はじめに
20年10月29日に発売になる、『真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER』。
元々は2003年にPS2で発売されたタイトルです。
SwitchとPS4で発売されますし、今作で初めて『メガテン』に触れるという人も少なくないでしょう。
『メガテン3HD』は、『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス クロニクルエディション』がベースになっています。
もちろん、今作から『メガテン』を始めてもまったく問題ありませんが、1つ心配事があります。
『メガテン3』の公式サイトを見ていただけるとわかりますが、「葛葉ライドウ」というキャラクターが登場します。
実は彼は、他作品からのゲストキャラクターなのです。
彼が登場する作品も、PS2。
そこで今回は、この「葛葉ライドウ」というキャラクターについて解説しようと思います。
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葛葉ライドウとは
プロフィール
葛葉(くずのは)ライドウは、大正20年の帝都で活躍する悪魔召喚士(デビルサマナー)。
年齢は明記されていませんが、学生です。
好物は大学芋。
学帽と外套がトレードマークで、悪魔を使ったり、日本刀や拳銃を使って戦います。
帝都では「探偵見習い」として、「鳴海探偵社」に身を置いています。
▼名前について
「葛葉ライドウ」は襲名性の屋号みたいなもので、彼は14代目にあたります。
本名は別にあって、ゲーム中ではプレイヤーが自由に付けることができます。
『メガテン3』では「葛葉ライドウ」という名前で表記されます。
彼女は「狐」の化身という伝承がありますが、はたして・・・?
▼ゴウトについて
ライドウと共に登場するクロネコ・業斗童子(どうとどうじ)。
ライドウのお目付役兼指南役で、常に行動を共にしています。
無口なライドウの代わりに会話や状況を示してくれる、しゃべる猫です。
ただし、普通の人には猫の鳴き声にしか聞こえません。
『メガテン3』では主人公も普通の人ではないので、ちゃんと人の言葉に聞こえます。
『メガテン3』をプレイするにあたっては、「ライドウの代わりにしゃべってくれる黒猫」くらいの認識で大丈夫です。
▼声優に関して
『ライドウ本編』ではボイスがないので声優さんはついていませんが、ボイスドラマや3DS『デビルサマナー ソウルハッカーズ』で登場した際はボイスが付きました。
『メガテン3』でも同じ声優さんが割り当てられています。
葛葉ライドウは、杉田智和さん。
業斗童子は、中田譲治さんです。
渋い声のネコ・・・。
登場作品
葛葉ライドウが登場するゲーム作品は『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』と、その続編の『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王』です。
両作ともPS2専用ソフトで、ジャンルはアクションRPG。
2020年10月現在、PS2以外の機種では出ていません。
『デビルサマナーシリーズ』ではありますがシリーズ作品としてのストーリーの繋がりはないので、『超力兵団』からプレイしても問題ありません。
『アバドン王』は直接の続編なので、できれば『超力兵団』をプレイしてからの方が良いでしょう。
3DS『デビルサマナー ソウルハッカーズ』にも登場しますが「おまけ要素」なので、ここではPS2ソフトについて触れることにします。
▼アクションRPG
『ライドウシリーズ』は悪魔を扱うアトラス作品では珍しい「アクションRPG」で、戦闘は主人公・ライドウを操作して3D空間を動き回り、剣や銃による攻撃を繰り出します。
仲魔は自律的に行動し敵を攻撃するほか、ライドウが指示したスキルも使用してくれます。
『超力兵団』では1体、『アバドン王』では2体の仲魔を召喚して共闘できます。
▼捜査スキル
『ライドウシリーズ』の大きな特徴として、「街やダンジョン探索中に仲魔を1体連れまわせる」というのがあります。
連れている仲魔は「捜査スキル」というものが使えます。
「発火」や「読心術」などの捜査スキルを駆使して、情報収集やギミック攻略などを進めていくシステムです。
▼スタッフ
- キャラクターデザインは金子一馬氏
- ディレクターは山井一千氏
- 音楽は目黒将司氏
など、メインのスタッフが『メガテン3』と同じです。
▼麻雀
両作ともミニゲームで「麻雀」をプレイできます。
息抜き程度の内容で、勝たなければ稼ぎにもなりませんが「悪魔と麻雀を打てる」という魅力は大きいです。
▼『超力兵団』の特徴
大正20年の帝都・東京を舞台にした作品で、「赤マント」という怪人を追う事件を中心に物語が展開されていきます。
第弐話『怪人赤マント現る』
という感じに各章のタイトルがドンと出るのがステキ要素。
帝都に迫る脅威や怪異が次第に色濃くなり、「件(くだん)」とエンカウントしたりと、雰囲気づくりは非常に秀逸。
「悪魔会話」はなく、戦闘中に弱らせた悪魔を「封魔管」に封じ込めることで仲魔にできます。(『ポケモン』に近い)
▼『アバドン王』の特徴
『超力兵団』から続く物語で、同年・大正20年が舞台です。
新たな事件、新たな場所での調査と戦いに赴きます。
- 「斧」や「槍」といった武器種の追加
- 使役仲魔が2体に増加
- MPの扱いの変化
- 悪魔会話の復活
- 魔人の出現
- マルチエンディング
など、前作で不満に思われていた要素が改善されたり、ファンが求めていた要素が多く取り入れられ、完成度の高い作品に仕上がっています。
『葛葉ライドウ 対 アバドン王Plus』というパッケージに『真・女神転生III-NOCTURNE マニアクス クロニクルエディション』が同梱されていました。
現在はプレミア商品です。
他のメディア展開
ゲーム以外のメディア展開は、
- 小説版『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 死人驛使(しびとえきし)』
- 漫画版『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 コドクノマレビト』
- ドラマCD版『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 隻眼化神(セキガンカシン)』
が出ています。
また、ライドウのフィギュアも出ています。
おわりに
さて、今回の【週刊アトラス】はいかがでしたか?
「葛葉ライドウ」について、少しでも知ることができたでしょうか?
ゲストキャラなので、どのくらい彼のことを知っているかで『メガテン3』での感じ方も変わると思います。
この記事で『メガテン3』の楽しさが増加すれば幸いです。
『ライドウ本編』にも興味を持ってもらえたら、さらにうれしいです。
むしろ新作とか!コエテクとコラボして『帝都無双』とか出してくれてもイイんですよ!
それでは、コンゴトモヨロシクお願いします。