Hoa(ホア) 感想・レビュー byみなと / 手描きグラフィックと音楽に癒されるアクションアドベンチャー

2022年2月11日

今日は、2022年2月10日にSwitch版が発売されたアクションアドベンチャーの『Hoa』をレビューします。

シンガポールの開発社が作成した インディーズ 作品で、各家庭用ゲーム機で発売されています。

 

主な良かった点

  • 美しい手描きグラフィック
  • かわいらしいキャラクター

主な不満点

  • 一部の操作性が悪いステージ
  • 肝心なところで動かせない

それでは詳しく書いていきます。
プレイしたのはSwitch版です。
ネタバレはありません。

概要

22年2月11日時点の情報です。

発売日 Switch版:2022年2月10日
PS5・PS4版:2022年2月11日
Xboxシリーズ版:2021年8月24日
発売元 PM Studios
開発元 SkrollCat Studios
ハード Nintendo Switch、プレイステーション5、プレイステーション4、Xboxシリーズ
ジャンル アクションアドベンチャー
プレイ人数 1人
CERO A(全年齢対象)
IARC(Xboxシリーズ版) 7+(7才以上対象)
通常価格(税込) Switch版:1,700円
PS5・PS4版:1,650円
Xboxシリーズ版:1,750円
公式サイト Hoa(海外公式サイト)
画像の出典 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの
権利表記 ©2022 SkrollCat Studios. Published by PM Studios, Inc. All rights reserved.

Nintendo Switchの動画撮影機能に対応しています。

画像はクリックすると拡大します。

 

 

ゲーム内容

『Hoa』は、横スクロールのアクションアドベンチャーです。
主人公のHoaを操作し、不思議な島を探索していきます。

ステージのクリア方法

『Hoa』の世界はいくつかのエリアにわかれていて、順番にクリアする必要があります。
ほとんどのステージは、

  • ステージの主を目覚めさせる(刻印を探す)
  • チョウチョを5匹集める

を両方達成することでクリアになります。

刻印はステージ内にいくつか(1~3)あり、全て見つけることで主が目覚めます。

チョウチョは近づくだけで獲得できます。

 

能力の追加

ステージをクリアすると新たな能力を獲得し、その能力で次のステージへ進みます。
次のステージでは、主にその新しい能力を駆使して攻略していくことになります。

「過去のステージに戻って、新しい能力で探索し直す」というゲームではありません。
似ていますが、メトロイドヴァニア とは別ものです。

 

操作方法

ジャンプ Bボタン
マップ Xボタン
メニュー +ボタン
スマッシュ 空中でYボタン
オブジェクトを押す Aボタン
短時間の飛行 ZRボタン

「スマッシュ」「オブジェクトを押す」「短時間の飛行」は、ストーリー進行で手に入る能力です。

 

 

良い点

美しい手描きグラフィック

全編にわたって、非常に美しい手描きのグラフィックが楽しめます。

ジブリ映画を彷彿とさせる、優しいタッチのアートワーク。
森や苔むした岩、メカニカルな部分まで、ジブリ感が満載です。

とっても癒されます。

 

かわいらしいキャラクター

主人公のHoaはもちろん、登場するキャラクターはどれもかわいらしいです。

外国製のゲームによくあるような、彩色キツめで目が大きすぎるタイプではありません。
愛嬌があり、見ていてなごみます。

Hoaを攻撃してくるロボット型の敵もいますが、攻撃されたからといって死ぬわけではないので、かわいいものです。

 

音楽

 

音楽はかなりゲームの雰囲気と合っていて、素晴らしかったです。
公式の収録動画があったので、貼っておきます。

 

 

不満点

一部の操作性が悪いステージ

終盤のとあるステージでは、キャラクターがさかさまになったり操作が反転したりで、非常に操作性が悪かったです。

かなりイライラしました。

演出は良かっただけに、大変残念です。
ここのステージだけで☆を減らさざるを得ませんでした。

 

肝心なところで動かせない

ネタバレになるので詳しくは言えませんが、後半の肝心なシーンが丸々ムービーでした。

見た目はプレイ画面と変わらないので、

ん?あれ?
ここ動かせないの?勝手に動いてる?

となりました。

「hoaが落下してミス扱いになる」という表現を避けたかったのかもしれませんが、ダイナミックなシーンだけに、自分で操作したかったです。

 

 

気になった点

あまりにも短い

全編クリアで、約2時間半。
定価1,700円のゲームとしては、あまりにも短い。

「アニメ映画を観た」という意識ならまぁ・・・という感じです。
とはいえそこまでストーリー性があるわけでもありません。

グラフィックや音楽がリッチなので値段的には妥当かもしれませんが、「短い」というところは念頭に置いて買った方が良いです。

 

ローカライズは微妙

「不満点」として挙げるほどではありませんが、日本語はちょっと不自然でした。

キャラクターの雰囲気と口調が合っていないところもあり、ちょいちょい違和感は感じると思います。

 

 

プレイ状況

ソフトウェア ダウンロードソフト
プレイ時間 2時間半

 

 

『Hoa(ホア)』の総合評価・レビュー

全体的に「癒し」を意識した作品だと感じました。

敵っぽい存在は出てきますが、主人公にダメージを与えるわけではありませんし、「死んだ」「倒した」といった表現は出てきません。
少し緊迫した場面こそありますが、子どもでも遊びやすい作品かと思います。

非常に短く、難易度の低い作品です。
ですが、とても美しいグラフィックと音楽は十分評価できるポイントです。

この記事に貼った画像や動画で興味が持てたなら、オススメです。

 

レビュー

総合評価
シナリオ
操作性
システム
キャラクター
ビジュアル
音楽

妻からもちょっと言わせてもらいます

とても優しく、美しい手描きのグラフィックと音楽。
ほんわかした世界観を味わえます。

しかし、ラストは反転になる世界へ。

ここでは左右の操作が反対。
先ほどまでの、ほんわかしていた世界はどこへやらで、白黒の世界をイライラしながらプレイしていました。

あまりにもできないので、Nintendo Switchの本体とジョイコンをはずし、キャラクターが反転にならないように本体を常に動かしながらのプレイをしました。

開発側の意図とは違うのでしょうが、私にはこうしないと無理でした。

 

あと気になったのはストーリー。
翻訳のイマイチさもあって、よくわかりませんでした。

しかしラストに「過去にどういうことが起こったのか」をムービーで見ることができます。なので、

過去にこういう展開があったから、あんなこと言ってたのね。

と思うのと同時に、

冒険の意味ってなんだったんだろ・・・。

と頭を悩ませる結果に。

「反転をした」という点で「おそらく、主人公が〇〇〇〇〇〇したから、こういう展開になったんじゃないかな。」と思うのですが、推測の域を出ません。
もう少しわかりやすい展開の方が、作風と合っていたように思います。

 

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