今回レビューするのは、『For Honor(フォーオナー)』です。
メレー(乱戦)タイプのアクションゲームで、1人プレイのストーリーモードと、オンラインマルチプレイモードを備え、19年5月現在も新たな要素を配信している意欲作。
ストーリーをクリアし、オンラインプレイも体験しましたので、感想・レビューいきます。
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目次
概要
ゲーム内容
侍、ナイト、ヴァイキングの3勢力の中から選び、その勢力のヒーローとして戦います。
後に「武林」という古代中国をモチーフとした勢力も登場し、オンライン対戦では4勢力と出会うことになります。
ご了承ください。
バトルシステム
強い相手と戦う場合、お互いのブロック・攻撃方向を決める「スタンス」というシステムが重要になります。
- 上
- 右
- 左
の3方向にスタンスを切り替え、敵の攻撃と同方向のスタンスなら、ブロックが可能。
相手の攻撃スタンスは、視認できます。
ただし、フェイントやブロック不能攻撃、掴み攻撃などを織り交ぜながら戦うため、駆け引きが重要になります。
ストーリー
1人プレイができるストーリーモードが用意されています。
どれか1つの勢力に加わるのではなく、3勢力それぞれのストーリーを順番に追うことになります。
章によって操作キャラが変わり、プレイすることで大体の操作方法を理解できるようになります。
オンラインマルチプレイ
- 1vs1
- 2vs2
- 4vs4
など、様々なルールでオンラインマルチプレイができます。
1vs1に関しては、NPC を相手にして戦うことも可能です。
2vs2以上の人数の場合、敵側をNPCにすることはできますが、味方はプレイヤーになります。
最もにぎわいのある4vs4ルールの「ドミニオン」は、敵も味方も大量の NPC の兵士が入り乱れて戦います。
良い点
駆け引きの熱いバトル
乱戦・混戦も楽しいゲームですが、1対1でのジリジリとした読み合いが熱いと感じました。
上ガードすれば防げるな。
掴み攻撃か!回避しないと!
攻撃当たっちゃった。
うまいなぁ。
こんな感じに白熱したバトルが楽しめました。
逆にこちらが読み勝って刺せたりもしました。
オンラインプレイで実際のプレイヤーと対峙してこそ、今作の魅力を存分に感じられると思います。
カッコいいヒーローたち
ヒーローたちのキャラクター造形や覚悟、動き等、カッコいいところが多々ありました。
特にお気に入りキャラは、↑画像中央の女剣士・大蛇(おろち)。
物語でも重要なポジションで、そのキビキビとした動きに見惚れます。
キャラクターのモーションは、すべて実際の武術家の動きをキャプチャーしているようです。
リアリティがありつつも見栄えの良い、素晴らしい動きでした。
キュッと後方にかわしつつ突き攻撃を繰り出せるのが、カッコよくて好きです。
美麗なグラフィック
と言いたくなる、グラフィックへのこだわり。
特に今作では「和」をモチーフにした景観も多くあり、大変うれしかったです。
また、これだけグラフィックに力を入れているのにも関わらず、オンライン対戦も問題なくプレイできた点もスゴイと思いました。
不満点
わかりづらいストーリー
おそらく今作は「3つの異なる文化の種族が1つに集まり戦ったら?」というようなコンセプトで作られた作品だと思います。
そのコンセプトありきなのでしょうが、今作のストーリーは意味がよくわからない部分が多く感じました。
1人1人の登場人物は、覚悟もありカッコいいと感じた人も多いのですが・・・。
そんな事して何の意味が?
あの人、あの後どうなったの?
そんな疑問が絶えません。
雑多な要素でハードルが高い
- オンライン対戦の選択肢が多い
- ヒーローの選択肢が多い
- 技や動き(ムーブ)が多い
- そもそもトップメニューがわかりづらい
- どれが DLC で、どれが課金せずに使える要素かわかりづらい
などなど、ゲームを起動して表示・提供される要素が多すぎます。
何から手を付ければいいんだろう?
と思ってしまいました。
と言うか、今現在もよくわかっていない要素がまだあります。
気合を入れて始めてしまえば、楽しめる部分は見つかる作品だと思います。
が、いかんせん入り口が雑多すぎて「ルーキーお断り」みたいな雰囲気は否めません。
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 | 約25時間 |
トロフィー 状況(記事作成時現在) | 18%(本編のみ) |
トロコン 難易度 | 非常に難しい |
総評
読み合っての武器のぶつかり合いが熱いゲームです。
ストーリーは期待しないほうが良いでしょう。
今作のメインはオンライン対戦です。
ただし、オンライン人口自体があまり多くないようで、なかなかマッチングしない作品であることは覚えておきましょう。
オンライン関連のトロフィーも多く、コンプにはかなりの根気が必要だと思います。
トロコン を目指す場合は、その点も注意を。
操作を覚え、攻撃の選択肢を覚え、敵を知る。
ちゃんと楽しむためには学ぶことも多い作品ですが、そこを抜けると急に楽しくなると思います。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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