況(記事作成時現在) | 82% |
トロコン 難易度 | 非常に難しい |
『ELDEN RING』の総合評価・レビュー
今作をざっくり言うと、「遊びやすくボリュームアップした『ダークソウル』」です。
基本的な部分は『ダークソウル』とほぼ同じですが、新システムや過去作のオマージュを盛り込み、かつ入れたい要素を入れまくった超ボリュームの作品でした。
これまでと変わらぬ難しさは備えつつも、
- 再挑戦がしやすい
- 侵入されるかは任意
- 対応策が多い
- あまり危険じゃない地帯も多い
など、高難度ゲームが苦手な人でも活路をみいだせる道がいくつも用意されていて、より楽しめる人が増えた作品であると感じました。
理不尽さが少ないのも、このシリーズの美点ですね。
これまでシリーズを避けてきた人にこそ、オススメしたい作品です。
中毒者が増えるかも。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
妻からもちょっと言わせてもらいます
死にゲーが苦手・・・だと思っていた私が、今作に興味を持ち、なんとクリアしてしまいました。
自分でもビックリです。
経緯についてはこちらで対談していますので、興味があればどうぞ。
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【分析】死にゲーが苦手な妻が『エルデンリング』にハマった理由【対談】
死にゲーが苦手な人でもハマってしまう『ELDEN RING』。その謎を対談形式で紐解いていきます。
さて、今作の「ちょっと言わせて」です。
とても遊びやすく、魅力あふれる NPC たち、衣装や武器の豊富さ、キモチワルイ敵が少ない・・・などハマる要素が多かったです。
ただ残念なのは「フォトモードがない」こと。
景色がとても良かったり、ステキな NPC や敵がいますので、それらを激写したかったです。
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【アイロンビーズで作ってみた】祝福・霊クラゲ・アレキサンダー / 『エルデンリング』
アイロンビーズ(パーラービーズ)で作成した、『ELDEN RING(エルデンリング)』のキャラクターとオブジェクトを図案と共に公開します。