本日のレビューは、PS VITA『クリミナルガールズ INVITATION』。
2010年に発売された、PSP『クリミナルガールズ』に、追加要素を収録した完全版です。
タッチスクリーンに対応し、キャラクターを追加し、新ダンジョンを追加したバージョンです。
女の子をソフトSMでやる気にさせて、ダンジョンを攻略するRPG。
では、レビューいってみます。
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目次
概要
ゲーム内容
「将来犯罪を犯す人物だけど、その前に亡くなった」
そんな人間は「半罪人」と言い、一時的な地獄に落ちる。
主人公は「半罪人」たちを更生し、黄泉帰りのチャンスを与える役目。
ポジション的には「教官」。
主人公の名前は、プレイヤーが決めます。
主人公はバトルに参加しません。
戦うのは、「半罪人」である女の子たち。
つまり、パーティーメンバーは全員女の子です。
今作は、数種類のダンジョンを下から上まで登っていく「ダンジョンRPG」。
町やフィールドといったものはなく、最初から最後までダンジョン内で完結します。
ランダムエンカウントです。
バトルシステム
一風変わっているのは、バトルシステム。
バトルが始まると、パーティーメンバーが所持しているスキルの中から各々提案してきます。
プレイヤーはその中から1つを選び、行動させます。
基本的には、その場の状況に合った提案をします。
1ターンに採用できる提案は、1つだけ。
複数キャラと協力して行動するスキルもあるので、その提案からどのスキルが発動されるか判断して採用します。
主人公は、1ターンにつき1つアイテムを使用できます。
また、1ターンにつき1人控えメンバーと交代できます。
キャンプ
ダンジョンの各所にある「キャンプの入口」。
ここで休憩や買い物、セーブ、そして「おしおき」ができます。
発見済みの「キャンプの入口」間ではワープが可能です。
おしおき
今作最大の特徴である「おしおき」。
スキルの習得は、この「おしおき」で。
というか、まともに戦闘に参加させるのにも、まずは「おしおき」する必要があります。
「おしおき」は、女の子を直接痛めつけるものではなく、彼女たちの「悪い心」を敵に見立てて、それを倒す形。
まぁ彼女たちの反応は、まんまソフトSMされてる感じですが。
ストーリー進行で「おしおき」の種類は増え、それにより覚えるスキルも増えます。
「おしおき」に対して態度の固い女の子たちも、ストーリー進行等により態度を軟化させます。
「おしおき」のシーン。
悪い心を退治するごとに、このピンクの霧が晴れて、女の子の際どい格好が現れます。
ガールズオーダー
「おしおき」をある程度こなすと、女の子からお願いをされることがあります。
要するにクエストですね。
ほとんどのガールズオーダーは、目的の場所に行くことでクリアします。
ガールズオーダーをクリアすることで、スキルのコストが下がったりします。
地図に出たハートマークが、そのクエストの目的地です。
良い点
斬新なシステム
戦闘において、女の子たちの提案を聞いてバトルを進めるのは、かなり新鮮でした。
なかなか期待通りの提案をしてくれなくて苦戦する場面もありましたが、ただ命令を聞いているだけのキャラではなく、「その場に存在する」という雰囲気は作れていると思いました。
ゲームの難度自体も高くはないので、多少変な提案でも乗りきれます。
罪と向き合うキャラクターたち
女の子たちはそれぞれ、地獄に落ちる理由となった「罪」があります。
ダンジョン攻略の過程で、その罪と向き合うことになるのですが、そのエピソードや彼女たちの決意がどれも心に刺さりました。
キャラクターの掘り下げが予想外に丁寧で、感情移入できる場面もありました。
俺のお気に入りは、↑のシン。
これでも年長者の1人。
不満点
ロリロリばっかり
追加キャラを含め、今作に登場する仲間キャラは9人。
その内3人が、見た目が低年齢のいわゆる「ロリキャラ」。
それ以外のキャラも比較的幼く見える絵柄で、ちょっと好みには合いませんでした。
足が遅い
ダンジョン内の移動は、徒歩。
イベント中走るシーンがあるのに、攻略中はとにかく徒歩。
遅すぎます。
エンカウント頻度上げてもいいから、もっと移動速度は速くしてほしい。
キャンプがない階層がある
全ダンジョンの、全階層にキャンプがあるわけではないです。
そのため、クエスト等で目的の階層に行く場合、前後のどちらかの階へワープしてから移動する必要があります。
足も遅いし、わずらわしい。
クエストの目的地を再確認できない
ガールズオーダーを受ける際、女の子との会話で「目的のダンジョン名と階層」が表示されますが、それっきり。
目的地を再確認することができないので、オーダーを受けたら覚えているうちに行くか、メモする必要があります。
幸い、VITAはスクショ機能があるので気をつければ大丈夫ですが、もし忘れた場合は、全ての階層に行ってマップを開き、確認しなければなりません。
おしおきが同じポーズ
「おしおき」の種類により、女の子のコスチュームが変わります。
「おしおき」のレベルでは、服のはだけ方が変わります。
ですが、ポーズは固定。
キャラクター毎にポーズは変わりますが、「この子の、あのポーズが見たいのに」という願いは叶いません。
おしおきオプション
「おしおき」には1つだけオプション設定ができます。
「通常」か「おしゃべり禁止」か。
「おしゃべり禁止」の場合、「おしおき」中のセリフが「んーー!んんーー!」という感じに代わり征服感がUP。
それ以上の意味はありません。
残念なのは、その1種類しかオプション変更ができない点。
それこそ「コスチューム変更」や「ポーズ変更」ができると良かったのに・・・。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 | 36時間 |
シリーズのプレイ状況(みなと) | なし |
トロフィー 状況 | 100% |
トロコン 難易度 | 簡単 |
総評
「ただエロいだけのゲーム」
ではなく、キャラクターの設定が丁寧で、斬新なシステムもあり、意外にも遊べるゲームでした。
『ペルソナ4』とかでもそうなんですが、こういう「トラウマを受け入れ、克服し、成長を果たす」という要素に弱いです。
まぁいくつか無視できない粗もありますが、結果的にはプレイして良かったゲームです。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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