今日のレビューは、インディーアクションゲームの『APE OUT』。
ゴリラが主人公の、バイオレンス脱出アクションです。
破壊と殺戮が、ジャズドラムの演奏になる。
という攻めたデザインの作品です。
なんと、英国アカデミー賞の「Audio Achievement部門」を受賞しています。
主な良かった点
- どこまでもハイセンス
- 中毒性がある
主な不満点
- 無理に日本語にしなくてもよかった
- 急に難しくなる
ちなみに、ノーマルモードで全ステージをクリアした時点での感想・レビューです。
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概要
ゲーム内容
『APE OUT』は、ゴリラが主人公の見下ろし型のアクションゲームです。
檻から脱出し、人間の包囲を殲滅・かいくぐりながら出口まで逃げるのが、基本的な目的です。
ゴリラができるアクションは「移動」「押す」「掴む」のみ。
- 敵を押して壁に叩きつける
- 敵を掴めば、持っている銃を一度だけ使える(掴まれた敵が暴発する形)
- 扉などを掴んで縦にしたり、投げつけたりできる
操作方法としてはこれだけ。
ゴリラは銃弾に数発当たると死にます。
ステージはある程度方向性がありますが、ランダム生成されます。
ハードモードや、ハイスコアを狙うアーケードモードもあります。
良い点
どこまでもハイセンス
このセンスの塊よ。
(みなと) #APEOUT #NintendoSwitch pic.twitter.com/3PZxSV4Nb4— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) November 9, 2020
ゴリラも敵も、単色のシルエットで描かれます。
操作方法やステージサブタイトル以外では、ほとんど言葉も出てきません。
アイコン的なものも極力省かれてまして、流れる血の量で受けたダメージ量が分かるようになっています。
- ステージセレクトは、ジャズアルバムを模したパッケージ
- 敵を倒すとシンバル
- サブタイトルの表示方法
とにかく全てが、オシャレでカッコイイのです。
死んだときに通ったルートがわかりますが、その表示方法もハイセンス。
中毒性がある
いくら怪力のゴリラでも、丸腰。
敵は武装した人間たちです。
なので、比較的よく死ぬゲームです。
とはいえ復活は早く、ステージ構成は毎回自動生成されるので、常に新鮮な気持ちで楽しむことができます。
「もう1回!」「次こそは!」と、なかなか止め時が分からなくなります。
不満点
無理に日本語にしなくてもよかった
全体的にハイセンスで完成度の高い作品なので、日本語が入ることでダサくなる傾向が見られました。
特にステージのサブタイトルは、英語でカッコいい演出と共に表示された後、日本語が添えられる感じ。
日本語自体も、微妙に変ですし。
もちろん、メニュー画面や操作説明のところは日本語であってほしいですが、ゲーム内では英語のままで良かったように思います。
セリフや解説が必要な作品ではありませんし。
設定画面の「言語」を変えれば、英語のみの表記にできます。
視覚にこだわる人は、英語にしてプレイした方が良いでしょう。
特に難しい単語も出てきません。
急に難しくなる
比較的難易度の高めな作品ですが、それでも序盤からゆるやかに難しくなっていくので、途中までは問題ありませんでした。
ですが終盤、急に難しくなって何度もリトライしました。
妙に広く、配備される敵も強く、一撃死もあり。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 | 5時間半 |
総評
ゴリラが、というより作品全体が、とにかくハイセンスでオシャレ。
音楽もめちゃくちゃカッコイイですし、操作しているゴリラが暴れていることで演奏になっている点もスゴイ。
今作は体験版も出ていますので、この記事を読んで気になったら、まずは体験版をプレイしてみてはいかがでしょうか?
シルエット表現ではありますが、血しぶきや手がもげたりとかもあるので、苦手な人は注意してください。
値段の割に用意されているステージ数自体は少なめです。
ただ、腕に覚えがある人はハードモードやアーケードモードも楽しめますし、ボリュームに関しては人によるかと。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | --- |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | --- |
ビジュアル | |
音楽 |
-
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