今回のレビューは、PS3『DATURA(ダチュラ)』。
謎解き要素のある、アドベンチャーゲーム。
ゲームデザイン的には、ぱっと見、『MYST』に近い。
ただ、公式サイトを見ても、公式動画を見ても、どんなゲームかさっぱりわからない。
ジャンル名は「インタラクティブアドベンチャー」とある。
「インタラクティブ」には、「対話型」とか「相互作用」といった意味があるのだが・・・。
プレイヤー側からだけではなく、ゲーム側からもプレイヤー側に干渉するよ。影響するよ。ってことかな?
もしくは、観客参加型の芸術「インタラクティブアート」のゲーム版ってことかも。
ちなみにDATURA(ダチュラ)は、チョウセンアサガオのこと。
幻覚や記憶障害、昏睡をもたらす毒草。
スポンサーリンク
概要
発売日 | 2012年5月17日 |
発売元 | ソニー・インタラクティブエンターテイメント |
開発元 | Plastic / SCE Santa Monica |
ハード | プレイステーション3 |
ジャンル | インタラクティブアドベンチャー |
CERO | C(15才以上対象) |
公式サイト | DATURA |
画像の出典 | 画像は全て上記サイトより引用 |
権利表記 | ©2012 Sony Interactive Entertainment America LLC. Developed by Plastic/Santa Monica Studio. |
良い点
独特な雰囲気
今作は、一面落ち葉で覆われた不可思議な空間で謎解き。
「死」や「事件」を連想する現実のできごと(フラッシュバック?)。
この2つの場面を交互に体験することになる。
落ち葉の空間では、脈略のないオブジェクトが混在する。
空間や物体が物理的に正しく繋がっているわけではなく、夢の中や、幻覚のような雰囲気。
落ち葉のガサガサとした表現は凝っており、孤独感や哀愁を漂わせている。
不満点
不自由な操作性
今作では、謎解きを含む様々な操作に、モーションコントローラの機能を使っている。
コントローラを降る、押しだす、引く、等の動きが必要になるが、これが上手くいかない。
画面に表示された、絵による説明は非常にわかりづらく、判定も曖昧。
PS Move対応らしいが、PS Moveを使えばマシだったのだろうか?
移動も遅い。
プレイヤーが置いてきぼり
今作はアート色が強い。
と言ってしまえば高尚な感じだし、多少の意味不明さは許されそうだ。
が、「ゲーム」としての不完全さを「アート」のせいにしているようで、嫌。
ストーリー、といったものがあるかは、よく分からないが、夢と現実の連続で、なんとなく推察はできる。
しかし、解釈をほとんどプレイヤー側に任せ過ぎていて、置いてきぼりになりがち。
明確な言葉を使わない点や、ゲーム進行の仕方は、『風ノ旅ビト』と似ている。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 5時間 |
トロフィー 状況 | 90% |
トロコン 難易度 | 普通 |
総評
『風ノ旅ビト』や『MYST』と似た構成なのに、ここまで所感に差が出るのはなんなんだろう。
やはり「ゲーム」として、まず完成度が高くなければ、その他のこだわり・芸術性は評価できない。ってとこ。
ま、個人的な感想ですがね。
とてもオススメはできませんが、カルトな人気が出そうな作品ではある。
公式PVを見ても、なんのこっちゃわからんとは思うが、プレイしてもわからんので、ある意味PVは正しい。
気になる方は、一度見てみましょう。
少しネタバレになるが、今作のとある場面で、 PSN アカウントのアバターが表示される。
俺は丁度その時、「巡音ルカ(リンちゃん愛し隊ver)」に設定していたため、かなり場違いなアバターが表示されてしまった。
もしこれからプレイする方がいるなら、アバターはファンシーではないものに変更しておきましょう。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | ----- |
ビジュアル | |
音楽 |
-
【毎月更新】2024年の「フリープレイ」まとめ【PS Plus】
2024年に配信のPS+「フリープレイ」タイトルを紹介します。毎月更新し資料記事にしていきます。