『ペルソナ5』の正統続編が、アクションRPGとして登場!
『ペルソナ5 スクランブル ザ ファントム ストライカーズ』をクリアしました。
おおまかなゲーム内容も書きましたので、購入を迷っている方は参考にしてください!
プレイしたのは、Switch版です。
なお、ネタバレなしです
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概要
ゲーム内容
『P5S』は『ペルソナ5』の続編・後日談に当たります。
『ペルソナ5』や『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』を未プレイでも、今作はプレイが可能ではありますが、できればまずは本編からプレイしてほしいとは思います。
プレイ時間的に厳しい人はアニメを観るという手もあります。
なお『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の場合、12月24日までの区切りが『ペルソナ5』のだいたいのストーリーになります。
芳澤かすみ、丸喜拓人、ジョゼは『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の新キャラですので、「今作では会っていない」ということになります。
ちなみに、周回プレイが解禁になるまで、各都市へは戻る(行く)ことはできません。
取り返しのつかない要素があるので、慎重に。
また、エンディングの少し手前から、スクリーンショットや録画ができません。
セーブデータは9つまであるので、活用していきましょう。
バトルパート
通常攻撃や特殊攻撃を駆使して敵の群れを殲滅していきます。
- 電灯などの環境を利用したアクション
- ステージギミックを利用しての攻撃
- 銃による遠距離攻撃
- 演出が入る大技「ショウタイム」
などの要素もあります。
ただし、ステージ攻略型の『無双シリーズ』とは異なり、あくまでストーリーに沿ったバトルの流れになります。
『P5S』=『無双』の印象を持っていましたが、実際にプレイしてみると違います。
「『無双』の要素を取り入れた『ペルソナ5』の続編」という感じです。
主人公以外を操作キャラにすることもできますよ。
▼ペルソナを使ったバトル
『ペルソナ5』本編と同様で、ペルソナ能力を使いながらの戦闘になります。
ペルソナのスキル選択中、ペルソナチェンジの際は時間が止まるので、焦らずに選択できます。
ペルソナ使いつつ、周りのものも使いつつ、の爽快アクション。(とも) #P5S #NintendoSwitch pic.twitter.com/v5zP8MLqhl
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) February 20, 2020
弱点を突いたり、総攻撃したりと『ペルソナ5』のコマンドバトルの要素を、アクションRPGのシステムに合わせて構成しなおされています。
春ちゃんの総攻撃。
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) February 20, 2020
カッコいいわ。(とも) #P5S #NintendoSwitch pic.twitter.com/a8TcS1g5Dp
▼メンバーが全員死ぬと・・・
パーティメンバーは4人。(主人公は外せない)
全員の体力がなくなると、ゲームオーバーになります。
ゲームオーバーになると
- 今の戦闘をやり直す
- 潜入開始時からやり直す
- タイトルへ戻る
の3つから選びます。
「今の戦闘をやり直す」を選択すると、さらに、パーティ編成や装備などの変更ができるコマンドメニューを開くことができ、改めて準備を整えることができます。
コマンドメニューなので、難易度も変更できちゃいます。
探索パート
ルートを確保したり、宝箱を見つけたりと『ペルソナ5』本編と同様の印象。
ただ、ギミックが増えていたり、セーフルームではなくチェックポイントになったりと新しい要素もあります。
日常パート
日常パートは、完全に『ペルソナ5』の流れを受け継いだ作りになっています。
ストーリーはもちろん、会話ウィンドウや効果音、仲間との掛け合いも、原作のまま。
メニュー画面等、一新されている箇所はありますが、雰囲気はそのままです。
ペルソナ合体
ペルソナと言えば、ペルソナ合体!
今作にもちゃんとベルベットルームがあります。
ただ、今作のベルベットルームは『ペルソナ5』とは違います。
- 1体目のペルソナと2体目のペルソナを選んで合体。というわけではなく、生成可能結果から選んで合体する。
- ペルソナ合体に初期レベルの概念は必要ない。
初期レベルが低いペルソナでも、レベルを上げれば強力なペルソナ合体の素材となる。
- 主人公レベルが生成可能なペルソナのレベルに近づくと、生成リストにペルソナが載りだす。
と、従来の合体方法とは違い、戸惑うかもしれません。
ペルソナの数も100体ほどで、今までと比べて少ないです。
また、ペルソナポイントを使って、ペルソナの強化(レベル上げやステータス強化)ができます。
ペルソナポイントとは、所持しているペルソナの仮面を拾ったり、ペルソナの合体や消滅で獲得していきます。
「ペルソナ5 サウンドセット」について
- 『ペルソナ5』のバトル曲「Last Surprise」
- 『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』のバトル曲「Take Over」
の2曲がもらえる特典について記述します。
手に入れたバトル曲は「SYSTEM → CONFIG → バトルBGM変更」で変えることができます。
なお、「ランダム」にした場合は1曲ずつオンオフの設定ができます。
Switch版
『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』を遊んだことのあるニンテンドースイッチ本体で起動すると、「他タイトル連動特典」として「ペルソナ5 サウンドセット」がもらえます。
なお、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のセーブデータは必要ありません。
PS4版
『ペルソナ5(PS4版)』または『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』のセーブデータがあれば「他タイトル連動特典」として「ペルソナ5 サウンドセット」がもらえます。
なお、セーブデータを作成したアカウントで起動する必要があります。
良い点
『無双』の要素をスパイスにした、新しい外伝『ペルソナ5』
この作品は
バッサバッサと敵をなぎ倒していく『無双』色が強い作品なのかな
と思っていました。
しかし『無双』要素は確かにあるものの、全く新しいアクションRPGの『ペルソナ5』でした。
ストーリーも『ペルソナ5』らしく、胸アツ展開に感動したり、泣いたりしました。
好きなキャラクターもできました。
これは正当な『ペルソナ5』の続編だと言えます。
『ペルソナ5無双』だと思い購入するとガッカリするかもしれません。
「スタイリッシュでクール」は健在
メニュー画面やショップ画面など、本編に負けじとスタイリッシュでクール!
イベントシーンの演出もカッコイイのが多くて、満足です。
ほぼフルボイス
ほとんど会話があるため、フルボイスに近いです。
聞きなれたキャラクターたちの声に安心しつつ、ボケとツッコミに笑っていました。
『ペルソナ5』よりも笑うところが多かったです。
ほぼ丸ごと再現した都市のグラフィック
怪盗団が行く都市の中では、札幌しかわかりませんでしたが、ほぼ丸ごと都市を再現していて、札幌では感動しながら徘徊していました。
夏に各都市を聖地巡礼してみるのもいいかもしれません。
まぁ、私はやるとしても札幌のみですが。
ジェイル ⇔ アジトへ何度も出入り可能
『ペルソナ5』本編では、パレス(ダンジョン)に1度入ると、日数を消費してしまいました。
しかし、今作ではジェイル(ダンジョン)に入っても、日数を消費することがないため、全回復目当てで何度もアジトへ戻ることができます。
HPもSPも、キリキリになるまで頑張る必要がないのは、うれしいです。
その他の良い点
- 死んでいた状態でも経験値が入るので、助かりました。
- ペルソナの所持数がいっぱいな時に新規のペルソナの仮面をゲットしたら、自動で全書に載り、0円で引き出せるのが便利でした。
- 目的地は赤い矢印やビックリマークが出るので、わかりやすかったです。
不満点
合体方法がイマイチ
今までの合体方法とは違い、合体結果からペルソナを生み出します。
簡素化してわかりやすくなった感じがしますが、物足りなさを感じます。
頭を抱えながら、あれこれと試しながら合体するのが好きだったのに・・・。
ペルソナポイントを大量消費
ペルソナポイントでのペルソナ強化自体はいいのですが、かなり育てないと覚えないスキルがあり、ここまでキツくしなくてもと思いました。
また、ペルソナを強化することでしか生まれない固有ペルソナもいて、計画的にペルソナポイントを貯めていかないと後半きつくなります。
レベル40ピクシー×レベル40ピシャーチャの唯一の方法で生まれるのがバグス。
「唯一ということは、バグスは野生で出ないんだな」と思い、がんばってペルソナポイントを消費しながら、ピクシーとピシャーチャを育てていたら、野生でバグスが出てきて、あっさり仮面ゲット。
ワナでした。
中盤からはバトルが多めでバランス悪し
探索パートとバトルパートのバランスがよく、楽しめていました。
ただ、エンディングに近づくにつれてバトルが多くなり、バランスが悪かったです。
ダンジョン構成
ダンジョン内部の構成がダンジョンごとにバラバラでした。
長いダンジョン、短いダンジョン、複雑なダンジョン、一本道なダンジョンなど、かなり偏りがあり、つまらなかったです。
また「謎を解いて道を開く」という場面もありますが、簡単なものばかりでした。
さらに時々、横スクロールになり、これがまた見にくく・・・。
PLAYERになっている人は変更不可
操作キャラクター(プレイヤーキャラ)は、主人公以外を選べる今作。
バトル中でもサクサクと操作キャラの切り替えが可能でとてもよいです。
しかし、主人公以外をプレイヤーキャラにしている場合は、パーティ編成画面でそのプレイヤーキャラをパーティメンバーから外すことはできません。
なので、戻ってプレイヤーキャラを切り替えてから、もう一度外す作業に入ることになります。
二度手間になり、面倒でした。
スキップ不可とオート機能なし(追記情報あり)
会話は早送りはできますが、スキップはできません。
また、イベントシーンは早送りもスキップもできません。(ペルソナ合体はスキップできます。)
つまり、ロードし直した場合でも、すでに見たイベントシーンを再び見なくてはなりません。
イベントシーンはけっこう長いのが多いので、スキップ機能があるとよかったです。
なお、オート機能がないので、ずっとポチポチとページ送りが必要です。
会話シーンもけっこう長いので、オート機能がほしかったです。
追記
20年3月12日。
アップデートにより、スキップ機能とオート機能の実装がされました。
これにより、より快適にプレイができますね。
アップデートありがとうございました!
ロードが長い
とにかくロードが長いです。
ロードが長いがために
ロード長いから、買い物行くのやめよう・・・
となってしまい、極力、移動は必要最小限になってしまいがちです。
さらにベルベットルームから出る時は、鎖の画面をずっと見ることに・・・。
ベルベットルームから出る時のロードが長ーい!
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) February 20, 2020
鎖に迫られてる気分…(とも) #P5S #NintendoSwitch pic.twitter.com/lGiwws9kX1
なお、PS4版とSwitch版を比較すると、Switch版の方がロードが長いそうです。
プレイ状況
ソフトウェア | パッケージ版(Switch) |
プレイ時間 | 約52時間 |
シリーズのプレイ状況(とも) ※記事作成時点 |
ペルソナ2 罪(PSP) ペルソナ3 ポータブル(PSP) ペルソナ4(PS2) ペルソナ4 ザ・ゴールデン(PS VITA) ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス(3DS) ペルソナ4 ダンシング・オールナイト(PS VITA) ペルソナ5(PS4) ペルソナ5 ダンシング・スターナイト(PS VITA・PS4) ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト(PS4) ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス(3DS) ペルソナ5 ザ・ロイヤル(PS4) |
総評
アトラスと言えば、
- 状態異常が大事
- 補助魔法が大事
ですが、今作でもやはり大事です。
油断していると簡単に死んでしまうので、弱点をついたり、総攻撃をしたりと、ペルソナらしい戦闘が楽しめますよ。
また、時に楽しく、時にシリアスと、怪盗団と共に各都市を旅したことはいい思い出になりました。
そうそう。トロフィー が魅力のPS4版もありますが、Switch版にして正解でした。
サクサクとスクショが撮れるのは、やはり素敵ですし、30秒さかのぼり動画も大活躍です。
ただ、ロードが長く、苦痛ですが・・・。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
夫からもちょっと言わせてくれ
約60時間かけて、エンディングに到達しました!
『ペルソナ』としては短めですが、「アクションRPG」としては長めですかね。
バトルは「『ペルソナ』らしいバトルを、アクションにするために苦心した」という印象。
暗くて狭い場所で、黒い敵と戦う場面も多く、何が何だかよく分からないバトルになりがちでした。
方向性自体は好みなので、さらに洗練された後継作品が見てみたいです。
ストーリーは、本当に最高でした。
ある意味「『ペルソナ5』での主人公たちの行為に対する警鐘と、そのフォロー」といった側面も見え、より物語に深みが増したと思います。
やっぱり好きです『P5』。
怪盗団との全国旅行は、とても楽しい旅になりました。
ジョーカーには申し訳ないけど、まだまだ彼らのその後が見てみたい。
そう思わせる作品でした。
特にベルベットルームから出る時に長いですが、極力「ジェイルではなくキャンピングカーから入る」と、けっこう短縮できますよ。
-
ペルソナ5 ザ・ロイヤル 感想・レビュー byとも / P5ファンこそプレイすべき!
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