はじめに
2023年6月1日に『世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER』が発売されました。
今作はニンテンドーDSで展開された『世界樹の迷宮』シリーズ初期の3作『世界樹の迷宮 HD REMASTER』『世界樹の迷宮Ⅱ 諸王の聖杯 HD REMASTER』『世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者 HD REMASTER』を、SwitchとSteamでプレイできるようリマスターしたもので、
- グラフィックの高精細化
- BGMの高音質化
- 新イラストの追加
- ユーザーインターフェースの刷新
など、多くの要素を強化して復活したバージョンです。
今回の【週刊アトラス】では、
このHDリマスター版での新要素を中心に、「どんな感じか」を伝えていこうと思います。

プレイしたのはSwitch版です。
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目次
概要
主な新要素
HD画質に
グラフィックはすべてHD画質となり、高精細化されました。
エフェクトなども、より高精細化されています。

先着購入特典「アトラスコラボ 冒険者イラストパック」
先着購入特典として、アトラス作品に登場したキャラクターを冒険者の見た目に変更できるようになります。
日向さんの描きおろしです。
ただし、作品によって使えるキャラクターは固定で、
『世界樹の迷宮 HD REMASTER』 | リンゴ(『ソウルハッカーズ2』) ジョーカー(『ペルソナ5』) |
『世界樹の迷宮Ⅱ 諸王の聖杯 HD REMASTER』 | 人修羅(『真・女神転生Ⅲ』) クマ(『ペルソナ4』) |
『世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者 HD REMASTER』 | ナホビノ(『真・女神転生Ⅴ』) アイギス(『ペルソナ3』) |
が、使えるキャラクターです。
どの職業の見た目に設定してもOKです。(『Ⅱ』のペットのみ不可)
ココに注意
こちらの特典は初回生産パッケージには必ず付いていますが、パッケージに付属しているダウンロードコードをeショップで登録することでもらえます。
中古で購入した場合はコードが使用済みの場合がありますのでご注意ください。
また、ダウンロード版を購入した場合はダウンロード時に特典が付属されますが、23年6月14日までに購入した場合に限ります。
後日有料配信されるとのことですので、初回の機会を逃した場合は有料DLCを購入しましょう。
パッケージ版購入特典「Nintendo Switch タッチペン」
パッケージ版を購入した場合、初回1万本限定で「Nintendo Switch タッチペン」が付属します。
こちらは『世界樹の迷宮』用の特別デザインではなく、通常販売している純正品のタッチペンと同一のものです。
新イラストの追加
世界樹の迷宮Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ HD REMASTER公式サイトより引用
HD版では、全職業に新規イラストが1種ずつ追加されています。
なんと24キャラ!日向さんの描きおろしです!

といった感じに、細かいネタも隠れているのもありますよ。
また、異なる職業用のイラストを選択できるようになりました。
「ダークハンターだけど、レンジャーの見た目」ということも可能です。
ココに注意
シリーズをまたいで別の職業のイラストを設定することはできません。
また、ストーリー上未解禁の職業のイラストも使えません。
なお、『世界樹の迷宮Ⅱ』の職業・ペットに関しては、ペット用の絵柄しか使えません。

楽曲
楽曲はすべてオリジナル音源をリマスター収録しています。
よりクリアで臨場感のあるBGMを堪能できます。
また、『世界樹の迷宮Ⅲ 星海の来訪者 HD REMASTER』の第六階層用に、専用エンカウントBGM「戦場 露と消えよ」を新曲として新収録しています。
難易度選択
難易度は3作とも「PICNIC」「BASIC」「EXPERT」から選択できます。
ゲーム途中でも変更可能です。

世界樹初心者の人は「PICNIC」がオススメですよ。
データ引き継ぎ
これはオリジナルのDS版にもありましたが、HD版でも『世界樹の迷宮』から『世界樹の迷宮Ⅱ』へのクリアデータの引き継ぎができます。
引き継ぐのはギルド名で、引継ぎデータによってアクセサリーが追加でもらえるようです。

『世界樹Ⅱ』から『世界樹Ⅲ』へは、特に引継ぎはありません。
マルチプレイ
『世界樹の迷宮Ⅲ HD』では、オンラインおよびローカル通信でのマルチプレイに対応しています。
メンバーを募集して挑む「大航海クエスト」と、アイテムなどを交換できる「交易」が、マルチプレイに対応しています。
ココに注意
オンラインでのマルチプレイには「Nintendo Switch Online」への加入が必要です。
ローカル通信の場合は、加入の必要はありません。
その他の変更点
UI やオプションに関しては、「『Ⅰ』には実装していないもの」「『Ⅲ』以降に実装されたもの」なども統一され、3作すべて同じ操作感でプレイできます。
- オートマッピング
- オートセーブ
- オートバトル
- 中断セーブ
- 預り所
- キャラ名の途中変更
- カニ歩き
- 宝箱を開けてあるか設置したアイコンでわかる
などなど、1作目にはなかった機能が使えるようになっています。
また、
- セーブスロットが9個に増加
- 戦闘中の状態が見やすくなった
- 戦闘の高速化
といった要素も追加され、快適なゲームプレイが可能になっています。
地図の描き方
『世界樹の迷宮』と言えば、マッピング。
ニンテンドーDSシリーズでは、下画面に直接タッチペンで地図を描いていました。
DSではなくなり、どのように地図を描くのか気になる人もいるかと思います。
HD版では、「ボタン操作」と「タッチ操作」両方に対応しています。
利き手設定など
HD版では、画面の片側が地図画面になりますので、そこに地図を描くことになります。
オプションで「利き手設定」ができるので、自分の利き手に合わせて設定しましょう。
誤操作を防ぐために「ボタンを押しながらタッチすることで壁や床を描ける」という設定にすることもできます。
また、指やペンで画面が見えなくなり書きづらくなってしまう場合、マッピングカーソル位置を変えることで位置をずらして書くこともできます。

マッピング画面
迷宮探索中に「Xボタン」を押すことで、マッピング画面を呼び出せます。
タッチ操作の場合、右上のミニマップをタッチすることでもマッピング画面を呼び出せます。
マッピング画面を呼び出した状態でも、通常通り探索が可能です。
探索しながら地図を描きましょう。
ボタン操作・タッチ操作比較
HD版では「ボタン操作」と「タッチ操作」に対応しており、パッケージ版にはタッチペンも付属しています。
そこで、
- ボタン操作
- 指でのタッチ操作
- タッチペンでのタッチ操作

▼ボタン操作
「ZLボタン(ZRボタン)」を押しながら左右のスティック操作をすることで、地図を描くことができます。
アイコンの選択も「ZLボタン(ZRボタン)」です。

「ZLボタン(ZRボタン)」と左右のスティックのみで描くため、操作には慣れが必要かと思います。
誤って描く可能性は低いので、慎重な人には良いかもしれません。
個人的には、ちょっと使いづらい印象です。
ただ、Switchをテレビモードでプレイする人は、ボタン操作をするしかありません。
慣れると快適になるとは思うので、試してみてください。
▼指でのタッチ操作
直感的に描ける指での操作は、思っていた以上に快適でした。
オプションでカーソル位置をずらすこともできるので、指が大きい人でも安心です。

「アイコンが置いてあると間違えてアイコンを動かしてしまう」など、誤操作は増えるかもしれません。
▼タッチペンでのタッチ操作
Switchは「静電式のタッチペン」に対応しています。
付属のタッチペンも静電式です。
タッチペンでの操作は感度もよく、誤操作も少なく快適に描くことができます。

ただし、タッチペン操作の精度を高めるためは、本体設定で感度を決めておく必要があります。
「Switchのホーム画面を出す」→「設定」→「コントローラーとセンサー」→「タッチスクリーンの感度」で設定します。
初期設定では「通常」になっているかと思うので、ここで「タッチペン用」を選択しましょう。

個人的には「タッチペン」をオススメしたいです。
付属の物だけではなく、静電式のタッチペンであれば問題なく機能します。
おわりに
遊びやすく、パワーアップして帰ってきた『世界樹の迷宮』。
Switchでのマッピングも思っていた以上に快適で、今後の展開にも期待できる作品になっていると感じました。
HD版はSteamでも出ており、そちらは「マウスによるマッピング」が可能とのこと。
Steam環境のある人は、そちらも購入の選択肢になるかもしれませんね。
さて、今回の【週刊アトラス】はいかがでしたか?
HD版での追加要素について、主なところを紹介しました。
参考になればさいわいです。
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それでは、コンゴトモヨロシクお願いします。