罠を仕掛け、侵入者を撃退する。
誰であろうが、容赦なく「悪」を遂行するトラップ悪ション(トラップアクション)『影牢 〜ダークサイド プリンセス〜』をレビューします。
シリーズ1作目は『刻命館』。
その続編『影牢 ~刻命館 真章~』でシステムが確立されたらしい。
基本的なコンセプトは、
- 善人だろうがクズだろうが、侵入者はみんな「敵」
- 敵を罠にはめて殺戮する
- 主人公は攻撃手段を持たない
このような内容であるため、プレイヤーの好みは分かれると思われる。
俺は今作しかプレイしてないので、前作までとの比較はできない。
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目次
概要
発売日 | 2014年2月27日 |
発売元 | コーエーテクモゲームス |
開発元 | コーエーテクモゲームス |
ハード | プレイステーション3、PS VITA |
ジャンル | トラップ悪ション |
CERO | D(17才以上対象) |
公式サイト | 影牢 〜ダークサイド プリンセス〜 |
画像の出典 | 画像は全て、ハード本体のスクリーンショット機能で撮影したもの |
ゲーム内容
主人公は、封印された魔神の娘・レグリナ。
魔神が生み出した3人のしもべ(メディウム)とともに、魔神復活のための活動を開始する。
実際に敵と相対するのはレグリナのみで、メディウムたちは直接介入できない。
設置できるトラップは壁・床・天井それぞれに数多く用意されている。
各トラップの動き、そのトラップを当てた事による敵のリアクションを考慮し、上手く繋がるように設置する。
罠にはチャージ時間が設定されており、設置直後や一度起動してからは、その時間だけ待つ必要がある。
起動は全て×ボタンで行い、割り当てた順番に起動する。
敵は、基本的にレグリナに向かって来る。
次々と来る侵入者たち(最多で同時に3人まで)を上手く誘導し、罠に嵌め、倒して行く。
トラップはそれぞれ「華麗」「残虐」「屈辱」のカテゴリーに分けられており、効果的に使うことでカテゴリー毎のポイントが入る。
そのポイントが貯まれば、そのカテゴリーの新たなトラップが開放される仕組み。
良い点
ハマる罠嵌めアクション
今作の最大の特徴であり、売り。
罠ハメが最高に楽しい!
ねらい通りに動き、ねらい通りに繋がり、キッチリ決まると非常に気持ちがいい。
パズル的な要素があり、マス目で管理されるのでわかりやすい。
フィールド内にはトラップではない仕掛けもあり、上手く利用することでポイントも入る。
「ウィザードギア」と呼ばれる大仕掛けは、フィニッシュに使えばカッコいい特殊演出も入る。
その代わり、とっても残虐。

ウィザードギアに当てた瞬間 ここで×を押せば特殊フィニッシュが見れる
爽快!アーマーブレイク!
甲冑などを着ている敵は、防御力が高く、特定のトラップを無効化してしまう。
ただし、弱点属性が設定されており、その弱点のトラップを当ててから吹っ飛ばすと、鎧がはじけ飛ぶ。
この「アーマーブレイク」は、今作では大事な要素であり、これをねらっていかないと難度は高くなる。
鎧がはじけ飛ぶ様は爽快で、男も女も肌着になり、防御力も無くなる。
ねらわない手はないでしょう!

姫様が邪魔だが、後ろの敵をアーマーブレイクした瞬間
敵のプロフィールが細かい
遭遇する敵1人1人にプロフィールが設定されており、その敵がどんな人物なのか窺い知ることができる。
プロフィールは、メインメニューの「ミュージアム」→「エネミーリスト」でも参照できる。
甲冑キャラの場合、弱点属性やアーマーブレイク後の姿も確認できる。
達成感と勉強の両立「メディウムのお願い」
3人のメディウムは、それぞれ「華麗」「残虐」「屈辱」を司っている。
それぞれのポイントは、彼女たちがステージ毎に依頼してくる「お願い」をクリアすることでも獲得できる。
最初のうちは指定のトラップに当てるだけだったのが、「ウィザードギアフィニッシュ」の達成や、指定のトラップで指定のキャラのトドメを刺す等、その「お願い」は段階的に難しくなる。
自然とトラップの扱い、立ち回り方が身に付く。
その他の良い点
- PS3←→VITAのクロスセーブが容易
- 自由に敵とステージを設定する「フリーバトル」が、練習に最適
- 様々な条件に挑戦する100の「ミッション」。ただし、後半は激ムズ
- 敵キャラが個性的。逆に、レグリナの魅力は低い。
不満点
あっさりストーリー
戦闘パートの密度に反し、ストーリーは驚くほどあっさり。
一応、 マルチエンディング ではあるが、その差も大したもんじゃない。
イベントは全て、絵とテキストのみ。
チャプター選択ができない
先ほど述べた「メディウムのお願い」は、ストーリーに沿って、チャプター毎に出題される。
「お願い」を達成できずにそのステージをクリアした場合、未達成のまま進行し、次のチャプターでは別の「お願い」が出題される。
未達成の「お願い」をクリアするためには、一度エンディングまで到達するしかなくなる。
状態異常系攻撃を扱う敵
敵の一部に、氷結やスロウガス等を噴射し、こちらを状態異常にする銃を扱う者がいる。
当たれば必ず状態異常になり、こちらの動きが著しく制限される。
こいつらがいると、かなり爽快感を削がれる。
しかもアーマー持ち。
というか君たち、世界観に合ってなくない?
プレイ状況
ソフトウェア | ダウンロード版 |
プレイ時間 | 不明 |
シリーズのプレイ状況(みなと) | なし |
トロフィー 状況 | 68% |
トロコン 難易度 | かなり難しい。ネット環境必須トロフィーあり |
総評
ストーリーの薄さは気になるところだが、今作の重点は何と言っても「トラップ」。
このアクション部分はとても楽しいし、ステージ毎に特色があり、上手く利用するのもおもしろい。
やたら濃い敵キャラたちも良い。
善人でも容赦なく殺さねばならないので、苦手な人は注意。
まぁ、敵は悪人が多いんだが。
なお、アップデート前と後では快適性が段違いらしいので、今作をプレイする方はアップデート必須。
今作のバージョンアップ版『もう1人のプリンセス』にデータ引き継ぎも可能なので覚えておこう。
機種が違っても。クロスセーブ機能を使えばデータ引き継ぎ可能。
今作で解放したトラップやコスチューム、アビリティが引き継がれる。
レビュー
総合評価 | |
シナリオ | |
操作性 | |
システム | |
キャラクター | |
ビジュアル | |
音楽 |
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