評価:3.5
今日のゲームレビューは、2Dシミュレーションアドベンチャーの『Spiritfarer(スピリットフェアラー)』です。
カナダのゲームスタジオ「Thunder Lotus Games」が開発した作品で、「いっせいトライアル」で配信された際にプレイし、続きを遊びたくなったので購入しました。
主な良かった点
- 美しいビジュアル
- 物作りや探索範囲の拡大が楽しい
主な不満点
- 性格の悪いキャラクター
- 特定の乗客がいないと取れない素材
プレイしたのはSwitch版です。
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目次
概要
ゲーム内容
主人公のステラは、死後の世界の渡し守・カロンの後任として、死者たちが安らかに旅立てるように奔走します。
ゲームの流れ
基本的なゲームの流れは、
- 航海図で目的地を指示
- 自動で船が航行
- 島に上陸し探索
- 乗船を希望する魂に出会うと、船に乗せる
- 魂が動物の姿に変わり、乗客になる
- 乗客の希望を聞く
- 場合によっては、いろいろな島を巡り、材料を集めたり新たなアイテムを作る
- 満足したり、やれることがなくなった乗客は「エバードア」に行き、そこで別れる
という感じです。
探索で手に入れた物や、船の上でクラフトして作るものなどを使って船を強化。
乗船時にもらえるもので、ステラ自身の移動能力を上げたりできます。
そして新たなエリアへ航海したり、行けなかった場所へ行き、新たな魂を見つけたり、新たなアイテムを得たりできます。
ステラの船
船の上に、集めた材料を使って施設を建築できます。
乗客の個室や、加工場、製鉄所や畑なども建築できます。
建築スペースは限られていますが、造船所で拡大することが可能で、最終的にはかなりスペースに余裕があります。
ココがポイント
建てた施設には、実際に行ってアクションすることになります。
「利用頻度が高い施設は船長室の近くにする」「農産物系は固めて建てる」など、工夫が必要です。
建てた後に改良や移動もできるので、いろいろと試行錯誤をして利便性の高い配置にすると良いでしょう。
採取や生成はミニゲームで
- 伐採は、スティックを左右に動かす
- 採掘は、ギリギリまで長押し
- 製鉄は、メーターを見ながら「ふいご」を押す
などなど、採取やアイテム生成はちょっとしたミニゲームが入ります。
上手くやれば生成数が増えたり、早く採取できたりします。
「ボタン長押しでリールを巻く→竿が赤くなったら連打」が安定パターンです。
操作方法
基本的な部分は画像の通りです。
移動能力が増えると、使用するボタンも増えていきます。
良い点
美しいビジュアル
絵画のように描かれたビジュアルは、非常に美しく見応えがありました。
特に景色は印象的なものが多く、地域によって特色もあり楽しめました。
キャラクターのモーションも丁寧で、それぞれの個性が良く出ていました。
物作りや探索範囲の拡大が楽しい
新しい地域に行けば、新しい素材や種が手に入ります。
それを使って新たなアイテムを作り出し、さらに航行範囲を広げる。
新たな場所にはステラ自身の移動能力をプラスできるものもあり、メトロイドヴァニアっぽさもありました。
クラフトできるアイテムや採取できる素材も多岐にわたり、コレクション達成度によってご褒美ももらえます。
収集・探索・範囲拡大がとても楽しい作品でした。
不満点
性格の悪いキャラクター
乗客の性格は良くも悪くもリアルで、
と感じてしまうほどでした。
リアルなぶん、「この人とは合わないな」という乗客も少なくなく、そんなキャラがいろいろとワガママを言ってくるので気乗りはしません。
まぁ話が長いうえに意味不明なのが多いのですが・・・。
モブの島民はさらに性格が悪いです。
ただの通りすがりなのに、冷たい言葉を放ってくる人。
たいして面識もないのに、上から目線で要求してくる人。
しかも、依頼をこなしても何もくれない人すらいました。
何様ですかね。
特定の乗客がいないと取れない素材
航行範囲を広げる重要な素材のいくつかに、特定の乗客がいないと手に入らない素材があります。
乗客の中には、
- 特定イベント後に釣りをする
- 特定キャラのイベントを進める
など特殊な条件を満たさないと発見できない人もいますし、そんな人が重要素材の条件になっていると、そこで手詰まりになってしまいます。
どうにもできず、攻略サイトに頼った部分です。
夜の航海
ステラの船は、夜中は航行できません。
最終盤では夜中の航行もできるようになりますが・・・。
このゲームは移動に時間を食われるので、その移動時間が削られるのは不満でした。
しかも造船所の船改良で「決して眠らない」とか、いかにも夜中航行が可能そうなアップグレードでも、夜中航行はできませんでした。
気になった点
難しめのアクションを求められるところがある
終盤に一場面のみですが、マリオも涙目の高難度アクションを求められるところがありました。
タイミングよく足場を移動するジャンプアクションで、そこで断念する人もいそうなくらいです。
さいわい、アプデで追加された乗客のイベントらしくエンディングには影響はありませんが・・・。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロードソフト |
プレイ時間 | 約40時間 |
『Spiritfarer』の総合評価・レビュー
システムやグラフィックが気に入り購入した作品ですが、中盤以降はキャラの性格に不満がかさむ作品でした。
非常にボリューミーでやり込み応えがある作品で、コスパは良いです。
マネジメントや探索が好きで、人の世話が苦にならない人には、とてもオススメできます。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |