はじめに
近年のゲームの主流の1つでもある、オープンワールド。
「『真・三國無双8』で、初めてオープンワールドに触れた。」
という人もいるかと思います。
これまでの「無双」と、あまりにも変わっているため困惑してはいませんか?
開始一時間で「クソゲー!」と評して放り投げた人もいるようですが、そう判断するのは少し早いのでは、と思います。
確かに、これまでの「無双」と同様のものを求めている人には不満でしょう。
システム的に粗があるのも、確かです。
ですが、馴染みのない「オープンワールドの楽しみ方」を知らないがゆえに、今作を楽しめなかったのなら、もったいないかもしれませんよ?
今回は、『真・三國無双8』の「オープンワールド要素」を中心に、その楽しみ方をレクチャーしようと思います。
スポンサーリンク
目次
序盤での「オススメの流れ」
「オープンワールド」といえば、自由度の高さが売りの1つです。
どこへ行くのも自由。
何から手をつけても自由。
『真・三國無双8』も、そんなオープンワールド特有の自由度は兼ね揃えています。
ですが、「自由に遊んでね」と言われても、逆に楽しめない人もいますよね。
「自由度」と「おもしろさ」は、必ずしも直結するわけではありません。
これまでの「無双」では、やることは決まっていました。
戦闘が始まったら、武将を倒したり拠点を制圧したり、作戦を遂行したりして、総大将を倒す。
基本的には、これの繰り返しでした。
そんな、これまでの「無双」に慣れ親しんだ人からすると、今作のオープンワールドは、まさに「何をしたらいいか分からない」って状態だと思います。
そんな人のために、今作最序盤での「オススメの流れ」を解説しつつ、オープンワールドへの入り口に気持ちよく立ってもらえるよう誘導していきます。
キャラクター選択
ゲームを開始した時点では、選べる武将は3人のみです。
- 「魏」の曹操
- 「呉」の孫堅
- 「蜀」の劉備
ここで選んだキャラの勢力のストーリーを追っていくことになります。
まずは、好きな勢力のキャラで始めると良いでしょう。
ストーリー進行で、どんどんキャラクターが追加されます。
キャラクター毎にストーリーのセーブデータが記録されるので、途中で変えたくなっても気軽に変えられます。
チュートリアル
武将を選択したら、バトルのチュートリアルを始めることができます。
スキップをすることも可能ですが、まずはチュートリアルを始めましょう。
これまでの戦闘システムにも変更が加えられているので、ひとまず触ってみると良いです。
チュートリアルを終えたら、いよいよスタートです。
張角さんがいつものように調子に乗っちゃう、「黄巾の乱」が開始されます。
ゲームの進め方
戦闘が始まったんだか始まってないんだか、妙な感じにフィールドに放たれたかと思いますが、始まっています。
画面右端の「オレンジ色の巻物のアイコン」が、メインミッションになります。
これをクリアしていくことで、メインストーリーが進みます。
操作キャラクターの周りには、目的地への方角が表示されていますし、地図にも目的地が表示されます。
ミッションを進める上で話す相手や、倒す相手、目的地も、画面上にアイコンで表示されますので、それを目安に進めましょう。
上の画像で言うと、9m先の「劉備」に話しかける必要があり、40m先の目的地へ行く必要もある。ということ。
もし、それでもよく分からない場合は、「L2ボタン」を押しっぱなしにして待機しましょう。
馬が現れ、自動で乗馬します。
そこでもう一度「L2ボタン」を押すと「オートラン」状態になり、目的地へ自動的に運んでくれます。
目的地に到達すると、大抵戦闘になります。
ここまで来れば、やることはいつもの「無双」と同じです。
雑魚を薙ぎ払いつつ、敵武将や拠点兵長を倒していきましょう。
「黄巾の乱」は、いつもと同じ
いくつか指示通りにこなすと、「黄巾党平定」というミッションが開始され、かなり自由に行動できる状態になります。
ここからがオープンワールドのスタートではありますが、第一章の時点では、気合いを入れて探索する必要はありません。
非常にエリアが広くなっていますが、これまでのシリーズの「黄巾の乱」と流れは一緒です。
総大将である「張角」を倒すと、クリア。
その他の任務を全無視しても、張角さえ倒せばクリアになります。
ただ、いきなり張角に挑もうとしても、推奨レベルは23と高め。
そのままでは返り討ちにあいます。
ちなみに、今作はオートセーブです。
ゲームオーバーになっても直近のチェックポイントからスタートなので、それほどデメリットはありませんが。
張角討伐ミッションである「黄巾党平定」の推奨レベルは、下げることが可能です。
発生している別のミッションをクリアすれば良いのです。
「董卓の救出」や「波才の撃破」など、これまでのシリーズでは1つの戦の中に含まれていたような任務が、個別の任務として存在します。
それらをクリアすることで、メインミッションの難易度が下がるようになっています。
上の画像で言うと、「董卓の救出」をクリアすると、「黄巾党平定」の推奨レベルは18にまで減少します。
全ての付随する任務をこなすと、推奨レベルは1にまで下がりました。
なので、これまでにもあった「各地に展開している各武将を撃破し、総大将を討つ。」という流れは変わらないのです。
腕に自信があれば、いきなり総大将を倒してしまっても構いません。
それまでの過程で狩猟や採集など、寄り道をすることもできますが、
「オープンワールドになったけど、基本は同じ。」
と考えると、少し楽になりませんか?
目的地まで遠くても大丈夫です。
上の画像の画面で進めたいミッションにカーソルを合わせ、「□ボタン」を押すと近くまでワープできます。
オープンワールドは、「第二章」からが本番
もちろん、第一章の時点でオープンワールドを楽しむことはできます。
ですが、まずは今作の基本的な流れを知ってもらうために、オープンワールド部分は無視して第一章を終わらせてしまうのがオススメです。
そして始まる第二章で、オープンワールド部分がかなり楽しめるようになります。
金冠を作れ!
第一章をクリアすると作れるようになる装飾品「金冠」。
実はこれが非常に重要なアイテムなのです。
金冠を装備することで、倒した相手が落したアイテム(ドロップアイテム)を自動で入手することができます。
これがないと、ドロップアイテムは自分で拾いに行かなくてはなりませんでした。
敵を吹っ飛ばして倒すことも多々あるゲームなので、拾いに行くのはかなりめんどうくさいのです。
第二章が始まったら、まずは金冠を作成し、装備しましょう。
作成は、万屋で。
元々落ちているアイテムは、自分で拾わねばなりませんが。
金冠に限らず、手に入れた「竹簡」の使い方は覚えておきましょう。
鍛冶屋や万屋、もしくは自分でアイテム開発する際に必要になります。
狩猟などを学ぶ任務が登場
第一章の時点で狩猟や採集は可能ですが、本格的に活躍するのは第二章から。
狩猟で動物を狩ると、その成果に応じて「狩猟ポイント」を獲得できます。
街には「好事家」という、狩猟ポイントの累計に応じてアイテムをくれる人物がいますので、たくさん狩ってたくさんアイテムをもらいましょう。
弓は「下ボタン」で構え、「□ボタン」で射出します。
遠くの動物を狩っても、金冠を装備していればドロップアイテムを拾いに行く必要がなくて便利です。
「釣餌」というアイテムがあれば、水辺で釣りができます。
使用アイテムとして装備し、「左右ボタン」で選択して、「上ボタン」で使用しましょう。
しばらく待つと「□釣る」と出ますので、「□ボタン」を連打します。
釣った魚は料理に使えますし、換金アイテムが釣れることもあります。
料理は、街の料理屋などで可能で、一時的に能力を上げてくれます。
隠れ処
各地にある「隠れ処」を購入できます。
ワープ先の1つになるほか、購入した家具を配置したりすることもできます。
面識のある武将を招いて信頼度を上げたり、
料理や着替えができる家具もあります。
採集
フィールドのいたるところに素材アイテムが点在しています。
触れることで入手し、アイテム開発等に利用します。
フィールド移動中に「群生地」を見つけることがあります。
右上のミニマップにおおよその場所が表示されるので、見落とさないように確認して、探してみましょう。
採集ポイントには蝶が舞っているので、それを目安にしても良いでしょう。
その他の寄り道要素
- 古銭蒐集家
集めた古銭とアイテムを交換してくれます。
古銭は数種類あります。 - 拠点の制圧
自由に散策できるとはいえ、戦の最中です。
敵の拠点を見つけたら、制圧すると有利になります。
拠点の資財を入手することもあります。 - 馬の成長
馬屋の厩舎で設定した馬は、全力疾走(移動しながら「R1ボタン」)したり敵を撃破したりすると成長します。
成長の仕方は、同じ種類の馬でも異なるようです。 - 道標・景勝地
フィールドで発見した道標や景勝地(絶景ポイント)には、ワープが可能になります。
他にも、各拠点や都、見張り台など、一度行った場所の多くはワープ対象です。
現在進行中の任務とは無関係の場所へも、いつでも飛べます。
好きなところへ訪れて、中国全土を開放しましょう。
これらの要素にこだわらなくてもクリアは可能だと思いますが、攻略が楽になるのは確かです。
息抜きのつもりで各地を巡ってみても、おもしろいと思いますよ。
依頼達成のために拠点へ向かう途中
→ 鹿を見つけたので狩ろうとして
→ 追いかけた先で素材の群生地を発見
→ 採集するとアイテム開発に必要な素材が揃ったので開発
こんな感じに本来の目的がどっか行っちゃうのも、オープンワールドの醍醐味です。
まとめ
いかがでしたか?
これまでの「無双」に慣れていて、オープンワールドは初心者。
という方は、とりあえず「第一章」を「いつもの無双」のつもりで進めてみてください。
各地の拠点や敵将を制圧して、総大将・張角を撃破。
いつも通りでしょう?
その過程で表示される助言に従っていれば、とりあえずの基本は押さえられるはずです。
もし、やり残しが気になるようでしたら、後で別キャラで新規スタートすれば良いです。
お金やアイテム、マップの開放状況等は共通で、任務は改めて攻略できます。
そして、冒険の勝手がわかり、快適になる「第二章」から「自由に進める楽しさ」を追求していけば良いと思います。
いっそ「できるだけキャラクターを開放するために、各勢力を寄り道せずに一気にクリアしてから、好きなキャラで探索する」というプレイスタイルでも構わないのです。
「自由度」は、必ずしも「おもしろさ」に直結するわけではありません。
しかし、「自由度」=「めんどうくさい」になってしまうと、楽しめるゲームが減ってしまいます。
今作は「オープンワールドゲーム」としてはスタンダードで、特に目新しいシステムはありません。
洗練の余地はかなりあると思います。
ですが、「無双ゲーム」としては挑戦的で、新しいことを取り入れようという気概が感じられます。
「無双」ファンが、今作をきっかけとして「オープンワールド」に興味を持ってもらえると、とてもうれしいです。
-
真・三國無双8 感想・レビュー byみなと
曹操編をクリアしました。他のキャラも少しずつ進行していますが、このタイミングでレビューを書くことにします。賛否両論・・・というか、比較的酷評が目立つ今作ですが、当ブログなりに「良い点」と「不満点」を挙げ、公正に評価しようと思います。