The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience 感想・レビュー byみなと / 「ゲームの未来」が垣間見える技術デモ

2022年1月27日

「アンリアルエンジン」という、ゲームのグラフィック開発をサポートするゲームエンジンがあります。

開発者ではありませんし、詳しくはわかりませんが、アンリアルエンジンを導入することで写実的な3Dグラフィックや物理法則を再現しやすくなるようです。
↓のロゴ、よく見ますよね。
ゲーム起動時にこのロゴが出るゲームは、アンリアルエンジンを使用している。ということです。

今回紹介する『The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience』は、このアンリアルエンジンの最新バージョン「アンリアルエンジン5」を使用した技術デモです。

つまり、「アンリアルエンジン5を使うと、こんなことができるよ!」
というPRゲームです。

デモ版なので、無料。
実際に『マトリックス』がゲームとして発売される。
というわけではないようなので、そこはご注意を。

もしかしたら、開発しているかもしれませんけどね。

 

主な良かった点

  • 実写と変わらないほどの高グラフィック
  • 作り込まれた街
  • ドライブもできる

主な不満点

  • カメラの左右反転がない

それでは詳しく書いていきます。
プレイしたのはPS5版です。

概要

21年12月16日時点の情報です。

配信日 2021年12月6日
配信元 EPIC GAMES
開発元 EPIC GAMES、ワーナーブラザーズ
ハード プレイステーション5、Xbox Series X|S
ジャンル アクションアドベンチャー
プレイ人数 1人
CERO B(12才以上対象)
公式サイト The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience(EPIC GAMES公式サイト)
画像の出典 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの
権利表記 © 2021 Epic Games, Inc. All rights reserved. Epic Games, Unreal Engine, and logos are trademarks of Epic Games, Inc.
WARNER BROS.™, WB shield, THE MATRIX and logos are trademarks and copyrights of Warner Bros. Entertainment Inc, All rights reserved.

画像は全て、クリックすると拡大します。

 

 

ゲーム内容

『マトリックス』のお話

ゲームを起動すると、まずは映画『マトリックス』が起こした衝撃について語られます。
キアヌ・リーブスさんやキャリー=アン・モスさんも登場します。

 

もうこの段階で、どこまでが実写でどこからがCGなのか、わかりません。

 

 

カーチェイス

映像が街のシーンに移行すると、エージェントを相手にしたカーチェイス・銃撃戦を体験できます。

操作は簡単かつ、特にゲームオーバーもないのでご安心を。

 

街の探索

カーチェイスを終えると、街の探索パートになります。
歩いたり、車を運転したり、空を飛ぶこともできます。(飛行は一人称視点)

 

探索パートでは画面効果や通行人の量、車の数なども調節できます。

 

「ポリゴンの可視化」みたいな機能もあります。
こうして見ると「完全にCG」だということがわかりますね。

 

「マトリックスフィルター」をオフにすると、緑がかった画面が普通になります。

 

 

良い点

実写と変わらないほどの高グラフィック

道行く人物のグラフィックはそこまでではありませんが、街並みや車などはもう「実写映画」と変わらないくらいの見た目です。

「汚れ」や「塗装の剥がれ」なども描写されていますし、リアル感はかなりのものです。

今後世に出るリアル調の作品は、このレベルが標準になるのでしょうか?
すごい未来だなぁ・・・。

ちなみに操作キャラの女性は、アンリアルエンジンを使った「MetaHuman Creator」というツールで作成されたキャラクターとのこと。
つまり、モデルのいないキャラクターです。

 

作り込まれた街

自由散策できる街は、オープンワールドでかなりの広さがあります。

 

車内や、窓から見える建物の中も、ある程度作られています。

一個一個作ったと考えるのは現実的ではないので、もしかすると自動生成ですかね?
どちらにしろ、すごい技術です。

さすがに建物内部にまでカメラを入れると、中身はありませんでしたが。

 

ドライブもできる

駐車中の車は、どれでも乗って勝手に運転することができます。

広いオープンワールドを飛んでも良いですが、ドライブも良いものです。

 

物にぶつかると、車は見事に壊れます。

この壊れ方も、ぶつかった場所がしっかりへこむようになっていて感心しました。

 

 

不満点

カメラの左右反転がない

自由散策中のカメラは、「上下反転」はできますが「左右反転」はできません。

アクション要素があるわけではないのでそこまで問題ではありませんが、慣れてないのでちょっと操作はしづらかったです。

 

 

プレイ状況

ソフトウェア ダウンロードソフト
プレイ時間 約30分

 

 

『The Matrix Awakens: An Unreal Engine 5 Experience』のまとめ

あくまで「技術デモ」なので、ゲーム的におもしろいというわけではありません。

  • 実写と変わらない映像表現
  • 広大な街並みを描写する技術

といったものを体験し、これからのゲームがどうなっていくのかが垣間見えた気がしました。

無料ですし、対応機種を持っている人は触ってみてはいかがでしょうか?

 

 

妻からもちょっと言わせてもらいます

リアルなグラフィックにとても驚きました。
建物も車も実写のようです。

「こんな世界の中で冒険してしまうと、現実とのギャップに落胆し、ずーっとゲームの世界に浸りっぱなしになるかも。」
そう思わせるほど、すごかったです。

ただ残念だったのはモブキャラ。
モブキャラの歩く姿はリアルなのに、顔は「ゲームの中の人物」と思ってしまうくらい普通に感じました。

 

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