ガァ!ガァー!
いたずら好きのガチョウを操作して、人々の平穏な暮らしにスパイスを。
19年9月20日発売のパズルアクションゲーム『Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜』の感想・レビューをお伝えします。
直訳すると、「題名がついていないガチョウのゲーム」ですね。
すごいタイトルです。
コンパクトでかわいらしいゲームで、頭の体操になりました。
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目次
概要
ゲーム内容
操作するのは、ガチョウ。
アヒルではありません。
村に入り込み、いろいろなイタズラをするのが目的です。
全エリアはシームレスにつながっています。
操作方法
移動 | Lスティック |
鳴く | Yボタン |
走る | Bボタン |
くわえる | Aボタン |
かがむ | ZLボタン |
羽ばたく(飛べません) | ZRボタン |
ズームイン | Lボタン |
ズームアウト | Rボタン |
ToDoリスト | ーボタン |
一時停止(ポーズメニュー) | +ボタン |
全て初期設定の場合です。
「ポーズメニュー」→「オプション」→「コントローラを設定」で、キーコンフィグできます。
下に落ちているものを拾う場合は、かがんで、くわえます。
ToDo
エリアごとに「ToDo(すべきこと)」が設定されています。
お題です。
これらをクリアしていくと、次のエリアが解放されます。
明確に方法が決まっているお題ばかりではなく、結果的にクリアすれば良しです。
特定のアイテムを一か所に集めるお題は、集める場所が決まっていますので、よくエリア内を観察しましょう。
また、隠しお題として「ToDo(できれば)」が設定されています。
いろいろ試してみましょう。
「ToDo(できれば)」は、1周目は「?」で表示されていますが、クリア後にお題が見えるようになります。
クリア後には「ToDo(今すぐ!)」というお題も追加されます。
いわゆる「タイムアタック」です。
良い点
遊び心たっぷりの、小さなオープンワールド
おれはガチョウだ!
イタズラしまくるぞ!(みなと) #NintendoSwitch pic.twitter.com/TTjEceLi24— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) September 20, 2019
「いたずらガチョウを操作して住民を困らせる」だけな作品ですが、バリエーション豊かなお題やロケーションで、とても楽しみました。
お題と全く関係ないアイテムも多く、村のあちこちをツンツンしたりガァガァ鳴いているだけでもおもしろいです。
村全体が小さなオープンワールドになっていて、全てのエリアにシームレスに移動でき、クリア後のエリアにはショートカットもできます。
当然ロード時間もなく、快適に遊ぶことができました。
いくらイタズラしても追い払われたり怒られたりするだけで、ガチョウを駆除しようとする人もなく、平和な世界観です。
発想力が鍛えられる
「ToDo(すべきこと)」をクリアすることが今作の目的ですが、その解法は必ずしも1つではありません。(解法が決まっているのもありますが)
ちょっとした発想の転換でクリアできるお題もあり、「考える楽しさ」を得られました。
ちなみに詰まった時は「ポーズメニュー」→「初めから」で、クリア済みのToDoを維持したまま人物やオブジェクトを初期位置に戻せます。
仕草がかわいい
おじさんとのにらみ合い。
このおじさん、いいねぇ(みなと) #NintendoSwitch pic.twitter.com/7HjER3dCpZ— ゲーマー夫婦 みなとも (@gamelovebirds) September 20, 2019
ガチョウも住民も、みんな真剣なのにどこかとぼけていて、とてもかわいいです。
特に仕草は凝っていて、腰をトントンしたり、足をピョコピョコしたり、その人物の特徴が良く出ていました。
今作には「ガァ」以外の音声やセリフがありません。
ですが、なんとなく会話が想像できておもしろかったです。
不満点
値段の割には短い
エンディング到達まで、4時間程度。
エリアは4つです。
やりこみ要素をこなしても、おそらく8時間かからないくらいで全クリアできてしまいます。
通常価格1,980円(税込)の割には、短く感じます。
楽しめた方ですし、攻略以外の楽しみ方もあるにはありますが、もう2エリアくらいあっても良かったと思います。
タイムアタックとは相性が悪い
やり込み要素の1つとしてクリア後に追加されるタイムアタック。
ですが、じっくり考えて解くタイプの今作では「ちょっと相性が悪い」と感じました。
解き方が分かっているため悩むことはありませんが、そもそも住民は気ままに行動しているので「早く別の行動に移ってよ!」とイライラする要因に。
やり込み要素なので、あまり目くじらを立てるほどのことではありませんが。
時間設定もかなりシビアです。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード |
プレイ時間 | 6時間 |
総評
任天堂の「インディーワールド」で紹介されて以来、ずっと気になっていた作品です。
続報がなかなか出なく、心配していましたが、無事発売されました。
意外と高額でしたが、期待通りの作品で楽しめました。
サクッと頭の体操になります。
あなたもガァガァしませんか?
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
妻からもちょっと言わせてもらいます
ほのぼのとした昼下がり。
さえぎるのはガチョウの声。ガァー!
目的遂行のため、いたずらしちゃいます。ガァー、ガァー!
いたずらばかりするガチョウですが、まったく憎めないんですよね。
かわいくて、自由気ままなガチョウと、いたずらされても縛り付けたり、いじめることのない人間たち。
それぞれの心情や生活ぶりを見ていくと、幸せな世界が広がっていました。
正直、値段が高くて購入を躊躇してしまいましたが、プレイして良かったです。
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Untitled Goose Game 〜いたずらガチョウがやって来た!〜 攻略のヒント
「答えは知りたくないけど、ヒントがほしい」という人のための、ガチョウゲームヒント集です。「ToDo(できれば)」をコンプしています。