今日のレビューは、『キャサリン・フルボディ』。
アトラスの「スタジオ・ゼロ」が贈る、大人の修羅場が味わえるパズルゲームです。
もともとはPS3とXbox360用のソフトでしたが、大幅に要素をプラスしてPS4とPS VITAで発売されました。
さらに2020年7月2日には、Nintendo Switch版も発売されます。
今回はPS4版をプレイしました!
それでは感想・レビューいってみます。
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目次
概要
ゲーム内容
大まかなゲーム内容はPS3版や体験版と同様です。
- 大人の愛憎渦巻く「ドラマパート」
- ホラーテイストの「パズルパート」
- 息抜きと準備ができる「酒場でのアドベンチャーパート」
で構成されたパズルアドベンチャーゲームです。
主人公・ヴィンセントを取り巻く「恋」と「恐怖」と「お酒」を堪能できる作品です。
新キャラ・リン
第三の可能性。
新キャラの「リン」が登場します。
最序盤から物語に絡んでくるため、前作をプレイ済みでも新鮮に物語を楽しめます。
新キャラが増えたことにより、エンディングの種類も増えました。
新要素
主な新要素はこちらの記事をご覧ください
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キャサリン・フルボディ 体験版 感想・レビュー byとも / 大人向けパズルをちょっとだけ体験
リメイク版『キャサリン・フルボディ』の体験版の感想・レビューです。オリジナル版をクリアしていても、再プレイしたくなる不思議!
その他の新要素
- ミニゲーム「ラプンツェル」のパズルが一新。
ブロックタイプ「アレンジ」に対応。 - エンディング種類が通常ルートにも増加
- 悩める人物が増加
- パズルステージ後にちょっとしたアニメが挿入される
- お酒の豆知識が増加
- ムービーギャラリーモードの追加
などなど。
細かいところもかなり変更・追加されています。
全く違うパズルになるので、やりやすい方で楽しめます。
ライトボディ、ミディアムボディ、そしてフルボディ。
こんな感じの「豆知識」が、ゲーム内で聞くことができます。
良い点
「遊びやすさ」を追求した進化
「超高難度」と話題になった前作の反省を踏まえてか、今作はかなり遊びやすくなりました。
- UNDO(1手戻る)の使いやすさ
- つかんでいる辺が光る
- オートアシスト機能
などなど、パズルが苦手な人でも挑戦しやすくなりました。
これらの便利機能を「使わない」という選択肢もあります。
全編「NORMAL」でプレイしましたが、ゲームオーバーは2回で済みました。
これは前作では考えられない数字です。
さらに最も簡単な難易度「SAFETY」だと、
- 足場が崩れない
- 罠が発動しない
- 時間制限なし
- ゲームオーバーにならない
- パズルパートを未クリアでも、スキップ可能
という機能までついています。
もはや「パズルをやらなくてもいい」という。
まさに「優しさ」がプラス。
ストーリーだけ追いたい人でも楽しめますね!
ただ、パズル自体かなり楽しいので、できればパズルパートも味わってほしいところです。
魅力的なキャラクター
主人公のヴィンセントはもちろん、キャサリン達やバーの仲間たちも濃いキャラばかりです。
サブキャラもモブも個性的で、羊ですらいい味を出しています。
声優さんたちの演技もすばらしく、何気ないセリフも音声付きで楽しめます。
浮気相手のキャサリン(Catherine)の声優さんは変更することもできて、いつもと異なる味わいを楽しむこともできます。
彼らがおりなす会話は生き生きとしていて、ドラマを観ているような気分にもなれますよ。
ムービーギャラリーモードの追加
作中で登場する絵はかなり美麗で、アニメムービーも出来が良いです。
ムービーシーンのみですが、バーにいる時は見返すことができます。
Catherineの声優さんは、好きな声に変えて再生することもできます。
とても良い追加要素です。
ただ、これには不満点も。
不満点
ギャラリーモードの不満点
- ストーリーモードのバー内からでないと視聴できない
- ギャラリーからムービーを観ようとすると撮影制限がかかる
- メールの添付画像はメールからしか確認できないので、手間がかかる
このように、使い勝手が悪くスクショもはかどりません。
メインメニューから「メールの添付画像」も含んだギャラリーをまとめて閲覧できると良かったです。
撮影制限に関しても「ネタバレエリアを分ける」とかやりようはあったと思います。
新展開が突飛
新キャラ・リンだけではなく、今回から新たに追加された「悩める人物」も登場します。
それらのキャラが加わることで起こる新展開ですが、「予想通り」と「予想外」が混在します。
ネタバレを避けるため詳しくは言えませんが、「予想外」の方があまりにも突飛。
背景とかに伏線がないわけではないのですが、超展開・・・というかジャンルが違う展開に動揺しました。
色々な展開があるうちの1つですし、そこまで大きく不満というわけではありませんが・・・。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版 |
プレイ時間 | 35時間 |
購入した追加コンテンツ |
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所持しているサウンドトラック |
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シリーズのプレイ状況(みなと) ※記事作成時点 |
キャサリン(PS3) |
トロフィー 状況(記事作成時現在) | 38% |
トロコン 難易度 | 非常に難しい |
総評
新キャラ・新展開をひっさげ、大きくバージョンアップした『キャサリン・フルボディ』。
前作の難しさに断念した人は、ぜひ再チャレンジしてほしい作品です。
誰でもエンディングまで行けます!
前作をプレイ済みの人でも、新要素やアレンジブロックで、新鮮な気持ちでプレイできますよ。
エロとホラーもそうですが、大人の愛憎劇なので人生経験がある方が共感できて楽しいですよ。
今は、DLC で購入した「ジョーカー」でバベルを攻略中!
バベルの難しさは全く変わっていません!
ココに注目
『キャサリン・フルボディ』のSwitch版が、20年7月2日に発売されます。
全ての DLC が付属された特別仕様で、Catherineの声優さんも3人追加されています。
トロフィー機能は付きませんが、おすそ分けプレイもしやすくなります。
プレイしたい環境に合わせて、選んでみてください。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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CATHERINE(キャサリン) 感想・レビュー byみなと / 物語もパズルもハードな大人のジュブナイル
アトラスが贈る、オトナなパズル・アクションアドベンチャー。PS3版の『CATHERINE(キャサリン)』をレビューします。