今日はSwitch『ゴルフピークス』をレビューします。
「ピークス(peaks)」は「山頂」。
今作は、ゴルフで山登りをするゲームです。
とはいえ、ゴルフの知識は必要ナシ。
与えられたカードでボールを打ち、ゴールを目指すパズルゲームです。
完全クリアを達成しましたので、簡単な解説と「攻略のコツ」も紹介します。
スポンサーリンク
目次
概要
ゲーム内容
『ゴルフピークス』は、12ステージ×10ワールドの全120ステージ。
各ワールドは9ステージクリアすれば、次のワールドへ進めます。
「あきらめて次のステージをプレイ」はできない仕様です。
ステージごとに使えるカードは決まっています。
与えられたカードから適したものを選び、方向を決めて打つ。
カードを使い切るまでにホールインすれば、クリアです。
「Bボタン」で一手戻ります。
「Yボタン」でステージをリセットします。
タッチ操作に対応しています。
カードの解説
左は、「1マス転がす(パター)」。
右は、「1マス飛ばす(ショット)」。
パターの場合は、ちょうどホールのマスで止まるとゴール。
ショットの場合は、着地点にホールがあればゴールします。
左は、「3マス転がす」。
右は、「2マス飛ばす」。
数字は、動くマスの数をあらわしています。
右のカードの場合、「1マス飛ばして、1マス転がる」。
実質2マス分動くことになります。
ただし、着地点にホールがあればそのままクリアになります。
地形の解説
段差 | ショットで登ることができる どんな高さでも、ショットで登れる パターだと、壁で跳ね返る |
|
坂 | 乗ると、平らなところまで転がり続ける 坂を超える数字のパターなら登り切れる ショットで坂に乗ると、その後に数字が続いていても坂を転がってしまう |
|
コーナー | 当たると、進む角度が90度変わる | |
バンカー | 乗ると、転がりが止まる どんな数字のパターでも、転がらない ショットでのみ、抜け出せる |
|
底なし沼 | この上で停止すると、沈んでミス 一手戻るかリセットする必要がある 上で停止しない限り、普通の地面 |
|
池 | いわゆる「池ポチャ(ウォーターハザード)」 落ちた場合、落ちる直前に転がっていた平らな地面から再開 ショットで直接落ちた場合は、ショットをした場所から再開 ミス扱いではない |
|
ジャンプ台 | 上を通ると、ジャンプする 上で止まった場合は変化なし 上を通った際に残っている転がり数が、ジャンプする飛距離に変わる |
|
ベルトコンベア | 上で止まると、矢印の方向に運ばれる 上を通るだけでは運ばれない |
|
ワープ | 上で止まるか、ショットの着地点になると、同じ色の穴までワープする ショット後に転がる予定の場合、ワープ後に同じ方向へ転がる |
|
氷 | 上で止まる予定でも、転がり数を無視して転がり続ける 壁に当たったり、氷以外の地面に乗ると止まる |
攻略のコツ
- 考える
- ひらめく
- 発見する
それが今作のだいご味だと思うので、あまり詳しくは書きませんが、ちょっとだけコツを伝授します。
「一手戻る」を活用
「Bボタン」で、「一手戻る」。
サクッと何手でも戻れるので、ガンガン戻ってじっくり考えましょう。
今作には時間制限もペナルティもありません。
焦らずに何度も試行錯誤するのが、クリアへの近道です。
ゴールから逆算しよう
どうすればゴールに到達するか。
と、考えて上手くいかないときは、ゴールから逆算すると良いです。
ということは、ショットを残す必要があるな。
という感じで残すべきカードを割り出していくと、始めに使うカードがしぼれます。
池はミスではない
通常のゴルフでは、池ポチャは打数を消費してしまい、「失敗」のイメージ。
ですが今作の場合は、池に落ちたら直前の地面に置かれて再スタート。
このシステムを上手く使ったステージも多いので覚えておきましょう。
壁を活用
例えば、「2進むパターのカード」が残っていて、ゴールは隣のマス。
通常ではクリアできませんが、壁があるなら話は別。
壁に当たって跳ね返れば、その分「2」の強さで1マス分ちょうど進んだことになります。
あえて逆方向に打って、壁を利用すると距離を調節できるパターンがあるので、選択肢に入れておきましょう。
例えば「ジャンプ台」の上に乗っている状態でパターをする場合、普通に打つと「ジャンプ台」は発動しません。
ですが、壁に打って反射させると「ジャンプ台」の影響を受けることができます。
沼やベルトコンベアは、あくまで「上で停止したら発動」
ミスになってしまうので避けたい「底なし沼」ですが、真上で停止しない限りは「ただの地面」です。
普通に通る分には無害なので、進む数に注意して打ちましょう。
同様にベルトコンベアも、停止予定の場所にある場合にのみ影響がある仕掛けです。
無数にベルトコンベアがあるようなステージでは特に、「どこのベルトコンベアが始点になるか」を考えて打つと良いでしょう。
良い点
頭の体操になる
「ゴルフ」を題材にしてはいますが、実際はほぼゴルフは関係のないパズルゲームです。
与えられたカードで、じっくり考えて、解く。
上手くゴールできた時は、とても気持ちがイイです。
後半はかなりの高難度ですが、難易度の上がり方もうまく、バランスの良いゲームだと感じました。
心地よいサウンドと効果音
心地よい、音。(みなと) #ゴルフピークス #フライハイワークス #NintendoSwitch pic.twitter.com/V8MWUVT8Ns
— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) December 18, 2019
ゲーム全体のサウンドは大変心地よいです。
印象に残るような楽曲ではありませんが、攻略の邪魔にならず、適度です。
効果音は小気味良く、コツンコツンと球を打つ音は、ずっと聞いていられるくらいでした。
無駄を省いたグラフィック
無駄を省いて、わかりやすくて、オシャレ。
必要最低限。
だけど可愛らしさもある、なかなか好印象のグラフィックでした。
不満点
「+ボタン」でステージセレクト
今作には「一時停止」がありません。
一時停止をしようとして「+ボタン」を押してしまい、攻略途中なのにステージから離脱してしまうことがありました。
「ーボタン」とか、別のボタンでステージセレクトに戻ってほしかったです。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 4時間半 |
総評
心地よい音と、適度に難しいパズル。
完全クリアまで上質な頭の体操になりました。
「ゴルフゲーム」を求めている人にはオススメできませんが、「パズルゲーム」を求めている人にはぜひオススメしたい作品です。
特に、「試行錯誤が好きな人」は大変楽しめると思います。
価格も500円(税込)で、とってもリーズナブルです。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | --- |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | --- |
ビジュアル | |
音楽 |