評価:3
今日のレビューは、『バトルプリンセス マデリーン』です。
開発者が、その娘・マデリーンのために考案し、娘と2人で協力して開発した2Dアクションゲームとのこと。
「女の子でも、戦士になれる」
という想いが詰まった作品です。
親子のお気に入り作品、『大魔界村』をリスペクトした内容とのこと。

主な良かった点
- 手ごたえの良いアクション
- 丁寧なドット絵
主な不満点
- ところどころに不親切な要素
- ミスや不具合、バグが多い

プレイしたのは、Switch版です。
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目次
概要
ゲーム内容
『バトルプリンセス マデリーン』は、戦うお姫様のマデリーンを操作する、2Dアクションゲームです。
モードは「アーケード」と「ストーリー」があります。
バトル
マデリーンの初期武器は、投てきができる槍です。
武器は冒険すると増えていきますが、基本的には遠距離攻撃ができます。
「上方向」や「ジャンプ+下方向」にも攻撃が可能です。
画面右上の「魔力ゲージ」は敵を倒すと貯まり、ある程度あるとマデリーンが倒れても復活してくれます。

操作方法
操作方法は画像の通り。
「決定」は「Bボタン」なので、お間違えなく。
移動は十字キーでも可能です。
オートセーブです。

「操作方法」には書いていませんが、「下」を押すとかがむことができます。
低い軌道で攻撃をすることができます。
また、彫像や幽霊の前でかがみ続ければ、アイテムをくれます。
人に話しかけたり、扉を使う場合は「上ボタン」です。
転移石
各エリアに1つ、ワープ用のターミナルとして「転移石」が設置されています。
「上ボタン」で起動をすると、発見済みの転移石にワープができます。
メニュー画面から、今いるエリアの転移石に戻ることも可能です。
人形
クエストクリアや、幽霊からの恩返しなどで「人形」を入手できます。
集めた人形はお城で閲覧できます。

良い点
手ごたえの良いアクション
アクションゲームとしての手触りは良かったです。
ストレスの少ない操作性に、当てやすい投てき。
少しだけ メトロイドヴァニア っぽい能力拡張要素もあり、楽しめました。
ボス戦はさほど苦戦しませんでしたが、ちょっとしたギミックもあり差別化されていました。
丁寧なドット絵
今作は、スーファミ時代を彷彿とさせるドット絵で描かれた作品です。
全体的に丁寧に描かれたドット絵で、特に↑のエリアは驚きました。

良いドット絵です。
その他の良い点
- メニュー画面からいつでも「転移石(ワープ用のターミナル的な場所)」に移動できる
- 人形の収集やアーケードモードなど、やりこもうと思えばボリュームも良い
- 小気味良い音楽

良い配慮ですね。
不満点
絵柄が定まらない
ムービーシーンやタイトル画面での絵柄は、こちら。
実際のプレイ画面では、こちら。

って聞きたくなりますが、どちらもマデリーン。
プレイ画面でこれなら、ムービーシーンやパッケージでもこちらに近い絵柄にすれば良いのに。
ところどころに不親切な要素
いつでも「転移石」に戻れるのは良いのですが、転移石自体が1つのエリアに1つだけ。
洞窟内などにはないため、クエストなどで奥に用事がある時は徒歩で行くしかありません。
エリアクリア後に出てくるクエストも多いので、けっこう歩きます。
また、中盤にできるようになる新たなワープ手段では、転移石へは行けるのに戻れません。
国間を移動する際は、一度城にある大元に戻らないと別の国に行けない。という不便っぷり。

そもそも「転移石に戻る」や「クエストログ」、「アシスト機能」。
さらには「マップの確認」すら、アップデートで追加された要素とのこと。
アプデ前はどんだけ不便だったんでしょ。
ミスや不具合、バグが多い
このおじいちゃんが女性言葉を使うタイプのキャラ。
ってわけではありません、となりの女性のセリフです。
こういったミスのほかに、
- 水位によって浮かぶはずのガレキが浮かない
- キノコ型の敵を倒した後に残る胞子(ダメージあり)が消えない
- クエスト完了したのに報告する相手が消えている
といった不具合やバグに遭遇しました。

お金や強化素材の使い道がない
マデリーンの武器や防具は、2回強化することができます。
武器を強化すると、全ての武器が一気に強化されます。
強化に必要なのは、お金と強化素材。

という事態に。
他に使い道あるのでしょうか?
こんな感じに、クエストの報酬で強化素材をもらうことが多いのですが、完全にいらない報酬・・・。
その他の不満点
- ストーリーが突拍子ない
- ロードが長い
- 実在の地名が出てきますが、その必要性に疑問
- ワープで行くような場所に子どもが遭難など、リアリティのないクエスト
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 | 約10時間 |
『バトルプリンセス マデリーン』の総合評価・レビュー
アクションの操作性は良く、アシスト機能もありますので、アクションが苦手な人でも問題なくプレイできる作品だと思います。
一部テクニックが必要なステージはありますが、「娘のために開発した」という雰囲気は十分感じました。
ただ、商品として世に出すにあたっては、ちょいと詰めが甘い部分が多く見られました。
もったいないですね。

クリアはしましたが、やりこみ要素までがんばろうという気持ちにはなりませんでした。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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